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3章:異世界と日本との二重生活の始まり
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さて、お店について、メニューとにらめっこしながらパンケーキの上にいろんな果物がちりばめられてる物と、キルギスさんおすすめの紅茶にした。
焼き菓子はお持ち帰りにすることにした。この後、機関にも行くらしいのでお土産として。
「一応、会話が分からない様にごまかしてるから、何でも話していいよ」
と、注文したらそう言われたけれど、本当に松田さんの魔法はなんでもありで驚くより呆れる。
それはともかくとして。
「一応こちらに来ることにはなりましたけど、どれくらいの頻度がいいとかありますか?」
「特に決まりはないな。ただ、元気な顔を見せに来てくれるとうれしい」
いや、だからなんでそう、イケメン出してくるの…
「高梨さん、キャンプするんでしょ。それ、こっちの世界でやればいいよ。いつもどれくらいの頻度でキャンプしてるの」
と、松田さん…助けてくれるのはありがたいけどにやにやしないで欲しい。
「特にどれくらいで、とかないですね。今は違いますが、ストレス発散が主目的だったので」
「ふぅん。そっか。じゃあ頻度は任せるけど、あんまり間が空くとまたキルギスさんがおかしくなるからそこだけ注意してね」
「おかしくなるってなんだ…」
松田さんの言い分にキルギスさんが頭を抱えてるけど、実際問題神様にまで注意されるくらいだしね…それはここでは言わないけど。
「ま、せっかくこっちの世界に来たんだし、何か楽しみを見つけてくれるといいんだけど」
「そうだな。ユカの世界がどんなものか、松田に聞いた位だが…改善できることはするから何でも言って欲しい」
あー生活環境全く違うもんね。ただ、魔法ありきのこの世界じゃ、魔法でなんでも出来ちゃう感じだよね。松田さんに頼んで教えてもらおう。
「改善で気がついたけど、っと、来るかな」
松田さんは話の途中でそう言って顔を上げた。店員さんが飲み物だけ先に持って来て、それからパンケーキも。
うわぁ。色とりどりで綺麗。パンケーキの上からこぼれそうなほど。
「とりあえず食べながらにしようか」
キルギスさんはガレット、っぽいかな。松田さんはショートケーキっぽいけど、赤い果物がイチゴの形状をしてないから別物かな。
果物をつぶさない様にパンケーキにナイフを入れて、口にするけど、果物おいしい。パンケーキもしっとりふかふかで美味しい~!
「気に入ったようでよかったよ。だが、松田、よくこの店を知ってたな」
「あー奥さんからの情報で。何度か来たよ~」
だから今日もお土産を買って帰るのだという。確かに注文の時にお願いしてましたね。
「それで、松田。何を言いかけたんだ」
「ああ、もしかしたらあっちの技術をこっちに持ち込むっていうのはありかなって。”現物”は無理でも理論は持ち込めそうだからね」
なんかギリギリな話してない!?大丈夫!?
「まあ、この世界に落とし込めるかどうかは分からないけどね。試行錯誤して出来上がったものも、前例あるし」
「そうなんですか?」
「うん、簡単だったのは料理だね。今まで食べてなかった物を食べるようになったりとか、作ったりとか」
ほかにもあるとは思うけど~と、軽く言う。うーん、特に技術職じゃないからできるかどうか自信ないけど。
「まずはこの世界の知識を覚える所からかな。じゃないと、できそうかどうかもわからないしね」
ということで、ひとまずこの話は終了
あとはひたすら観光地とか案内されましたよ。
焼き菓子はお持ち帰りにすることにした。この後、機関にも行くらしいのでお土産として。
「一応、会話が分からない様にごまかしてるから、何でも話していいよ」
と、注文したらそう言われたけれど、本当に松田さんの魔法はなんでもありで驚くより呆れる。
それはともかくとして。
「一応こちらに来ることにはなりましたけど、どれくらいの頻度がいいとかありますか?」
「特に決まりはないな。ただ、元気な顔を見せに来てくれるとうれしい」
いや、だからなんでそう、イケメン出してくるの…
「高梨さん、キャンプするんでしょ。それ、こっちの世界でやればいいよ。いつもどれくらいの頻度でキャンプしてるの」
と、松田さん…助けてくれるのはありがたいけどにやにやしないで欲しい。
「特にどれくらいで、とかないですね。今は違いますが、ストレス発散が主目的だったので」
「ふぅん。そっか。じゃあ頻度は任せるけど、あんまり間が空くとまたキルギスさんがおかしくなるからそこだけ注意してね」
「おかしくなるってなんだ…」
松田さんの言い分にキルギスさんが頭を抱えてるけど、実際問題神様にまで注意されるくらいだしね…それはここでは言わないけど。
「ま、せっかくこっちの世界に来たんだし、何か楽しみを見つけてくれるといいんだけど」
「そうだな。ユカの世界がどんなものか、松田に聞いた位だが…改善できることはするから何でも言って欲しい」
あー生活環境全く違うもんね。ただ、魔法ありきのこの世界じゃ、魔法でなんでも出来ちゃう感じだよね。松田さんに頼んで教えてもらおう。
「改善で気がついたけど、っと、来るかな」
松田さんは話の途中でそう言って顔を上げた。店員さんが飲み物だけ先に持って来て、それからパンケーキも。
うわぁ。色とりどりで綺麗。パンケーキの上からこぼれそうなほど。
「とりあえず食べながらにしようか」
キルギスさんはガレット、っぽいかな。松田さんはショートケーキっぽいけど、赤い果物がイチゴの形状をしてないから別物かな。
果物をつぶさない様にパンケーキにナイフを入れて、口にするけど、果物おいしい。パンケーキもしっとりふかふかで美味しい~!
「気に入ったようでよかったよ。だが、松田、よくこの店を知ってたな」
「あー奥さんからの情報で。何度か来たよ~」
だから今日もお土産を買って帰るのだという。確かに注文の時にお願いしてましたね。
「それで、松田。何を言いかけたんだ」
「ああ、もしかしたらあっちの技術をこっちに持ち込むっていうのはありかなって。”現物”は無理でも理論は持ち込めそうだからね」
なんかギリギリな話してない!?大丈夫!?
「まあ、この世界に落とし込めるかどうかは分からないけどね。試行錯誤して出来上がったものも、前例あるし」
「そうなんですか?」
「うん、簡単だったのは料理だね。今まで食べてなかった物を食べるようになったりとか、作ったりとか」
ほかにもあるとは思うけど~と、軽く言う。うーん、特に技術職じゃないからできるかどうか自信ないけど。
「まずはこの世界の知識を覚える所からかな。じゃないと、できそうかどうかもわからないしね」
ということで、ひとまずこの話は終了
あとはひたすら観光地とか案内されましたよ。
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