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闘技祭 決戦編
カノン・カトレア
「カノン・カトレア……あの有名な魔銃将軍どうしてここに」
「知ってるの?」
「むしろ何で知らないのよ……王国の大将軍の一人よ」
「といっても3年前に入れ替わったばかりだけどね~」
カノンは拳銃を構えながら笑顔を浮かべるが、その瞳には光はなく、同僚であるはずのレミアを撃ち抜いた時点で王妃側の人間である事は間違いなかった。
「くっ……」
「だ~め、お姉さんの前で抜いちゃう駄目だよ~」
レナが反鏡剣に手を伸ばそうとした瞬間、彼の足元に弾丸を撃ち抜き、大理石製の床に弾丸が減り込む。更に衝突した瞬間に発火し、足元に炎が舞う。3人は慌ててその場を離れると、カノンは腰に装着した小袋から弾丸型の魔石を取り出し、リボルバーに装填する。
「動いちゃ駄目って言ったのに……もうお姉さん容赦しないよ~?」
「私、この女とは気が合いそうにないわ……」
「どうするでござる?あの武器は厄介でござる……」
「他の皆は気付いてないのかな?」
拳銃の発砲音を聞いて他の剣聖達が駆けつけてくることを祈るが、カノンは片手を振ってレナの希望を否定する。
「無駄無駄~個室で待機している人達は通路の騒動に聞こえないよ。防音性がばっちりだから、森人族だろうと獣人族だろうと聞こえないの」
「無駄に性能がいいな……暗殺には持ってこいというわけか」
「ちなみに他の参加者が訪れるのを期待しない方が良いよ~本来は大会の受付は9時から始まるんだからね~」
「最初から私達を罠に嵌める気だったわけね……二人の大将軍を用意するなんて、余程王妃は貴方を恐れているようね」
「二人、とは限らないけどね~」
シズネの言葉にカノンは意味深な表情を浮かべ、右手で拳銃を構えながら接近する。そんな彼女に対し、ハンゾウが刀を握りしめて走り出す。
「はああっ!!」
「おおうっ?」
「壁走り!?」
ハンゾウは刀を構えたまま壁に向けて走り抜け、重力を無視したように壁を駆け抜けてカノンの側面から近づく。咄嗟にカノンは拳銃を構えるが、まるで三角飛びのようにハンゾウは壁を蹴りつけて跳躍し、彼女に斬りかかる。
「旋風!!」
「あんっ」
「避けた!?」
横薙ぎに振り払われた刀の刃に対し、カノンは上体を反らして難なく回避する。しかし、ハンゾウは空中で地面を蹴りつける動作を行い、足の裏から衝撃波を生み出して体勢を持ち直す。
「回転!!」
「おっとと」
上空から刀を振り降ろしたハンゾウに対し、カノンは大きな胸を掴んで左右に開くと、胸の隙間を開いて刃を回避する。その光景にレナとシズネは呆気にとられるが、カノンは頬を赤く染めてハンゾウに語り掛ける。
「もう、お姉さんのおっぱいを狙うなんてえっちな女の子ね……そういうのは嫌いじゃないけど!!」
「ご、誤解でござる!!」
「つくづく癇に障る女ね……」
「あれっ?そっちの女の子はカトレアちゃんの事が嫌いなの?もう、おっぱいが小さいからって嫉妬して……はわわっ!?」
「刺突!!」
カノンの軽口にシズネは怒りの表情を浮かべて長剣を突き刺す。一瞬にして距離を詰めて接近してきたシズネに対し、カノンは後方に跳んで回避した。
「危ない危ない……胸の事を気にしてるの~?」
「殺されたいようね……」
「し、シズネ殿が今までに見た事無い程の覇気を!?」
「落ち着きなよ……」
長剣を構えるシズネに対し、カノンは魔銃を握りしめ、銃口を構える。二人は向かい合い、同時に動く。
「ていっ」
「遅い!!」
銃口の位置から軌道を予測し、弾丸が発射される前に回避行動に移ったシズネはカノンに向けて剣を突き刺す。しかし、カノンも予測していたかのように身体を反らしてシズネの刃を回避すると、再び拳銃を発射させる。
「とうっ」
「無駄よ!!」
シズネは今度は避けるのではなく、剣を引き寄せた魔銃を弾き、天井に発砲させる。そのままシズネは剣を振り上げて切りつけようとしたが、カノンは笑みを浮かべて反対側の腕を背中に回し、二つ目の拳銃を取り出す。
「ばいばいっ!!」
「なっ!?」
「シズネ!!」
後方からレナがシズネに抱き着き、彼女を抱えたまま地面に伏せた瞬間、カノンが左手で握りしめた新たな魔銃が発砲する。右手の魔銃と違い、今度取り出したのは戦車の砲台のような拳銃であり、掌の甲に取り付けた状態で撃つ。銃口から打ち出されたのは弾丸ではなく、砲撃魔法のような光線だった。
「あれ?避けられちゃった」
「二人から離れるでござる!!」
「もう、また貴方~?」
ハンゾウが地面に伏せた二人を守るように移動すると、刀を鞘に戻す。彼女の最も得意とする「抜刀」の戦技を発動させる準備を整えると、カノンは面倒臭そうに二つの魔銃を構える。
「これで終わ――!?」
「抜――!?」
二人が同時に攻撃を仕掛けようとした瞬間、唐突に床が変形して二人の足元が隆起し、体勢を崩して倒れる。何が起きたのか慌てて二人は床に視線を向けると、そこには掌を押し当てて「形状高速変化」の能力で床を変形させたレナの姿があった。
「ふうっ……久しぶりに戦闘に使ったなこのスキル」
「ちょっと、いつまで私に乗ってる気よ……」
「あ、ごめん」
シズネに覆い被さる形でレナは錬金術師の能力を発動させ、カノンを体勢を崩して戦闘を中断させた。
「知ってるの?」
「むしろ何で知らないのよ……王国の大将軍の一人よ」
「といっても3年前に入れ替わったばかりだけどね~」
カノンは拳銃を構えながら笑顔を浮かべるが、その瞳には光はなく、同僚であるはずのレミアを撃ち抜いた時点で王妃側の人間である事は間違いなかった。
「くっ……」
「だ~め、お姉さんの前で抜いちゃう駄目だよ~」
レナが反鏡剣に手を伸ばそうとした瞬間、彼の足元に弾丸を撃ち抜き、大理石製の床に弾丸が減り込む。更に衝突した瞬間に発火し、足元に炎が舞う。3人は慌ててその場を離れると、カノンは腰に装着した小袋から弾丸型の魔石を取り出し、リボルバーに装填する。
「動いちゃ駄目って言ったのに……もうお姉さん容赦しないよ~?」
「私、この女とは気が合いそうにないわ……」
「どうするでござる?あの武器は厄介でござる……」
「他の皆は気付いてないのかな?」
拳銃の発砲音を聞いて他の剣聖達が駆けつけてくることを祈るが、カノンは片手を振ってレナの希望を否定する。
「無駄無駄~個室で待機している人達は通路の騒動に聞こえないよ。防音性がばっちりだから、森人族だろうと獣人族だろうと聞こえないの」
「無駄に性能がいいな……暗殺には持ってこいというわけか」
「ちなみに他の参加者が訪れるのを期待しない方が良いよ~本来は大会の受付は9時から始まるんだからね~」
「最初から私達を罠に嵌める気だったわけね……二人の大将軍を用意するなんて、余程王妃は貴方を恐れているようね」
「二人、とは限らないけどね~」
シズネの言葉にカノンは意味深な表情を浮かべ、右手で拳銃を構えながら接近する。そんな彼女に対し、ハンゾウが刀を握りしめて走り出す。
「はああっ!!」
「おおうっ?」
「壁走り!?」
ハンゾウは刀を構えたまま壁に向けて走り抜け、重力を無視したように壁を駆け抜けてカノンの側面から近づく。咄嗟にカノンは拳銃を構えるが、まるで三角飛びのようにハンゾウは壁を蹴りつけて跳躍し、彼女に斬りかかる。
「旋風!!」
「あんっ」
「避けた!?」
横薙ぎに振り払われた刀の刃に対し、カノンは上体を反らして難なく回避する。しかし、ハンゾウは空中で地面を蹴りつける動作を行い、足の裏から衝撃波を生み出して体勢を持ち直す。
「回転!!」
「おっとと」
上空から刀を振り降ろしたハンゾウに対し、カノンは大きな胸を掴んで左右に開くと、胸の隙間を開いて刃を回避する。その光景にレナとシズネは呆気にとられるが、カノンは頬を赤く染めてハンゾウに語り掛ける。
「もう、お姉さんのおっぱいを狙うなんてえっちな女の子ね……そういうのは嫌いじゃないけど!!」
「ご、誤解でござる!!」
「つくづく癇に障る女ね……」
「あれっ?そっちの女の子はカトレアちゃんの事が嫌いなの?もう、おっぱいが小さいからって嫉妬して……はわわっ!?」
「刺突!!」
カノンの軽口にシズネは怒りの表情を浮かべて長剣を突き刺す。一瞬にして距離を詰めて接近してきたシズネに対し、カノンは後方に跳んで回避した。
「危ない危ない……胸の事を気にしてるの~?」
「殺されたいようね……」
「し、シズネ殿が今までに見た事無い程の覇気を!?」
「落ち着きなよ……」
長剣を構えるシズネに対し、カノンは魔銃を握りしめ、銃口を構える。二人は向かい合い、同時に動く。
「ていっ」
「遅い!!」
銃口の位置から軌道を予測し、弾丸が発射される前に回避行動に移ったシズネはカノンに向けて剣を突き刺す。しかし、カノンも予測していたかのように身体を反らしてシズネの刃を回避すると、再び拳銃を発射させる。
「とうっ」
「無駄よ!!」
シズネは今度は避けるのではなく、剣を引き寄せた魔銃を弾き、天井に発砲させる。そのままシズネは剣を振り上げて切りつけようとしたが、カノンは笑みを浮かべて反対側の腕を背中に回し、二つ目の拳銃を取り出す。
「ばいばいっ!!」
「なっ!?」
「シズネ!!」
後方からレナがシズネに抱き着き、彼女を抱えたまま地面に伏せた瞬間、カノンが左手で握りしめた新たな魔銃が発砲する。右手の魔銃と違い、今度取り出したのは戦車の砲台のような拳銃であり、掌の甲に取り付けた状態で撃つ。銃口から打ち出されたのは弾丸ではなく、砲撃魔法のような光線だった。
「あれ?避けられちゃった」
「二人から離れるでござる!!」
「もう、また貴方~?」
ハンゾウが地面に伏せた二人を守るように移動すると、刀を鞘に戻す。彼女の最も得意とする「抜刀」の戦技を発動させる準備を整えると、カノンは面倒臭そうに二つの魔銃を構える。
「これで終わ――!?」
「抜――!?」
二人が同時に攻撃を仕掛けようとした瞬間、唐突に床が変形して二人の足元が隆起し、体勢を崩して倒れる。何が起きたのか慌てて二人は床に視線を向けると、そこには掌を押し当てて「形状高速変化」の能力で床を変形させたレナの姿があった。
「ふうっ……久しぶりに戦闘に使ったなこのスキル」
「ちょっと、いつまで私に乗ってる気よ……」
「あ、ごめん」
シズネに覆い被さる形でレナは錬金術師の能力を発動させ、カノンを体勢を崩して戦闘を中断させた。
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