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332 僕達、家族になりました!!
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「と、ここまでが私達の思いなのだが。これは私達の想いであって、レン達がどう思っていて、その結果がどうなのか。私達はレン達の考えを聞き、レン達の考えに応えると決めている」
ローレンスさんは話しを続けます。というか最初に謝られちゃいました。この街へ連れて来てすまなかったって。何で? って思っていたら、ディアブナス達のことだったよ。
まさか僕達がこの街へ来てすぐに、こんな大事件が起きるなんて、しかもみんな死んでしまったかもしれない。そんな大きな事件が起きた場所に連れて来てしまったって。
それの事で謝られるなんて、思ってもいませんでした。だってディ達のことは、ローレンスさん達のせいじゃないでしょう? ていうか全く関係なかったわけだし。
まさかコレイションがディアブナスを復活させ、世界を手に入れようとしているなんて。そんな危険なことをする人が出てくるなんて、そんなの誰にも分からないし、そう簡単には止められない。
だからローレンスさんさんが謝ることなんて何もないよ。僕がそう考えていると、同じようなことをスノーラがローレンスさん達に言ってくれました。そしてそれを聞いて、ルリとアイスが、うんうん頷いて。もちろん僕もね。
それでも危険な場所に連れて来てしまったことには変わらない、なんていうローレンスさん。僕はすぐのダメって言いました。
「みんなぶじ。だかりゃ、もんだいにゃい。あやまりゅだめ。も、おわり」
僕達の反応のに、ローレンスさんがちょっと驚いた顔をしたよ。何で? だって本当のことでしょう。誰が悪いんなんてないんだから。悪いのはコレイション達。だからこの話しは終わり。
フンッ! とソファーの上に立って胸を張る僕、僕を真似するルリとアイス。
「あなた、レン達もこう言ってくれているのだから。この話しは終わりにしましょう。話しを進めましょう。レン、ルリちゃんもアイスちゃんもありがとう」
「もんだいにゃい!」
『うん、問題ない!』
『なしなの!!』
「あ、ああ、ありがとう」
ローレンスさんがまたまた困った顔をして笑っていました。
「だがしかし、これは大切なことなんだったんだ。もしこのことで、レン達がこの街を嫌になっていて、森へ帰ると考えていたら。それを聞いておこうと思ってな」
そうか。ローレンスさんは、僕達のディアブナスへの恐怖を考えてくれたんだね。色々あり過ぎたから、その印象が残っていて、この街自体から離れたいと思っちゃっていたら。街にいたくないんじゃ、家族になるならないの前の問題だもんね。
でも、そんなに心配しなくても、僕達はこの街のことも、ローレンスさん達のことも、嫌になったりなんかしないよ。コレイションやディアブナス、良い人のふりをして近づいてきたジャガルドは嫌いだけど。
と、僕がその話しをする前に、ルリとクルクルがローレンスさんに、今僕が考えていたことと、同じようなことを話してくれました。
『ルリ、嫌いなのはコレイションとジャガルドとディアブナス。それから他の悪い奴らは嫌い。でも他はみんな好き』
『うん、ボクもなの! 悪い人は嫌いだけど、悪い人だけ嫌いなの。ねぇ、レン、何でみんな心配なお顔してるなの? 変なの』
『『ねぇ』』
アイス達にねぇってされて、慌てて僕もねぇってします。
『どうだ? おまえ達はかなり心配しているようだが、レン達はさほど、というか全然気にしていないだろう? 悪は悪、自分達にとって危険でないものに対して、嫌だというような気持ちなど持っていない。お前達は心配しすぎなのだ』
「そうか、そうか…」
ローレンスさん、僕達の話しを聞いて、とっても安心したような顔をしました。それからすぐにキリッとした顔になって。
そうしてついに本題です。いや、今までも本題だったけど。
「レン、スノーラ、ルリ、アイス。私達の家族になってくれるだろうか?」
「あい!!」
『うん!!』
『うん、なの!!』
『我も問題はない』
部屋の中が一瞬静まり返ります。でもすぐにフィオーナさんがソファーから立ち上がると、僕とルリとアイスをまとめ抱きしめて。うん、潰されるかと思ったよね。せっかくデェアブナス達から助かったなのに、久しぶりに危険を感じました。
「くえっ!?」
『ぴえぇぇぇ』
『く、くるしいなの』
「フィオーナ、離すんだ!?」
「母さん、ストップストップ!?」
「あ~、あ~、顔が潰れてるよ」
「あ、あら、ごめんなさい。私嬉しいしくてつい」
慌ててローレンスさん達が止めてくれて、僕達ははぁはぁ。そしてみんながみんなを見合って。それからみんながニコニコに。
フィオーナさんの後はエイデンお兄ちゃんとレオナルドお兄ちゃんが、最後にしっかりとローレンスさんが、僕達を抱きしめてくれました。みんなその間も、ずっとニコニコだったよ。この街に来て1番にニコニコ。僕達は今日、本当の家族になりました。
まさか今日なるとは思っていなかったけど、無事に家族に慣れて良かったです。というか、さっきローレンスさん達に言ったこと。僕達も同じだったよね。そんなに心配しなくても良いのにって。
みんな考えていたことは同じで、でもみんなが心配しちゃって。全部が余計な心配だったよ。
話し合いの後は、急いでドラちゃん達の所へ。スノーラはこれからについてまだ話しがあるって、ローレンスさんもね。ただこの話しは、僕達にはあんまり関係ないっていうか、手続き的なことだから僕達はもうみんなの所に戻って良いって。
だから急いで戻ってドラちゃん達に、家族になったって報告しました。ドラちゃんもブローも、とっても喜んでくれたよ。フーリだけにはまだ話していなかったから、最初分からなくてきょとんとしていたけど。でもドラちゃん達から話しを聞いて、後で一緒に喜んでくれました。
あ~、良かったぁ。これで安心。僕達に新しい家族ができました!!
ローレンスさんは話しを続けます。というか最初に謝られちゃいました。この街へ連れて来てすまなかったって。何で? って思っていたら、ディアブナス達のことだったよ。
まさか僕達がこの街へ来てすぐに、こんな大事件が起きるなんて、しかもみんな死んでしまったかもしれない。そんな大きな事件が起きた場所に連れて来てしまったって。
それの事で謝られるなんて、思ってもいませんでした。だってディ達のことは、ローレンスさん達のせいじゃないでしょう? ていうか全く関係なかったわけだし。
まさかコレイションがディアブナスを復活させ、世界を手に入れようとしているなんて。そんな危険なことをする人が出てくるなんて、そんなの誰にも分からないし、そう簡単には止められない。
だからローレンスさんさんが謝ることなんて何もないよ。僕がそう考えていると、同じようなことをスノーラがローレンスさん達に言ってくれました。そしてそれを聞いて、ルリとアイスが、うんうん頷いて。もちろん僕もね。
それでも危険な場所に連れて来てしまったことには変わらない、なんていうローレンスさん。僕はすぐのダメって言いました。
「みんなぶじ。だかりゃ、もんだいにゃい。あやまりゅだめ。も、おわり」
僕達の反応のに、ローレンスさんがちょっと驚いた顔をしたよ。何で? だって本当のことでしょう。誰が悪いんなんてないんだから。悪いのはコレイション達。だからこの話しは終わり。
フンッ! とソファーの上に立って胸を張る僕、僕を真似するルリとアイス。
「あなた、レン達もこう言ってくれているのだから。この話しは終わりにしましょう。話しを進めましょう。レン、ルリちゃんもアイスちゃんもありがとう」
「もんだいにゃい!」
『うん、問題ない!』
『なしなの!!』
「あ、ああ、ありがとう」
ローレンスさんがまたまた困った顔をして笑っていました。
「だがしかし、これは大切なことなんだったんだ。もしこのことで、レン達がこの街を嫌になっていて、森へ帰ると考えていたら。それを聞いておこうと思ってな」
そうか。ローレンスさんは、僕達のディアブナスへの恐怖を考えてくれたんだね。色々あり過ぎたから、その印象が残っていて、この街自体から離れたいと思っちゃっていたら。街にいたくないんじゃ、家族になるならないの前の問題だもんね。
でも、そんなに心配しなくても、僕達はこの街のことも、ローレンスさん達のことも、嫌になったりなんかしないよ。コレイションやディアブナス、良い人のふりをして近づいてきたジャガルドは嫌いだけど。
と、僕がその話しをする前に、ルリとクルクルがローレンスさんに、今僕が考えていたことと、同じようなことを話してくれました。
『ルリ、嫌いなのはコレイションとジャガルドとディアブナス。それから他の悪い奴らは嫌い。でも他はみんな好き』
『うん、ボクもなの! 悪い人は嫌いだけど、悪い人だけ嫌いなの。ねぇ、レン、何でみんな心配なお顔してるなの? 変なの』
『『ねぇ』』
アイス達にねぇってされて、慌てて僕もねぇってします。
『どうだ? おまえ達はかなり心配しているようだが、レン達はさほど、というか全然気にしていないだろう? 悪は悪、自分達にとって危険でないものに対して、嫌だというような気持ちなど持っていない。お前達は心配しすぎなのだ』
「そうか、そうか…」
ローレンスさん、僕達の話しを聞いて、とっても安心したような顔をしました。それからすぐにキリッとした顔になって。
そうしてついに本題です。いや、今までも本題だったけど。
「レン、スノーラ、ルリ、アイス。私達の家族になってくれるだろうか?」
「あい!!」
『うん!!』
『うん、なの!!』
『我も問題はない』
部屋の中が一瞬静まり返ります。でもすぐにフィオーナさんがソファーから立ち上がると、僕とルリとアイスをまとめ抱きしめて。うん、潰されるかと思ったよね。せっかくデェアブナス達から助かったなのに、久しぶりに危険を感じました。
「くえっ!?」
『ぴえぇぇぇ』
『く、くるしいなの』
「フィオーナ、離すんだ!?」
「母さん、ストップストップ!?」
「あ~、あ~、顔が潰れてるよ」
「あ、あら、ごめんなさい。私嬉しいしくてつい」
慌ててローレンスさん達が止めてくれて、僕達ははぁはぁ。そしてみんながみんなを見合って。それからみんながニコニコに。
フィオーナさんの後はエイデンお兄ちゃんとレオナルドお兄ちゃんが、最後にしっかりとローレンスさんが、僕達を抱きしめてくれました。みんなその間も、ずっとニコニコだったよ。この街に来て1番にニコニコ。僕達は今日、本当の家族になりました。
まさか今日なるとは思っていなかったけど、無事に家族に慣れて良かったです。というか、さっきローレンスさん達に言ったこと。僕達も同じだったよね。そんなに心配しなくても良いのにって。
みんな考えていたことは同じで、でもみんなが心配しちゃって。全部が余計な心配だったよ。
話し合いの後は、急いでドラちゃん達の所へ。スノーラはこれからについてまだ話しがあるって、ローレンスさんもね。ただこの話しは、僕達にはあんまり関係ないっていうか、手続き的なことだから僕達はもうみんなの所に戻って良いって。
だから急いで戻ってドラちゃん達に、家族になったって報告しました。ドラちゃんもブローも、とっても喜んでくれたよ。フーリだけにはまだ話していなかったから、最初分からなくてきょとんとしていたけど。でもドラちゃん達から話しを聞いて、後で一緒に喜んでくれました。
あ~、良かったぁ。これで安心。僕達に新しい家族ができました!!
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