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11.はじめて ★
しおりを挟む「……うん」
……正宗君は意地悪だ。
服が濡れてしまうぐらい興奮させられているのに断れるはずがない。
私の返事を聞いて正宗君は今までに見たことがない妖艶な笑みを口元に浮かべると、私を横抱きにして、そっとベッドの上に寝かせる。
正宗君もベッドの上に上がると、今度は正宗君が私に馬乗りになって私のパジャマをゆっくり脱がせて私を下着姿にさせる。
胸に、脇に、お尻に、太ももに。正宗君の視線を一身に感じる。
それがなんだか恥ずかしくて私はシーツで自分の体を隠そうとしたが、正宗君に取られてしまう。
「やだ……見ないで……恥ずかしい……」
「可愛い彼女の下着姿を見ない男がいるか?」
下着姿を異性に見られて恥ずかしいと思ったのはいつぶりだろうか。
あれだけセフレにあられもない姿を見せ続けてきて何も感じなかったというのに、下着姿を正宗君に見られただけでどうしようもなく体が疼いて仕方がない。
そう考えている間に正宗君は私の下着を剥ぎ取っていて私は生まれたままの姿を正宗君の目の前に晒していた。
「はぁ……綺麗だ……」
「いつのまに……!正宗君のエッチ!!」
正宗君は真面目で周りが下世話な話をしていても自分は絶対に混ざろうとしない。
私に対しても性的な雰囲気を出すことはなかったから、私はてっきり正宗君は性に対して淡白なのかと思っていた。
「私、こんな正宗君、知らない」
「そうだな、俺も知らなかった。彩だけにしか見せない俺の顔だ」
そう言って正宗君は私の唇をキスで封じる。
「ふっ……んあっ……んっ!」
「ははっ喘ぎ声も可愛いな」
そのままキスは首筋を伝って身体中に浴びせられる。
私は正宗君から与えられる熱と刺激の悦楽に耐えきれず魚のように体をくねらせ続けていた。
「もうシーツびしょびしょだな……」
そうして私の秘部に到達した正宗君は既に大きく膨らんだ私の赤い真珠を節くれだった指で優しく撫でる。
「ぁああぁっ!!!」
撫でられた箇所からまるで電流が走ったかのように快楽が身体中に広がる。
「たまらないな……」
正宗君もすでに全裸になっていて、私の目の前には正宗君のものが大きく張りつめていた。
正宗君のものは彼の大きな体格に見合った大きくて立派なもので、私の腕と同じ太さはあるのではないかと思うほどだった。
私ははじめてではないから多分痛くはないと思う。けど、こんなに大きいものを根元まで受け入れられるだろうかと私はぼんやりとした意識の中で考えた。
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