文字の大きさ
大
中
小
126 / 254
連載
281、ランチタイム
「心配はないわ。彼らは私たちを歓迎してくれたの」
「ああ、だな! エリス」
そんな二人に姿に仲間たちは一様に首を傾げていた。
まだ半べそをかきながら、エイジを見上げるリアナ。
その姿を見て目のやり場に困る。
先程は、大騒ぎだったので意識をしていなかったが、リアナの肌着が水に濡れて体に張り付いている。
当然、エリスもそうだ。
「あ、あのさ。エリス、リアナ……とにかく、一度泉から上がって服を着ようぜ」
咳ばらいをしながらそう提案するエイジの言葉に、エリスもリアナも顔を真っ赤にして胸を隠した。
よく見るとオリビアやアンジェ、そしてシェリルも格好も相当きわどい。
美しい顔を真っ赤にする女騎士。
「ちょ! え、エイジなに見てるの!?」
エリスとリアナから顔を背けた拍子に、オリビアと目が合ったエイジ。
違う方向に目をそらすと今度は、アンジェと目が合って睨まれる。
モデルのようなオリビアと、妖精のようなアンジェの姿。
「もう! エイジが心配だから、みんな泉に飛び込んだのよ。馬鹿!」
「は……はは。みんなゴメン! とにかく早く服を着てくれ!!」
そう言って目を閉じるエイジを尻目に、泉を上がる女性陣。
エリクは泉の中でふんどし姿で仁王立ちして、隣のライアンの目を手で塞ぎながら自らも目を閉じている。
「さあ、ライアンは私に任せて早く!!」
シェリルが、その横を通り過ぎながら溜め息をついた。
「エリク先輩もその姿を早くなんとかするにゃ!」
「何故です!? シェリル!」
「ふみゃ~、いいから言うとおりにするにゃ!」
下着姿で泉の岸辺に立つエイジの肩に、リイムとミイムがとまった。
『どうして恥ずかしがるの?』
『人間って変なの~』
エイジは苦笑いをしながら。
『はは、そういうもんなんだよ』
リイムとミイムは、エイジに泉での話を聞きたがる。
エイジがウォータードルフィンたちのことを話すと、二人は驚いた顔をする。
『お母様やリカルド以外で、彼らに招かれるなんて』
『エイジ、凄いです!』
『偶々さ、俺の力というよりは何ていうかな、俺が生まれたところが特別なんだ』
エイジの答えに首を傾げる二人。
女性陣が服を着た後、腰の革袋から取り出したてぬぐいで体をふくと、エイジたちも服を着る。
「なあ、せっかくだからさ。ここで昼食にしないか? こんな綺麗な場所他にはないだろうし」
「そうね! 私は賛成よエイジ!」
真っ先にエイジの腕に抱きついて賛成するリアナを見て、頬を膨らますエリス。
本当は一番に賛成したかったのに、慎重な性格がいつもそれを妨げてしまう。
(もう! リアナったら)
「私も賛成よ。でも、エリクさんたちはお弁当はあるの?」
エリスの問いに、ライアンが豪快に笑うと。
「ああ、まさかパラサイトアントの討伐が、こんなに早く終わるとは思わなかったからな。俺たちも携帯食は持ってきてるぜ」
それを聞いてアンジェが頷くと。
「なら決まりね。ランチタイムにしましょ!」
「ええ、そうね」
「そうだにゃ!」
オリビアもシェリルも、その提案に同意した。
泉の傍で、フィアーナが作った弁当を食べるエイジたち。
一方で、エリクたちは警備隊の携帯食を口にする。
「「メグ!」」
時折、泉からジャンプする一頭のウォータードルフィンに、エイジとエリスは手を振った。
楽しそうに泉を泳ぎ回るメグ。
そんな中で、エイジは白王の事や封印や鍵の話をエリクたちに話した。
(少なくても、エリクさんとオリビアには話しておいた方がいいよな)
エイジはそう思った。
この討伐隊の責任者のエリク。
そしてもしあの鍵と呼ばれる剣が、奪われた遺物だとしたらオリビアは当事者である。
驚くオリビア。
「本当なの? エイジ! その鍵ってまさか……私とお兄様が奪われた箱に入ったものと同じものなのかしら」
「分からない。でも確かに俺とエリスは見たんだ。その男が、鍵と呼ばれる剣と封印と呼ばれる鞘を使って、とんでもない力を手にする姿を」
「ああ、だな! エリス」
そんな二人に姿に仲間たちは一様に首を傾げていた。
まだ半べそをかきながら、エイジを見上げるリアナ。
その姿を見て目のやり場に困る。
先程は、大騒ぎだったので意識をしていなかったが、リアナの肌着が水に濡れて体に張り付いている。
当然、エリスもそうだ。
「あ、あのさ。エリス、リアナ……とにかく、一度泉から上がって服を着ようぜ」
咳ばらいをしながらそう提案するエイジの言葉に、エリスもリアナも顔を真っ赤にして胸を隠した。
よく見るとオリビアやアンジェ、そしてシェリルも格好も相当きわどい。
美しい顔を真っ赤にする女騎士。
「ちょ! え、エイジなに見てるの!?」
エリスとリアナから顔を背けた拍子に、オリビアと目が合ったエイジ。
違う方向に目をそらすと今度は、アンジェと目が合って睨まれる。
モデルのようなオリビアと、妖精のようなアンジェの姿。
「もう! エイジが心配だから、みんな泉に飛び込んだのよ。馬鹿!」
「は……はは。みんなゴメン! とにかく早く服を着てくれ!!」
そう言って目を閉じるエイジを尻目に、泉を上がる女性陣。
エリクは泉の中でふんどし姿で仁王立ちして、隣のライアンの目を手で塞ぎながら自らも目を閉じている。
「さあ、ライアンは私に任せて早く!!」
シェリルが、その横を通り過ぎながら溜め息をついた。
「エリク先輩もその姿を早くなんとかするにゃ!」
「何故です!? シェリル!」
「ふみゃ~、いいから言うとおりにするにゃ!」
下着姿で泉の岸辺に立つエイジの肩に、リイムとミイムがとまった。
『どうして恥ずかしがるの?』
『人間って変なの~』
エイジは苦笑いをしながら。
『はは、そういうもんなんだよ』
リイムとミイムは、エイジに泉での話を聞きたがる。
エイジがウォータードルフィンたちのことを話すと、二人は驚いた顔をする。
『お母様やリカルド以外で、彼らに招かれるなんて』
『エイジ、凄いです!』
『偶々さ、俺の力というよりは何ていうかな、俺が生まれたところが特別なんだ』
エイジの答えに首を傾げる二人。
女性陣が服を着た後、腰の革袋から取り出したてぬぐいで体をふくと、エイジたちも服を着る。
「なあ、せっかくだからさ。ここで昼食にしないか? こんな綺麗な場所他にはないだろうし」
「そうね! 私は賛成よエイジ!」
真っ先にエイジの腕に抱きついて賛成するリアナを見て、頬を膨らますエリス。
本当は一番に賛成したかったのに、慎重な性格がいつもそれを妨げてしまう。
(もう! リアナったら)
「私も賛成よ。でも、エリクさんたちはお弁当はあるの?」
エリスの問いに、ライアンが豪快に笑うと。
「ああ、まさかパラサイトアントの討伐が、こんなに早く終わるとは思わなかったからな。俺たちも携帯食は持ってきてるぜ」
それを聞いてアンジェが頷くと。
「なら決まりね。ランチタイムにしましょ!」
「ええ、そうね」
「そうだにゃ!」
オリビアもシェリルも、その提案に同意した。
泉の傍で、フィアーナが作った弁当を食べるエイジたち。
一方で、エリクたちは警備隊の携帯食を口にする。
「「メグ!」」
時折、泉からジャンプする一頭のウォータードルフィンに、エイジとエリスは手を振った。
楽しそうに泉を泳ぎ回るメグ。
そんな中で、エイジは白王の事や封印や鍵の話をエリクたちに話した。
(少なくても、エリクさんとオリビアには話しておいた方がいいよな)
エイジはそう思った。
この討伐隊の責任者のエリク。
そしてもしあの鍵と呼ばれる剣が、奪われた遺物だとしたらオリビアは当事者である。
驚くオリビア。
「本当なの? エイジ! その鍵ってまさか……私とお兄様が奪われた箱に入ったものと同じものなのかしら」
「分からない。でも確かに俺とエリスは見たんだ。その男が、鍵と呼ばれる剣と封印と呼ばれる鞘を使って、とんでもない力を手にする姿を」
感想 665
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
異世界転移から始まるハーレム生活〜チートスキルを貰った俺は、妹と共に無双する〜
昼寝部 2XXX年、X月。
俺、水瀬アキトは戦争の絶えない地球で『戦場の悪魔』と呼ばれ、数多の戦で活躍していた。
そんな日々を過ごしていた俺は、ひょんなことから妹と一緒に異世界へ転移することになった。
その世界にはダンジョンが存在しており、ライトノベルなどで登場する世界観と類似していた。
俺たちはその世界で過ごすため女神様からチートスキルを貰い、冒険者となって異世界での生活を満喫することにした。
これは主人公の水瀬アキトと妹のカナデが異世界へ転移し、美少女たちに囲まれながら異世界で無双するお話し。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisanバーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。