62 / 446
第3章 蓬莱家で住み込みのお仕事
061★貯金や預金をするならば………
しおりを挟む
車が静かに発進し、街中をゆっくりと走り始めて直ぐに、和輝は運転席にいるボディーガードの1人に声を掛けた。
「わりぃーんだけど、どこか
銀行に寄ってもらえるか?
契約金と月給を預けてぇーんだ
大金を持って歩くのって
好きじゃねぇーし
今は必要じゃねぇーからよ」
和輝からの言葉に、運転席にいるボディーガードが、コクッと頷く。
「理解(わか)りました
何処でも良いんてすか?」
ゴツイ見掛けと違って、丁寧な口調での問いかけに、和輝はあっさりと頷く。
「ああ、ここら辺に在る
銀行の通帳は、ほとんど
持っている
っても、3ヵ所くらいしか
持っていないけどな」
その和輝の発言に、優奈がパッと瞳を輝かせて言う。
「ねぇ…お兄ぃちゃん…
預けるなら……優奈は
新しく出来た☆☆銀行が
良いと思うなぁ~………
あそこって…この街に
新しく進出して来たばかり
だからねぇ~………
新しい顧客獲得の為にぃ~……
色々なキャンペーンを
してるんだよぉ~……
たしか、来週からならぁ………
ディ○ニーの春ピクニック
セットがもらえるしぃ~……
ねっ…だから、お金を預ける
なら☆☆銀行にしようよぉ~…」
☆☆銀行ねぇ~…ああ……
あの跡地に出来たヤツだな
顧客獲得の為に、そういう
キャンペーンやっているのか
ふむ、どうせ新しい口座作るなら
たしかに、良いかもな
優奈の言葉に反応した真奈も、同じように兄である和輝に言う。
「あっ…ソレ私も知っているよ
あのセットはねぇ…ちょっと
どころじゃなく、お得感が
あるもんね……
キャラクターグッズが好きな
ヤツに売れば、それなりの
金額になるしね」
ふむ、キャラクターグッズ好きの
優奈のみならず
そういうモンには、普段はあまり
興味をもたない真奈がまでが
こんな顔して言うんだから
結構良いかもしんねぇーな
どうせなら、なんらかの
オマケが付いた方が
楽しいしな
「☆☆銀行かぁ………
たしかに、あそこのは
まだ通帳持ってなからなぁ……
今日はもう遅いし、学校の都合を
考えると、学生の俺には
どうやったって営業時間には
間に合わないな
しょーがーねぇー…来週にでも
学校を遅刻か早退して行くか?」
「わぁ~い…やったぁ~……
お兄ぃちゃん大好きぃ~」
「和兄ぃってば、話せるぅ」
和輝と双子の妹、優奈と真奈の嬉々とした会話に、今までずっと黙って聞いていた桜は、首をまるでフクロウのようにクルリンッと大きく傾げる。
「なぁ~…和輝…それはなんだ?」
郵便局の郵便貯金や銀行の定期預金とは一切縁の無い暮らしをしていた桜には、3人の会話内容が理解(わか)らなかった。
が、しかし、有名なキャラクターグッズの話しに、桜は興味を持った。
「わりぃーんだけど、どこか
銀行に寄ってもらえるか?
契約金と月給を預けてぇーんだ
大金を持って歩くのって
好きじゃねぇーし
今は必要じゃねぇーからよ」
和輝からの言葉に、運転席にいるボディーガードが、コクッと頷く。
「理解(わか)りました
何処でも良いんてすか?」
ゴツイ見掛けと違って、丁寧な口調での問いかけに、和輝はあっさりと頷く。
「ああ、ここら辺に在る
銀行の通帳は、ほとんど
持っている
っても、3ヵ所くらいしか
持っていないけどな」
その和輝の発言に、優奈がパッと瞳を輝かせて言う。
「ねぇ…お兄ぃちゃん…
預けるなら……優奈は
新しく出来た☆☆銀行が
良いと思うなぁ~………
あそこって…この街に
新しく進出して来たばかり
だからねぇ~………
新しい顧客獲得の為にぃ~……
色々なキャンペーンを
してるんだよぉ~……
たしか、来週からならぁ………
ディ○ニーの春ピクニック
セットがもらえるしぃ~……
ねっ…だから、お金を預ける
なら☆☆銀行にしようよぉ~…」
☆☆銀行ねぇ~…ああ……
あの跡地に出来たヤツだな
顧客獲得の為に、そういう
キャンペーンやっているのか
ふむ、どうせ新しい口座作るなら
たしかに、良いかもな
優奈の言葉に反応した真奈も、同じように兄である和輝に言う。
「あっ…ソレ私も知っているよ
あのセットはねぇ…ちょっと
どころじゃなく、お得感が
あるもんね……
キャラクターグッズが好きな
ヤツに売れば、それなりの
金額になるしね」
ふむ、キャラクターグッズ好きの
優奈のみならず
そういうモンには、普段はあまり
興味をもたない真奈がまでが
こんな顔して言うんだから
結構良いかもしんねぇーな
どうせなら、なんらかの
オマケが付いた方が
楽しいしな
「☆☆銀行かぁ………
たしかに、あそこのは
まだ通帳持ってなからなぁ……
今日はもう遅いし、学校の都合を
考えると、学生の俺には
どうやったって営業時間には
間に合わないな
しょーがーねぇー…来週にでも
学校を遅刻か早退して行くか?」
「わぁ~い…やったぁ~……
お兄ぃちゃん大好きぃ~」
「和兄ぃってば、話せるぅ」
和輝と双子の妹、優奈と真奈の嬉々とした会話に、今までずっと黙って聞いていた桜は、首をまるでフクロウのようにクルリンッと大きく傾げる。
「なぁ~…和輝…それはなんだ?」
郵便局の郵便貯金や銀行の定期預金とは一切縁の無い暮らしをしていた桜には、3人の会話内容が理解(わか)らなかった。
が、しかし、有名なキャラクターグッズの話しに、桜は興味を持った。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
373
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる