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第122話 妖刀ししおどし
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俺は五万円を支払ってベアさんから攻撃力+10の妖刀ししおどしを受け取った。
さらにいらなくなった銅の剣を売る。
『銅の剣は二千円で買い取るけどそれでいいか?』
「もちろん、お願いします」
これで手持ちのお金は百八万五千二百三十円。
やはり金塊を売ったのが大きい。
『じゃあおれはもう行くぜ。急な用があったらまたベアホイッスルで呼びつけな、いつでも駆けつけるからよ』
「あ、はい。わかりました」
売値が三十万円と高額だから多分みつけてももう使わないと思うが。
「ベアさん、さようなら~」
『ピキー』
『おう、お前らもまたなっ』
ベアさんはククリとスラに向けてあごをしゃくると大きい荷物を背負い込み部屋をあとにしていった。
「さてと、俺たちも行くか」
「はい」
隠し部屋から出た俺たちは地下十階層をアイテムを探して突き進む。
途中キマイラが行く手を阻むが俺は買ったばかりの妖刀ししおどしで蛇の頭を斬り落とした。
ヤギの顔が『メエェ~!』と鳴き声を上げ催眠攻撃を仕掛けてくるも俺には効かない。
妖刀ししおどしの効果で手足が麻痺し身動きが出来なくなっているところを横に回り込みキマイラの胴体を一刀両断、俺はあっさりとキマイラを真っ二つに斬り捨てた。
消滅していくキマイラを見下ろしながら、
「もうキマイラなら余裕で勝てますね、マツイさん」
ククリが口を開く。
「そうだな。レベル上げのおかげだな」
もっと言うと四十時間前に食べた目覚まし草のおかげでもある。
目覚まし草の効果で俺は眠気に襲われることが一切なくなっているのでキマイラの催眠攻撃も気にせず戦えるのだ。
「さあ、アイテム探しを続けるぞ」
「はーい」
『ピキー』
この後フロアをぐるりと回った俺たちはアイテムを三つゲットした。
皮の袋と防御力+10のくさりかたびらと影縫いのお守りだった。
青銅の鎧より防御力の高いくさりかたびらを装備し直した俺は影縫いのお守りを首からぶら下げた。
首回りがにおい袋と腹減らずのお守りと影縫いのお守りでやや邪魔くさく感じるがこれら三つのアイテムは重要だから手放すわけにはいかない。
隠し部屋にいったん戻ってから、
「ここからはキマイラを狩っていくからな。ふたりとも気をつけろよ」
ククリとスラに向かって言うと俺はにおい袋の口を開けた。
モンスターをさそうにおいがにおい袋から放たれる。
ざざっ。
数秒後、早速においにつられてキマイラが姿を見せた。
「よし、いくぞっ」
俺は刀を振り上げ隠し部屋に入ってきたキマイラに斬りかかっていった。
さらにいらなくなった銅の剣を売る。
『銅の剣は二千円で買い取るけどそれでいいか?』
「もちろん、お願いします」
これで手持ちのお金は百八万五千二百三十円。
やはり金塊を売ったのが大きい。
『じゃあおれはもう行くぜ。急な用があったらまたベアホイッスルで呼びつけな、いつでも駆けつけるからよ』
「あ、はい。わかりました」
売値が三十万円と高額だから多分みつけてももう使わないと思うが。
「ベアさん、さようなら~」
『ピキー』
『おう、お前らもまたなっ』
ベアさんはククリとスラに向けてあごをしゃくると大きい荷物を背負い込み部屋をあとにしていった。
「さてと、俺たちも行くか」
「はい」
隠し部屋から出た俺たちは地下十階層をアイテムを探して突き進む。
途中キマイラが行く手を阻むが俺は買ったばかりの妖刀ししおどしで蛇の頭を斬り落とした。
ヤギの顔が『メエェ~!』と鳴き声を上げ催眠攻撃を仕掛けてくるも俺には効かない。
妖刀ししおどしの効果で手足が麻痺し身動きが出来なくなっているところを横に回り込みキマイラの胴体を一刀両断、俺はあっさりとキマイラを真っ二つに斬り捨てた。
消滅していくキマイラを見下ろしながら、
「もうキマイラなら余裕で勝てますね、マツイさん」
ククリが口を開く。
「そうだな。レベル上げのおかげだな」
もっと言うと四十時間前に食べた目覚まし草のおかげでもある。
目覚まし草の効果で俺は眠気に襲われることが一切なくなっているのでキマイラの催眠攻撃も気にせず戦えるのだ。
「さあ、アイテム探しを続けるぞ」
「はーい」
『ピキー』
この後フロアをぐるりと回った俺たちはアイテムを三つゲットした。
皮の袋と防御力+10のくさりかたびらと影縫いのお守りだった。
青銅の鎧より防御力の高いくさりかたびらを装備し直した俺は影縫いのお守りを首からぶら下げた。
首回りがにおい袋と腹減らずのお守りと影縫いのお守りでやや邪魔くさく感じるがこれら三つのアイテムは重要だから手放すわけにはいかない。
隠し部屋にいったん戻ってから、
「ここからはキマイラを狩っていくからな。ふたりとも気をつけろよ」
ククリとスラに向かって言うと俺はにおい袋の口を開けた。
モンスターをさそうにおいがにおい袋から放たれる。
ざざっ。
数秒後、早速においにつられてキマイラが姿を見せた。
「よし、いくぞっ」
俺は刀を振り上げ隠し部屋に入ってきたキマイラに斬りかかっていった。
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