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Family Pretend
処女
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SNSは元々少し利用していたけれど、大体は見る専で自分が主になって使うことはなかった。
けれど、自分に『可愛い』をくれる人がいるならと思い、あの時1番拡散力がある気がしたSNSでアカウント登録して、自分の承認欲求を満たすことにした。
そこではイメプやちょっと肌色が多い写真を載せたりして、いつも関わる人たちよりもちょっと大人な年齢の人たちと関わり、同級生からも家族からも貰えない『可愛い』と『綺麗』をたくさん貰った。
そんな中、中学生時代の無子の糞真面目な性格で登録したメールアドレスを百嘘ちゃんにアカウント検索されてフォロー申請が送られてきた。
もちろんブロック。
学校でもその話を聞かれたり、偽垢作ったり、男友達のアカウントを使って覗こうとしてきたので私は別垢を作り、そこで悠々自適にSNSライフを送らせてもらっていると、DMで仲良くさせてもらっていたフォロワーさんに会うことになった。
多分、ここから無子の中での愛がバグり始めてきたんだと思う。
その日はお昼に無子の好きな餃子を食べようということになっていて、生理がデート当日の朝に終わった無子は自分が持ってる中で1番可愛いお花の刺繍があるセットの下着を着てるんるんだった。
そんな無子自身、遅れるつもりで待ち合わせ場所に向かった訳じゃないけれど、なんだかいつも集合時間を過ぎてしまう性分なのでこの日も10分くらい遅れた。
それでもそのフォロワーさんのしーくんは怒ったりせずに餃子屋さんへ連れていってくれたり、軽くぶらぶらとお散歩したり、恋人っぽいプリクラも撮ってくれた。
その時したキスがファーストキスで、柔らかさに驚いた無子は腰が引けてるプリを撮られた。
そうやって恋人ごっこをしてもらった無子は自分の欠けてた愛情をどんどん埋めてもらい、くだらない恋を始めた。
そして、その日のデートで行ったカラオケ屋さんでしーくんと約束していた無子の処女をあげることになった。
けど、無子は生理後で入り口が痛すぎて断念。
そして少し昼寝をして、解散。
それからしーくんとはメッセージでやりとりはしていたけれど、しーくん側の会えないが多かったので自然とやりとりが減って自然消滅。
そこから無子は会って好きを貰うということが1番自分の嬉しいことと気づき、出会い系を始めた。
その頃は性のことはある程度知ってて、自分で満たすのがちょっと不満になっていた時期だったから暴走モード。
もしかしたら、いつもよりちょっと寒い冬だったからかもしれない。
そんなこんなで知り合ったのはねねくん。
ねねくんは、学歴が良くお金もある大学生だったけど、私的には顔がイマイチでタイプではなかった。
しーくんは塩顔イケメンで写真で見た時よりもイケメンと思ったから緊張はしたけれど、ねねくんはとろけた猫みたいな優しい顔とちょっと癇に障る言葉遣いをする人だったからちゃんと好きにはならなかった。
けど、ねねくんは年下の無子を彼女にして遠距離恋愛を楽しんでいた。
その中で無子の体も楽しんでいた。
無子の中ではしーくんが処女喪失の人だけど、ねねくん的には自分だったらしい。
だからこそ、無子のことを大切にしていてよくメッセージをくれた。
それが嬉しくて無子はねねくんの好きな歌や物を知って、しっかり彼氏を知っていこうと思っていた。
でも、その中でねねくんの言葉が引っかかる。
「高校は国立?」
「勉強はどのくらい出来るの?」
「彼女は頭良くないときつい。」
…嫌い。
そういう癇に障る一言一言で無子は、ねねくんに染まることが嫌になった。
無子自身、もともと学校は嫌いで、しかも勉強はもっと嫌い。
夏休みの宿題なんか1年の時からサボって落ちない単位を落とされるところだった。
そんな私に国立学校?
というより、この人と付き合っていくために勉強しないといけないの?
その気持ちが大きくなって無子は違う人を探すために少し休んでいた出会い系の掲示板をまた開き、初めて自分の中でちゃんと恋をした人に出会った。
環流 虹向/子宮が疼く愛が欲しい
けれど、自分に『可愛い』をくれる人がいるならと思い、あの時1番拡散力がある気がしたSNSでアカウント登録して、自分の承認欲求を満たすことにした。
そこではイメプやちょっと肌色が多い写真を載せたりして、いつも関わる人たちよりもちょっと大人な年齢の人たちと関わり、同級生からも家族からも貰えない『可愛い』と『綺麗』をたくさん貰った。
そんな中、中学生時代の無子の糞真面目な性格で登録したメールアドレスを百嘘ちゃんにアカウント検索されてフォロー申請が送られてきた。
もちろんブロック。
学校でもその話を聞かれたり、偽垢作ったり、男友達のアカウントを使って覗こうとしてきたので私は別垢を作り、そこで悠々自適にSNSライフを送らせてもらっていると、DMで仲良くさせてもらっていたフォロワーさんに会うことになった。
多分、ここから無子の中での愛がバグり始めてきたんだと思う。
その日はお昼に無子の好きな餃子を食べようということになっていて、生理がデート当日の朝に終わった無子は自分が持ってる中で1番可愛いお花の刺繍があるセットの下着を着てるんるんだった。
そんな無子自身、遅れるつもりで待ち合わせ場所に向かった訳じゃないけれど、なんだかいつも集合時間を過ぎてしまう性分なのでこの日も10分くらい遅れた。
それでもそのフォロワーさんのしーくんは怒ったりせずに餃子屋さんへ連れていってくれたり、軽くぶらぶらとお散歩したり、恋人っぽいプリクラも撮ってくれた。
その時したキスがファーストキスで、柔らかさに驚いた無子は腰が引けてるプリを撮られた。
そうやって恋人ごっこをしてもらった無子は自分の欠けてた愛情をどんどん埋めてもらい、くだらない恋を始めた。
そして、その日のデートで行ったカラオケ屋さんでしーくんと約束していた無子の処女をあげることになった。
けど、無子は生理後で入り口が痛すぎて断念。
そして少し昼寝をして、解散。
それからしーくんとはメッセージでやりとりはしていたけれど、しーくん側の会えないが多かったので自然とやりとりが減って自然消滅。
そこから無子は会って好きを貰うということが1番自分の嬉しいことと気づき、出会い系を始めた。
その頃は性のことはある程度知ってて、自分で満たすのがちょっと不満になっていた時期だったから暴走モード。
もしかしたら、いつもよりちょっと寒い冬だったからかもしれない。
そんなこんなで知り合ったのはねねくん。
ねねくんは、学歴が良くお金もある大学生だったけど、私的には顔がイマイチでタイプではなかった。
しーくんは塩顔イケメンで写真で見た時よりもイケメンと思ったから緊張はしたけれど、ねねくんはとろけた猫みたいな優しい顔とちょっと癇に障る言葉遣いをする人だったからちゃんと好きにはならなかった。
けど、ねねくんは年下の無子を彼女にして遠距離恋愛を楽しんでいた。
その中で無子の体も楽しんでいた。
無子の中ではしーくんが処女喪失の人だけど、ねねくん的には自分だったらしい。
だからこそ、無子のことを大切にしていてよくメッセージをくれた。
それが嬉しくて無子はねねくんの好きな歌や物を知って、しっかり彼氏を知っていこうと思っていた。
でも、その中でねねくんの言葉が引っかかる。
「高校は国立?」
「勉強はどのくらい出来るの?」
「彼女は頭良くないときつい。」
…嫌い。
そういう癇に障る一言一言で無子は、ねねくんに染まることが嫌になった。
無子自身、もともと学校は嫌いで、しかも勉強はもっと嫌い。
夏休みの宿題なんか1年の時からサボって落ちない単位を落とされるところだった。
そんな私に国立学校?
というより、この人と付き合っていくために勉強しないといけないの?
その気持ちが大きくなって無子は違う人を探すために少し休んでいた出会い系の掲示板をまた開き、初めて自分の中でちゃんと恋をした人に出会った。
環流 虹向/子宮が疼く愛が欲しい
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