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4章:偽装結婚を提案されました
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GPS機能のネックレスは、あっちに行く時はもちろん、常に身に着けてます。強制召喚がないとも限らないと言われたから。でも、このネックレスをつけてると松田さんには場所が常にわかる状態なんじゃないかと気が付いてどうしようかと思う。
「…このネックレス、常に見てるとかないですよね」
「え、ないない。何かあった時に…って、ああ…ごめんストーカーしないから!あくまで何かあった時に確認するだけだから!」
「いえ、疑ってる訳じゃないんですけどね…なんかこう、ふと思って」
そういえばそうだった。と、松田さんもその事実に気が付いた様子で、頭を抱えてるけど…
「まだスキルの事は知られてないでしょうし、機関の成り立ちとかもあるから大丈夫だとは思いますけど、危険回避に必要だとは理解してるのでいいですよ」
「うん、そう言ってくれると助かる」
安全を考えたら必要だしね。うん、しょうがない。あとはまあ、松田さんは安全枠だろうし。…だよね?
それはともかくとして。
「そういえば、こっちに戻るときは住所なのはなんでなんですか?」
「自分の家ならその方が楽かなって。あと、あの経緯緯度だと、リュリュクスなのか地球なのかどっち!?ってならない?主に記憶力の方で」
「あー…そういう…」
経緯緯度で転移ができる事に気づいたものの、楽しようといろんな場所の経緯緯度を調べるうちに分からなくなって困ったのだとか。そこから試行錯誤してる時に住所で転移ができることに気が付いて、今現在という事らしい。
「一応、日本のx、yいくつ~でもいけるよ。いけるけど…うっかり間違えて街中に出たら問題だし、自分の家の住所なら間違えないだろうしってね」
「色々難しいですね」
「日本っていうか地球はねぇ…魔法がないから特にだよねぇ…」
嘘か誠か超能力者とかいわれるものね。夢があるから信じたいけど、自分にはそんな能力がないから信じられないっていう両面がある…のだけど。
「そういえば私も超能力者の一員になってしまったんだった…」
「あはは。それを言ったら俺も~まあまだ高梨さんは染まってないからいいんじゃない?俺はもう結界とか慣れすぎて集中したいときとか、耳栓フェイクでつけて結界張ってることある~」
「それ話しかけられても気づかないやつですね」
そう言うと、軽い感じで笑ってるけど、私も気を付けないとな。アイテムボックスとか引っ越しで使ったら楽すぎて、重い買い物なんかで使いたくなるのよ。使わないけど。
「まあ、転移はそんなかんじかな。さっきも言ったけど、安全機構はあるから気にせずいろんな所に飛んでみて。あ、でも人の家はやめようね。不法侵入になるから」
「それはいわれなくてもしませんって」
「それもそっか。じゃあ、魔法だけど…うーん、こればっかりは実践したほうがいいかなぁ。一応以前説明した通りで、もうほんとなんでもありだからさぁ…俺もキルギスさんにダメ出しされて今の形に落ち着いたからね」
という事で、今度向こうに行った時にやるようにキルギスさんに言っておくと言われた。
…別に魔法少女になりたい訳じゃないからいいんだけども。ただ、水とか火起こしはできるとキャンプが楽になりそうだよね。
「…このネックレス、常に見てるとかないですよね」
「え、ないない。何かあった時に…って、ああ…ごめんストーカーしないから!あくまで何かあった時に確認するだけだから!」
「いえ、疑ってる訳じゃないんですけどね…なんかこう、ふと思って」
そういえばそうだった。と、松田さんもその事実に気が付いた様子で、頭を抱えてるけど…
「まだスキルの事は知られてないでしょうし、機関の成り立ちとかもあるから大丈夫だとは思いますけど、危険回避に必要だとは理解してるのでいいですよ」
「うん、そう言ってくれると助かる」
安全を考えたら必要だしね。うん、しょうがない。あとはまあ、松田さんは安全枠だろうし。…だよね?
それはともかくとして。
「そういえば、こっちに戻るときは住所なのはなんでなんですか?」
「自分の家ならその方が楽かなって。あと、あの経緯緯度だと、リュリュクスなのか地球なのかどっち!?ってならない?主に記憶力の方で」
「あー…そういう…」
経緯緯度で転移ができる事に気づいたものの、楽しようといろんな場所の経緯緯度を調べるうちに分からなくなって困ったのだとか。そこから試行錯誤してる時に住所で転移ができることに気が付いて、今現在という事らしい。
「一応、日本のx、yいくつ~でもいけるよ。いけるけど…うっかり間違えて街中に出たら問題だし、自分の家の住所なら間違えないだろうしってね」
「色々難しいですね」
「日本っていうか地球はねぇ…魔法がないから特にだよねぇ…」
嘘か誠か超能力者とかいわれるものね。夢があるから信じたいけど、自分にはそんな能力がないから信じられないっていう両面がある…のだけど。
「そういえば私も超能力者の一員になってしまったんだった…」
「あはは。それを言ったら俺も~まあまだ高梨さんは染まってないからいいんじゃない?俺はもう結界とか慣れすぎて集中したいときとか、耳栓フェイクでつけて結界張ってることある~」
「それ話しかけられても気づかないやつですね」
そう言うと、軽い感じで笑ってるけど、私も気を付けないとな。アイテムボックスとか引っ越しで使ったら楽すぎて、重い買い物なんかで使いたくなるのよ。使わないけど。
「まあ、転移はそんなかんじかな。さっきも言ったけど、安全機構はあるから気にせずいろんな所に飛んでみて。あ、でも人の家はやめようね。不法侵入になるから」
「それはいわれなくてもしませんって」
「それもそっか。じゃあ、魔法だけど…うーん、こればっかりは実践したほうがいいかなぁ。一応以前説明した通りで、もうほんとなんでもありだからさぁ…俺もキルギスさんにダメ出しされて今の形に落ち着いたからね」
という事で、今度向こうに行った時にやるようにキルギスさんに言っておくと言われた。
…別に魔法少女になりたい訳じゃないからいいんだけども。ただ、水とか火起こしはできるとキャンプが楽になりそうだよね。
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