婚約破棄をされた僕が愛した君を看取るまで。

「なんでレディントン伯爵はこの婚約を白紙に戻そうとしてるんだ! お金が必要なんだろう! 」

商人の三男である僕、デリック・ミルワードの元に、愛しい婚約者・フローラとの婚約破棄を告げる手紙が送られてきた。
差出人は、病弱な一人娘のために財をかき集めていたはずの貧乏伯爵。
この唐突な婚約破棄に納得できなかった僕は家を飛び出しーーー事故に遭い、幽霊になってしまった!?

どうして幽霊になってしまったのかは分からないけど、フローラが婚約破棄をしようとした理由だけはどうしても知りたい。
そう思った僕は、病で臥せるフローラの枕元に立ったんだけど。
……偶然、彼女を取り巻く殺意の存在に気がついて。

「フローラを死なせてたまるものか……!」

決意した僕は、唯一僕のことが見える実家お抱えの陽気な探偵を相棒に、事件解決へと乗り出した!

すれ違いから始まる、せつなくて、ミステリアスで、危険な事件。
ーーーたとえ死んでも、僕は君の事を愛しているよ。


※小説家になろう様でも連載中
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