猫、昼寝、最後の願い

 我が輩は猫である。なんて賢そうな事は一切考えていなさそうな馬鹿面。自分のペットとはいえ、お世辞にも器量よしとは言えない、ぶくぶく太った三毛猫をぼんやりと眺める僕。
 ゆっくりと通り過ぎる雲。退屈は午後の空気。
 いつもと同じ日常を、ほんの少し彩る不思議。
 彼はまぎれもなく、僕の親友だった。
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