閻魔ちゃんと数えるぼくの罪 ~過去に戻って生前の罪をすべて精算しないと、ぼくは地獄に落ちるらしい~

 気づくとぼくは見知らぬ裁判所に立っていた。そこで裁判官席に座っている角の生えた少女に、ぼくは30歳の正月、お餅を喉につまらせて死んでしまったと告げられる。続けて少女は、ここは死後の行き先を決める裁判所であり、自分は裁判官の閻魔大王だと名乗った。

 聴くと、このままだとぼくは地獄行き待ったなしらしい。しかし、過去に戻ってすべての罪を精算することができれば、地獄行きを回避することができると少女は言う。

 その提案を受け入れたぼくは、最初の罪である「恋愛相談してきた親友の恋を諦めさせた罪」というふざけた罪を帳消しにするため、高校時代へと時をさかのぼった。

 罪を帳消しするために少女が提示した条件は、次の文化祭までに親友と想い人の恋を成就させること。しかし、親友の想い人というのは告白されたらしいと噂があとを絶たないクラスの人気者で……。


 はたしてぼくはすべての罪を精算し、地獄行きを回避することができるのだろうか。

※小説家になろう様、カクヨム様でも同一の作品を掲載しています。

24h.ポイント 0pt
0
小説 223,562 位 / 223,562件 恋愛 65,138 位 / 65,138件

あなたにおすすめの小説

今更気付いてももう遅い。

ユウキ
恋愛
ある晴れた日、卒業の季節に集まる面々は、一様に暗く。 今更真相に気付いても、後悔してももう遅い。何もかも、取り戻せないのです。

選ばれなかったのは、どちら?

白瀬しおん
恋愛
「あなた、本当にうちの家にふさわしいと思っているの?」 その一言で、すべては終わるはずだった。 婚約者は沈黙し、公爵夫人は微笑む。 わたくしはただ、静かに席を立った。 ――それで、終わりのはずだったのに。 届いた一通の封書。 王城からの照会。 そして、夜会に現れた“迎え”。 その日、選ばれたのは――どちらだったのか。

番ではないと言われた王妃の行く末

にのまえ
恋愛
 獣人の国エスラエルの王妃スノーは、人間でありながら“番”として選ばれ、オオカミ族の王ローレンスと結婚した。しかし三年間、彼に番と認められることも愛されることもなく、白い結婚のまま冷遇され続ける。  それでも王妃として国に尽くしてきたスノーだったが、ある日、ローレンスが別の令嬢レイアーを懐妊させ、側妃として迎えると知る。ついに心が折れたスノーは離縁を決意し、国を去ろうとする。  しかしその道中、レイアー嬢の実家の襲撃に遭い、スノーは命を落とす寸前、自身の命と引き換えに広域回復魔法で多くの命を救う。  これでスノーの、人生は終わりのはずだった。  だが次に目を覚ますと、スノーは三年前の結婚式当日に戻っていた。何度死んでも、何度拒絶しても、結婚式の誓いの瞬間へと戻される。  番から逃れようと、スノーは何度も死を選ぶが――。

いまさら手遅れです、侯爵閣下

たると
恋愛
セイラは、実家であるヴァレンタイン伯爵家で「出来損ないの長女」として虐げられて育った。 ドレスは常に妹のお下がり、食事は冷めきった残り物。 そんな泥のような日々から、王都の社交界を浮名で賑わす当代の寵児、ダミアンに望まれて嫁いだとき、彼女は一筋の光を見た気がしたのだった。 人並みに愛し、愛される温かい家庭。それを夢見ていた。 しかし、現実は残酷だった。 ダミアンが求めていたのは、トロフィーとしての美しい妻でも、情熱を傾ける恋人でもない。 「ハサウェイ侯爵家の格式を汚さず、完璧に家政を取り仕切り、夫の不在を静かに守る、都合のいい従順な女主人の座席」そのものだった。

悪役令嬢に転生したので破滅回避したら、攻略対象が全員おかしくなりました

すみひろ
恋愛
 目を開けた瞬間、私は絶望した。  天蓋付きのベッド。豪華すぎるシャンデリア。絹のカーテン。  そして鏡に映る、自分とは違う顔。 「……うそ、でしょ」  淡い銀髪に紫の瞳。人形みたいに整った美貌。  見覚えがあった。  というより、見覚えしかない。  乙女ゲーム『聖花学園の誓約』に登場する悪役令嬢――リリアーナ・エヴァンスその人だった。

【完結】妻の日記を読んでしまった結果

たちばな立花
恋愛
政略結婚で美しい妻を貰って一年。二人の距離は縮まらない。 そんなとき、アレクトは妻の日記を読んでしまう。

どうぞ、おかまいなく

こだま。
恋愛
婚約者が他の女性と付き合っていたのを目撃してしまった。 婚約者が好きだった主人公の話。

王妃そっちのけの王様は二人目の側室を娶る

家紋武範
恋愛
王妃は自分の人生を憂いていた。国王が王子の時代、彼が六歳、自分は五歳で婚約したものの、顔合わせする度に喧嘩。 しかし王妃はひそかに彼を愛していたのだ。 仲が最悪のまま二人は結婚し、結婚生活が始まるが当然国王は王妃の部屋に来ることはない。 そればかりか国王は側室を持ち、さらに二人目の側室を王宮に迎え入れたのだった。