生き返った俺は、今度こそ親友を救いたい


 『ルクスッ!』

 泣いて、悲鳴にも似た声であいつが俺を呼ぶ声がした。

 黒は恐ろしい災厄を招く色。
 それが常識であった世界で、そんな黒の色を持つ親友・ウェルトと共に旅をしていた俺・ルクスは、ウェルトを討伐しようとやってきた聖騎士にウェルトの目の前で殺されてしまう。

 そこで初めて、ウェルトが俺を好きだったことを知った。

 ウェルトは俺が死んだことで狂い、世界に災厄を振り撒き続けた。
 そんなウェルトの影響で生き返ることができた俺は、必死にウェルトを止めようとあとを追いかけ続けるも、ようやく辿り着けた先で誤ってウェルトの手で殺されてしまう。

 身を咽ぶような慟哭を最後に、次、俺が目を覚ました時には、ずっと求めてきた親友は心を壊し、全てを忘れ心を完全に閉ざしてしまっていた。

 ……何度も何度も泣いた。
 それでも側に居続けて千年。 

 やっぱりウェルトの愛は重たくて笑ってしまう。ーーだから俺も諦めない。

 何度殺されたって、遠ざけたって戻ってやる。
 心を壊してからも、お前がどれだけ俺を好きかわかってるから。
 どれだけ時間がかかっても、俺は必ずお前を救ってやる。

ーーー
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