帝国海軍の憂鬱。

軍事予算の審議の時期が近づき、
海軍の将官達は胃が痛くなる思いだった。
石原莞爾と東条英機は仲が良くないと
聞いていたが、海軍の予算のマイナス点を殊更に問いただしてくるのだ。

鋭い石原にメモ魔で記憶力の良い東条の
組み合わせは海軍にとって悪夢でしかなかった。

また問い詰められると思うと胃に穴が開きそうである。
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