十回目の恋人
異世界に迷い込んだ天城愛李――アイリは、保護してくれた老婦人が娼館の主人らしいと気付き、生活費を払う代わりに娼婦として働く事にした。しかし、見目麗しい娼婦たちのなかで、貧相で少年のような容姿のアイリには指名が入らない。唯一、週末に必ずアイリを宿に招くセシルという青年だけが、愛李の客だった。
ただ、セシルは愛李を抱かず、話し相手としてしか見ていないようで、アイリはよき友人のようにも思っていた。そんな彼と会うのが八回目となったある日、別の男がアイリの客になろうとしたという話を聞いてから、彼の様子が急におかしくなった。九回目で、もっと奇妙なことになった。
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※全8話になりました。
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