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第225話 精霊の秘薬
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「おらぁっ!」
地下二十一階層のフロアボス、スライムソーサラーを一突きで消滅させるとゴゴゴゴゴ……と通路が開かれ階段が新たに現れた。
目の前に宝箱も出現する。
「すごいです、すごいですっ。フロアボスを一撃ですよっ」
「身体強化の魔法のおかげだよ」
ダブルアクセルの効果により俺の攻撃力と防御力と素早さは二倍になっている。
効き目は十分間だからそろそろ切れる頃だ。
その時、しゅう~っと俺の体を纏っていた赤い光が消えていった。
「ダブルアクセルの効果が切れましたね」
「そうみたいだな。まあいいさ、何度でも使ってやる」
ダブルアクセルの消費魔力は20。
俺の魔力はまだ198も残っている。
「マツイさん、この宝箱は取っていくんですよね」
「ああ、もちろん」
アイテム探しはせず下層への階段を下りていくことが最優先事項だがフロアボスのドロップアイテムは別だ。
俺はそれを開けた。
中を見て、
「ククリ、これなんだ?」
ククリに顔を向ける。
宝箱の中に置かれていたのは黄色の液体が入った容器だった。
「これ精霊の秘薬ですよ、マツイさんっ」
「精霊の秘薬?」
「はい、飲むと魔力が全回復する薬です」
「おお、魔力が全回復っ」
魔力回復アイテムなんて今の俺が一番欲しいアイテムかもしれない。
「よし、これは大事に持っておこう――って言ってももう持てないな」
剣と盾で両手が塞がっている俺はアイテムを持つ余裕がないので階層スキップで手に入れていた薬草やたわしといったアイテムも全部真っ白い部屋に置いてきている。
「では私が持っておきますよ」
とククリ。
「悪いな、いいのか?」
「はい。これもスラさんのためですからね」
「ああ、ありがとうなククリ」
俺は精霊の秘薬をククリに手渡すと地下二十二階層へと向かった。
地下二十一階層のフロアボス、スライムソーサラーを一突きで消滅させるとゴゴゴゴゴ……と通路が開かれ階段が新たに現れた。
目の前に宝箱も出現する。
「すごいです、すごいですっ。フロアボスを一撃ですよっ」
「身体強化の魔法のおかげだよ」
ダブルアクセルの効果により俺の攻撃力と防御力と素早さは二倍になっている。
効き目は十分間だからそろそろ切れる頃だ。
その時、しゅう~っと俺の体を纏っていた赤い光が消えていった。
「ダブルアクセルの効果が切れましたね」
「そうみたいだな。まあいいさ、何度でも使ってやる」
ダブルアクセルの消費魔力は20。
俺の魔力はまだ198も残っている。
「マツイさん、この宝箱は取っていくんですよね」
「ああ、もちろん」
アイテム探しはせず下層への階段を下りていくことが最優先事項だがフロアボスのドロップアイテムは別だ。
俺はそれを開けた。
中を見て、
「ククリ、これなんだ?」
ククリに顔を向ける。
宝箱の中に置かれていたのは黄色の液体が入った容器だった。
「これ精霊の秘薬ですよ、マツイさんっ」
「精霊の秘薬?」
「はい、飲むと魔力が全回復する薬です」
「おお、魔力が全回復っ」
魔力回復アイテムなんて今の俺が一番欲しいアイテムかもしれない。
「よし、これは大事に持っておこう――って言ってももう持てないな」
剣と盾で両手が塞がっている俺はアイテムを持つ余裕がないので階層スキップで手に入れていた薬草やたわしといったアイテムも全部真っ白い部屋に置いてきている。
「では私が持っておきますよ」
とククリ。
「悪いな、いいのか?」
「はい。これもスラさんのためですからね」
「ああ、ありがとうなククリ」
俺は精霊の秘薬をククリに手渡すと地下二十二階層へと向かった。
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