Happinessーハピネスー

 僕、五十嵐翔(いがらし・しょう)は高2の春、親の転勤で突如転校することになった。


 そんな僕が辿り着いた街はあまり聞きなれない場所だった。
 なのに設備が整いすぎていて、下手な地方都市よりも便利な、人口5000人くらいの小さな街。

 その街に一つだけある高校への初登校時、最初に受けた質問は衝撃的だった。

「君は体のどこが悪いの?」
「え……?」

 そして、僕はなぜそのようなことを問うと、驚くべき返答が帰ってきた。

「だって、ここの人口の約8割が5年以内の余命宣告を受けている人だからね」

 そう、僕が引っ越した町は政府が作った最期の”生”を謳歌するための市街地……いや、”死”街地だった!

 僕はそこで知り合った大切な仲間たちと日本一……いや、世界一濃い青春をして、冒険をする。

 ――さあ、僕たちの”幸せ”を探しに行こうー―
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