夕凪に浮かぶ孤島の儀式
男色の強く残る島─稲荷島。よその人には言えない、深くに根ざしている因習が残り続けていた。佐狐(さこ)家の末っ子に、仁神(にかみ)家の末っ子を差し出し、結婚と初夜を迎え、契りを交わすというもの。大昔、飢饉に合い、キツネに貢ぎ物を送ったところ、山や畑が豊作となったことから名残続けている風習だ。
今年の祭りの主役である仁神湊(にかみみなと)は、幼少の頃から好きな人がいた。それは結婚相手の佐狐拓郎ではなく、拓郎の兄である幸春(ゆきはる)だった。何かにつけて意地悪をしてくる拓郎に対し、いつもかばって優しく扱ってくれる幸春。好きになるのは当然だった。
秋になれば、儀式を行い、拓郎と初夜を迎えなければならない。けれど幸春を想う気持ちは増す一方。苦しむ湊、拓郎の想い、そして見えない幸春の感情。それぞれの出す決断──。
今年の祭りの主役である仁神湊(にかみみなと)は、幼少の頃から好きな人がいた。それは結婚相手の佐狐拓郎ではなく、拓郎の兄である幸春(ゆきはる)だった。何かにつけて意地悪をしてくる拓郎に対し、いつもかばって優しく扱ってくれる幸春。好きになるのは当然だった。
秋になれば、儀式を行い、拓郎と初夜を迎えなければならない。けれど幸春を想う気持ちは増す一方。苦しむ湊、拓郎の想い、そして見えない幸春の感情。それぞれの出す決断──。
コンスタントな更新ありがとうございます!
完結していないのでストーリーには触れずに感想だけ。
まず、設定がとても良いです。
今まで読んだ事がないですね。
登場人物が多いと読む気を無くす私にとって主役にフォーカスして物語が進んでいるところも大変良いと思います。
読んでいるこっちまで湊のドキドキが伝わる程の言葉選びも秀逸だと思います。
結末がどうなるのかとても楽しみです。
とは言うものの…
早く完結して次の新作を読みたい!とも思っていたりして…(笑)
何はともあれ、更新楽しみにしています。
感想ありがとうございます! とても嬉しいです。
まじめに儀式の稽古をする湊と、それを利用して好き勝手に湊と繋がろうとする幸春(笑)
言葉選びもお褒めの言葉をありがとうございます……! 頑張って書いた甲斐があります……!
だいたい4~6日の間に一つアップしていきますので、次回も読んで下さると嬉しく思います。
後半に突入しておりますので、あと少しで終わりを迎えるかと。
孤島の後の新作もぼんやり考えておりますので、よろしければそちらもお付き合いして下さったら嬉しいです!!
本当に本当に、ありがとうございました!!