君の手で愛して~適合体No.02の拒否理由~

 ――世界を敵に回しても、ただ一人が欲しかった。

 人体実験で生み出された生物兵器(吸血鬼)のアインスとツヴァイ。
 想いの通った暁に、二人は全てを捨てて逃亡を図った。
 いつ来るともしれない追っ手を警戒しながらも、二人だけの時間は穏やかに流れていく。

 しかし、ツヴァイの幼少期のトラウマにより、二人は未だに身体的な繋がりを得ることが出来ずにいた。
 焦ることはない――そう言い聞かせるも、触れたくても触れられない葛藤に惑う夜が続く。

 そんな折、二人の元に訪れたのは――!?

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『君‪✕‬』特別番外編。
本編の続きの世界線となっております。これだけ読んでも楽しめますが、本編も併せてお読み頂けると、より感動が味わえます。

※=性描写有り。

・約4万字の中編。
・表紙は自作(アイビスペイント素材使用)
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