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貴族挨拶
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次の日は、貴族への挨拶。
まず、伯爵から。
筆頭伯爵であるカデン様の実家を一番に、
そして、その後、実力がある伯爵3名の家を訪ねることにした。
カデン様の実家に行った。
「はじめまして、この度、公務をするために選ばれたシリアルと申します」
ここはあえて、公務をするだけを強調させないと、、カデン様がいるからあとあと面倒になる。あの人の親だから、、、、
「はじめまして。ヤナセ バックラーと申します。
カデンのために公務を受け取って、頂きありがとうございます。
シンス王太子とカデンは幼馴染で、昔から仲良しなんですよ。
2人の間に入る隙はありませんよ。
ですから、公務に専念してくださいね。」
「はい。承知しております。」
「そーいえば、修道院や孤児院を先に挨拶に行かれたと、、」
「私は子供が好きなので、一緒に遊びたくて、昨日伺いましたわ。
流石にドレスが汚れた状態で、貴族の皆様にお会いできませんもの。」
「そうですか。」
「孤児院や修道院は、大事なところですから、貴族の皆様が支援していただけると良いのですが、、、」
「そうですか。支援ね。
私は、修道院より、貿易に力を入れたいと思っています。」
「そうですか。どのような貿易でしょうか?」
「女性の好きな宝石や、男性も好きな時計、あとは、いろんな人が幸せになれるものを輸入するべきかと。」
「そうですね。それも大事ですね。」
「また、会議でいろんな話ができるといいですね。そろそろ失礼致しますね。」
次は、伯爵の3名の家に行った。
全て好意的だった。
「シリアル様が、正妃になって頂き、嬉しく思っています。今後ともよろしくお願いします。」
「早速、孤児院に行かれたのでしょう?ドレスが汚れても平気で、一緒になって走り回ってるって、、」
「さすがですね。もうお耳に、、」
「シリアル様は、子供が好きですものね。」
「可愛いですからね。一緒に走り回ってると楽しくて!
私、孤児院と修道院は、大事だと思っていまして、貴族の方々に支援して頂けると嬉しく思います。」
「もちろんです。うちの子供たちも時々、孤児院に行っていますわ。
バザーとかをしたら良いのではない?
と言っているのですが、なかなか実現できないようです。」
「バザーは良いですね。やりたいです。また相談させてください。」
次の日は、残りの伯爵に挨拶に行き、
その次の日は、侯爵、公爵
孤児院の件は、側妃のバックラー伯爵派は、うんとは言わなかった。
みんな揃って海の貿易をしたいと言っている。
自分の実家の公爵で、挨拶は終わった。
自分の実家に行くのに、一番緊張した。
「正妃としての挨拶に参りました。」
「ああ。頼む。公務は順調か?」
「はい。」
「そうか。ここに来る必要はない。
早く王宮に帰り、仕事をしなさい。
この家は、姉のシオリーナとルキトが支えて行く。
お前は嫁いだものだ。」
「はい。わかっております。一つ確認したいことがあります。
公爵として、海の貿易について、どのようにお考えがあるのでしょうか?」
「海の貿易は、有益だろうな。バックラー伯爵の考えに賛同だな。」
「そうですか。わかりました。」
「なら、早く帰って、仕事をしなさい。」
父が当主として挨拶に出ただけで、母は来なかった。
父も、シオリーナと母が待ってるからもう行くと言う。
馬車の中で、ため息をついた。
「シリアル様大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。メイカ。」
「今日は、お嬢様の好きなケーキを用意しておきますね」
「ありがとう」
海の貿易は、有益ではある。
でも、少し危険でもある。密輸ができやすい。
港の検問を少し強化するべきである。
今のところこの案は通らないだろうな。
側妃派が多い。
しかも、私の実家も側妃派になりつつある。
まず、伯爵から。
筆頭伯爵であるカデン様の実家を一番に、
そして、その後、実力がある伯爵3名の家を訪ねることにした。
カデン様の実家に行った。
「はじめまして、この度、公務をするために選ばれたシリアルと申します」
ここはあえて、公務をするだけを強調させないと、、カデン様がいるからあとあと面倒になる。あの人の親だから、、、、
「はじめまして。ヤナセ バックラーと申します。
カデンのために公務を受け取って、頂きありがとうございます。
シンス王太子とカデンは幼馴染で、昔から仲良しなんですよ。
2人の間に入る隙はありませんよ。
ですから、公務に専念してくださいね。」
「はい。承知しております。」
「そーいえば、修道院や孤児院を先に挨拶に行かれたと、、」
「私は子供が好きなので、一緒に遊びたくて、昨日伺いましたわ。
流石にドレスが汚れた状態で、貴族の皆様にお会いできませんもの。」
「そうですか。」
「孤児院や修道院は、大事なところですから、貴族の皆様が支援していただけると良いのですが、、、」
「そうですか。支援ね。
私は、修道院より、貿易に力を入れたいと思っています。」
「そうですか。どのような貿易でしょうか?」
「女性の好きな宝石や、男性も好きな時計、あとは、いろんな人が幸せになれるものを輸入するべきかと。」
「そうですね。それも大事ですね。」
「また、会議でいろんな話ができるといいですね。そろそろ失礼致しますね。」
次は、伯爵の3名の家に行った。
全て好意的だった。
「シリアル様が、正妃になって頂き、嬉しく思っています。今後ともよろしくお願いします。」
「早速、孤児院に行かれたのでしょう?ドレスが汚れても平気で、一緒になって走り回ってるって、、」
「さすがですね。もうお耳に、、」
「シリアル様は、子供が好きですものね。」
「可愛いですからね。一緒に走り回ってると楽しくて!
私、孤児院と修道院は、大事だと思っていまして、貴族の方々に支援して頂けると嬉しく思います。」
「もちろんです。うちの子供たちも時々、孤児院に行っていますわ。
バザーとかをしたら良いのではない?
と言っているのですが、なかなか実現できないようです。」
「バザーは良いですね。やりたいです。また相談させてください。」
次の日は、残りの伯爵に挨拶に行き、
その次の日は、侯爵、公爵
孤児院の件は、側妃のバックラー伯爵派は、うんとは言わなかった。
みんな揃って海の貿易をしたいと言っている。
自分の実家の公爵で、挨拶は終わった。
自分の実家に行くのに、一番緊張した。
「正妃としての挨拶に参りました。」
「ああ。頼む。公務は順調か?」
「はい。」
「そうか。ここに来る必要はない。
早く王宮に帰り、仕事をしなさい。
この家は、姉のシオリーナとルキトが支えて行く。
お前は嫁いだものだ。」
「はい。わかっております。一つ確認したいことがあります。
公爵として、海の貿易について、どのようにお考えがあるのでしょうか?」
「海の貿易は、有益だろうな。バックラー伯爵の考えに賛同だな。」
「そうですか。わかりました。」
「なら、早く帰って、仕事をしなさい。」
父が当主として挨拶に出ただけで、母は来なかった。
父も、シオリーナと母が待ってるからもう行くと言う。
馬車の中で、ため息をついた。
「シリアル様大丈夫ですか?」
「大丈夫よ。メイカ。」
「今日は、お嬢様の好きなケーキを用意しておきますね」
「ありがとう」
海の貿易は、有益ではある。
でも、少し危険でもある。密輸ができやすい。
港の検問を少し強化するべきである。
今のところこの案は通らないだろうな。
側妃派が多い。
しかも、私の実家も側妃派になりつつある。
応援ありがとうございます!
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