医鬼【病を喰らう鬼と陰陽師の怪異医術譚】

「病は、美しい」
――陰陽師の少女・蘇芳は、その歪んだ感情を誰にも言えなかった。
病を祓うべき都で、病人を救えない自分を抱えながら。
ある夜、彼女は封印された妖の首を盗んでしまう。それは病を喰らう鬼、慈眼。
二人は百八の病を追うことになるが――都に潜む"正しさの歪み"が、少しずつ牙を剥いていく。
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