244 / 2,090
闘技祭 決戦編
集う参加者
しおりを挟む
「おい、何の騒ぎだ?」
「ご無事ですか!?」
「皆、大丈夫!?」
通路内に他の仲間達も姿を現し、レミアに抱えられているカノンを見て全員が驚く。しかし、今は事情を説明する暇もなく、レミアは全員に頭を下げて通路を引き返す。
「試合開始までの間はくれぐれもここから離れないで下さい。それと、念のために皆さんの部屋に用意されている食料には手を付けないで下さい」
「おいおい、どう言う事だよ。どうしてこいつが……」
「レミアは味方してくれると約束してくれたんだよ」
「……どうかしらね」
レミアの言葉にシュンが訝し気な表情を浮かべるが、レナが彼女の代わりに説明する。しかし、シズネは完全には信用していない様子であり、そんな彼女の態度にレミアは悲し気な表情を浮かべる。
「シズネさん……あの時に貴女と、貴女の母親を救えなかった事は今でも後悔しています」
「……そう」
「ですが、今は違います。もう私も貴女も王妃の人形ではありません。これから共に戦えます。それだけは……信じて下さい」
「……覚えておくわ」
シズネの言葉を聞いたレミアは一瞬だけ笑顔を浮かべ、彼女はカノンを背負ったまま立ち去る。そんな彼女の後姿に他の人間は不思議そうな表情を浮かべる中、ゴウライが何かに気付いたように奥側の通路に視線を向けた。
『ほう、どうやら吾輩達が一番乗りではないらしいぞ』
「えっ?」
『あれを見ろ』
ゴウライが指差す方向に全員が視線を向けると、食堂が存在する奥の通路から数人の人間が歩いている姿を発見し、どうやらレナ達よりも先に辿り着いた参加者が存在したらしい。
「ひっく……何の騒ぎだぁっ?うるせえな……」
「全く、飲み過ぎだぞ虎王よ」
「…………」
姿を現したのは3人の男性であり、獣人族、小髭族、森人族の3人組だった。その中の一人はレナも見覚えがあり、ヨツバ王国の国王との会談の際に顔を見かけた「王国四騎士」の筆頭を務める「カイ」という名前の騎士で間違いなかった。
「おいおい、嘘だろ……あいつ、獣人族の将軍じゃねえか?」
「馬鹿なっ……どうしてあの方がここにっ!?」
「と、隣に歩いている方はもしかして小髭族の英雄では……!?」
『ふむ、全員かなりの強者だな。手合せを願いたい程だ』
通路に現れた三人組に剣聖達が反応し、特にロウガは虎耳を生やした中年男性に視線を向け、全身から冷や汗を流す。通路を歩く三人もレナ達に気付いたようであり、真っ先に反応したのは酒瓶を片手に先頭を歩く虎型の獣人族の男性だった。
「あん?お前等、何を見てやがるんだ?俺達は見世物じゃねえぞぉいっ……」
「本当に飲み過ぎだぞ。試合前にぶっ倒れても知らんぞ儂は」
「あっはっはっはっ!!大丈夫だって~全然酔ってねえよぉっ」
「……肩に持たれるな、切り伏せるぞ」
虎王と呼ばれた男性は馴れ馴れしく小髭族との老人カイの両肩を引き寄せようとするが、カイは寸伸ばしてきた手を寸前で躱し、老人も腕を振り払う。その様子を見たレナ達は戸惑いの表情を浮かべると、ロウガが慌てて駆け出して3人の前に跪く。
「虎王将軍!!お久しぶりです!!」
「あん?誰だっけお前……?」
「私の事をお忘れですか!?貴方の弟子のロウガです!!」
『弟子!?』
ロウガの発言に通路に存在した全員が驚きの声を上げ、どう考えても外見だけを見ればロウガの方が男性よりも年上にしか見えない。それにも関わらずにロウガは男性の前で膝を着き、頭を下げる。
「ロウガ……?ああ、そういえば居たなっ!!いや、久しぶりだな!!元気してたかぁっ?」
「は、はあっ……相変わらず、酒浸りの生活を改めていないのですね」
「かっかっかっ!!俺から酒を取ったらなんも残んねえよ」
男性は酒瓶を口にしながらロウガの肩を叩き、上機嫌に話しかける。その様子から二人が知り合いである事は間違いないが、弟子という言葉に未だに動揺を隠せないシュンがロウガに尋ねる。
「お、おい!!おっさん!!弟子ってどういうことだよ!?そんな若造がおっさんに剣を教えたってのか!?」
「口を慎め!!この方を誰だと思っている?獣人国の筆頭将軍を務める虎王タイガ様だぞ!!」
「ええっ!?」
ロウガの言葉に何人かが驚愕の声を上げ、レナも「虎王」の名前はヨツバ王国との会談の際に耳をしている。王妃が獣人国から招いた将軍だと聞いているが、まさかロウガとも関りがある事はレナも知らなかった。
「虎王様、どうして貴方程の御方がこのような場所に……」
「ちょいと王様に命令されててな。この闘技祭?とかいう大会に出て、優勝して来いと言われたんだよ……お前は元気だったか?」
「は、はあ……まあ、一応は」
「そうかそうか!!そいつは良かったなっ!!最近は顔を見せないからもう死んじまったかと思ってたよ!!」
割と失礼なことを口にしながらもタイガはロウガの肩を叩き、今度は他の人間に視線を向ける。
「ご無事ですか!?」
「皆、大丈夫!?」
通路内に他の仲間達も姿を現し、レミアに抱えられているカノンを見て全員が驚く。しかし、今は事情を説明する暇もなく、レミアは全員に頭を下げて通路を引き返す。
「試合開始までの間はくれぐれもここから離れないで下さい。それと、念のために皆さんの部屋に用意されている食料には手を付けないで下さい」
「おいおい、どう言う事だよ。どうしてこいつが……」
「レミアは味方してくれると約束してくれたんだよ」
「……どうかしらね」
レミアの言葉にシュンが訝し気な表情を浮かべるが、レナが彼女の代わりに説明する。しかし、シズネは完全には信用していない様子であり、そんな彼女の態度にレミアは悲し気な表情を浮かべる。
「シズネさん……あの時に貴女と、貴女の母親を救えなかった事は今でも後悔しています」
「……そう」
「ですが、今は違います。もう私も貴女も王妃の人形ではありません。これから共に戦えます。それだけは……信じて下さい」
「……覚えておくわ」
シズネの言葉を聞いたレミアは一瞬だけ笑顔を浮かべ、彼女はカノンを背負ったまま立ち去る。そんな彼女の後姿に他の人間は不思議そうな表情を浮かべる中、ゴウライが何かに気付いたように奥側の通路に視線を向けた。
『ほう、どうやら吾輩達が一番乗りではないらしいぞ』
「えっ?」
『あれを見ろ』
ゴウライが指差す方向に全員が視線を向けると、食堂が存在する奥の通路から数人の人間が歩いている姿を発見し、どうやらレナ達よりも先に辿り着いた参加者が存在したらしい。
「ひっく……何の騒ぎだぁっ?うるせえな……」
「全く、飲み過ぎだぞ虎王よ」
「…………」
姿を現したのは3人の男性であり、獣人族、小髭族、森人族の3人組だった。その中の一人はレナも見覚えがあり、ヨツバ王国の国王との会談の際に顔を見かけた「王国四騎士」の筆頭を務める「カイ」という名前の騎士で間違いなかった。
「おいおい、嘘だろ……あいつ、獣人族の将軍じゃねえか?」
「馬鹿なっ……どうしてあの方がここにっ!?」
「と、隣に歩いている方はもしかして小髭族の英雄では……!?」
『ふむ、全員かなりの強者だな。手合せを願いたい程だ』
通路に現れた三人組に剣聖達が反応し、特にロウガは虎耳を生やした中年男性に視線を向け、全身から冷や汗を流す。通路を歩く三人もレナ達に気付いたようであり、真っ先に反応したのは酒瓶を片手に先頭を歩く虎型の獣人族の男性だった。
「あん?お前等、何を見てやがるんだ?俺達は見世物じゃねえぞぉいっ……」
「本当に飲み過ぎだぞ。試合前にぶっ倒れても知らんぞ儂は」
「あっはっはっはっ!!大丈夫だって~全然酔ってねえよぉっ」
「……肩に持たれるな、切り伏せるぞ」
虎王と呼ばれた男性は馴れ馴れしく小髭族との老人カイの両肩を引き寄せようとするが、カイは寸伸ばしてきた手を寸前で躱し、老人も腕を振り払う。その様子を見たレナ達は戸惑いの表情を浮かべると、ロウガが慌てて駆け出して3人の前に跪く。
「虎王将軍!!お久しぶりです!!」
「あん?誰だっけお前……?」
「私の事をお忘れですか!?貴方の弟子のロウガです!!」
『弟子!?』
ロウガの発言に通路に存在した全員が驚きの声を上げ、どう考えても外見だけを見ればロウガの方が男性よりも年上にしか見えない。それにも関わらずにロウガは男性の前で膝を着き、頭を下げる。
「ロウガ……?ああ、そういえば居たなっ!!いや、久しぶりだな!!元気してたかぁっ?」
「は、はあっ……相変わらず、酒浸りの生活を改めていないのですね」
「かっかっかっ!!俺から酒を取ったらなんも残んねえよ」
男性は酒瓶を口にしながらロウガの肩を叩き、上機嫌に話しかける。その様子から二人が知り合いである事は間違いないが、弟子という言葉に未だに動揺を隠せないシュンがロウガに尋ねる。
「お、おい!!おっさん!!弟子ってどういうことだよ!?そんな若造がおっさんに剣を教えたってのか!?」
「口を慎め!!この方を誰だと思っている?獣人国の筆頭将軍を務める虎王タイガ様だぞ!!」
「ええっ!?」
ロウガの言葉に何人かが驚愕の声を上げ、レナも「虎王」の名前はヨツバ王国との会談の際に耳をしている。王妃が獣人国から招いた将軍だと聞いているが、まさかロウガとも関りがある事はレナも知らなかった。
「虎王様、どうして貴方程の御方がこのような場所に……」
「ちょいと王様に命令されててな。この闘技祭?とかいう大会に出て、優勝して来いと言われたんだよ……お前は元気だったか?」
「は、はあ……まあ、一応は」
「そうかそうか!!そいつは良かったなっ!!最近は顔を見せないからもう死んじまったかと思ってたよ!!」
割と失礼なことを口にしながらもタイガはロウガの肩を叩き、今度は他の人間に視線を向ける。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。