文字の大きさ
大
中
小
279 / 2,093
闘技祭 決戦編
閑話 〈マリアの苦労〉
――時刻は現在に戻り、マリアは闘技場に赴かずに冒険都市に残っていた。彼女は自分のギルドの自室にて二人の人物と顔を合わせていた。普段は冷静沈着で大事が起きても滅多に取り乱さないマリアではあるが、目の前の二人を相手にしていると表情を曇らせ、頬を引く付かせながら質問する。
「それで……今回の件はどういう事かしら。バル……それと姉さん」
「えっと……何から説明すればいいのかしら」
「あはははっ……すいませんでした」
マリアの視界には困惑した表情を浮かべるアイラと顔色が悪いバルが存在した。少し前までは顔を合わせる度に悪態を吐いていたバルも今回ばかりは自分に非がある事は自覚しており、素直に謝罪の言葉を口にする。そんな彼女の姿を見てマリアは深い溜息を吐き出し、事に至った経緯を問い質す。
「どうして姉さんが闘技祭に参加していたのかを教えて貰おうかしら?いえ、だいたいの予想は出来ているのだけど、御二人の口から教えて貰いたいわね」
「マリア、バルちゃんを怒らないで!!全部私が悪いの!!」
「ちょ、その言い方だとあたしの方が悪人に聞こえるんですけど!?」
「いいから説明しなさい!!」
アイラの発言にバルが慌てて言い繕うが、マリアは珍しく怒気を滲ませて怒鳴りつけると二人は叱られた小さな子供のように大人しく座る。その様子を見ながらマリアは頭を抑え、最初にアイラから話を伺う。
「まずは姉さんから答えて貰うわ。色々と聞きたい事はあるのだけど、最初にこれだけは聞かせて頂戴……どうしてよりにもよってあの衣装を選んだの!!」
「えっ!?」
「あ~……やっぱりそこだよな」
マリアの発言にアイラは意表を突かれた表情を浮かべるが、隣に座っているバルも彼女の来た衣装に関しては思うところがあり、この際に尋ねる。
「あの、あたしからも聞きたかったんですけど、どうしてアイラの姐さんはあの鎧を選んだんですか?正直、昔から不思議に思っていたんですけど何であんなに露出の多い鎧を着てたんですか?」
闘技祭に赴いた時のアイラが装着していたのは所謂「ビキニアーマー」であり、露出度が激しい鎧だった。全身の大部分の肌を晒すので鎧としては防御の面がお世辞にも高いとは言えず、外見の方も良く言えば見栄えが良く、悪く言えば装着する人間の羞恥心を計る鎧である。優れた点があるとすれば動きやすいという事だが、そもれも鎧なので下着や衣服と比べると重量が大きく、速度を重視するのならば軽量の皮鎧を身に付けた方が効率的に思われるが、アイラは堂々と言い放つ。
「勿論、あれじゃないと私が本気で動けないからよ!!普通の金属や皮製の鎧だと動きにくいから駄目なの!!」
「いや、でもアイラさんぐらいの身体能力なら別に普通の鎧でも問題ないんじゃ……」
「そうよ。実際の姉さんも一時期は普通の鎧を身に付けて行動していた事もあったじゃない?」
「あの時はあの人が無暗に肌を晒さないで欲しいと願ったから仕方なく普通の鎧を身に付けていただけよ。でも、やっぱりあの鎧じゃないと本気を出せないのが身に染みて分かったわ……これから戦う時はやっぱりあの鎧に限るわね!!」
「姉さん……お願いだからもう止めて」
「姐さん……」
既に40代を迎えている年齢に至ってもアイラはビキニアーマー以外の装備を身に付ける事を嫌い、今後もビキニアーマーのみを装着することを宣言する。そんな彼女に妹であるマリアは顔を抑え、バルも頭を抑えられずにはいられない。
(不味いわ……若い頃の姉さんならまだ受け入れられたけど、今の年齢になってもあの恰好で戦う姉さんを他の人間が注目するのがこんなにも恥ずかしいなんて……バル、どうして貴方は止めなかったの!!)
(うわ、そんな目で見るなよ……あたしだって頑張って説得しようとしたんだよ!!でも、この人にお願いされると昔から断れないのは知ってるだろ!?)
マリアとバルは視線を交わすだけでお互いの考えている事を読み取り、長年の間どちらもアイラの起こす問題に度々悩まされていた。しかし、今回ばかりはアイラの行動を咎めない訳にはいかない
「とにかく!!今後姉さんは私のギルドで大人しくしてもらうわ!!これ以上の勝手な行動は許さないわよ!!」
「でもマリア!!私はどうしてもあの人と……」
「言い訳は聞かないわ!!もしも姉さんに何かあったらレナはどうなるの!?あの子は今でも姉さんの事を心配しているのよ!!」
「ううっ……」
レナの名前を出すと流石のアイラも反論出来ず、彼女としても正体を隠さずにレナと再会したいと考えている。しかし、アイラはどうしてもレナと出会う前に国王と話をしたいと考えていた。
「駄目!!やっぱりまだレナちゃんと会えないわ!!私はあの人ともう一度ちゃんと話し合いたいの!!」
「聞き分けがないわね!!もうあの男の事は諦めなさい!!」
「駄目よ!!きっと話し合えば分かり合えるはずなの!!」
「そういいながらレナが殺されたと勘違いして国王に殴り込みをかけた癖に!!」
「あ、あの時は冷静さを失っていたから……それにあの人だってきっと反省しているはずよ!!」
「ああ、もう……落ち着いて下さいよ二人とも!!」
姉妹喧嘩を始めた二人をバルは必死に宥め、昔から仲の良い姉妹ではあったが意見が食い違うと延々と誰かに止められるまで言い争いを続けるため、いつもバルを筆頭に彼女達の仲間が苦労していた。しかし、今回ばかりはアイラとマリアもお互いに引く気はなく、同時に立ち上がる。
「もういいわ!!それなら久しぶりに手合せを行いましょう!!勝った方が相手のお願い事を聞くの!!」
「構わないわ!!久しぶりに姉さんを叩きのめしてあげるわ!!」
「あら!?今までの戦績は私の方が上のはずよ!!」
「寝ぼけないで頂戴!!108戦54勝54敗で引き分けよ!!でも、今日の勝負で私が勝ち越しになるでしょうね!!」
「言ってくれるわねマリア!!久しぶりに貴女の泣き顔が見れそうで楽しみだわ!!」
「ちょ、何言ってんだあんたら!?英雄の領域に至った人間同士の決闘なんて……え、ちょっ、ここで始める気かい!?待って、あたしは無関係……うわあああああっ!?」
――数秒後、冒険者ギルドに存在した人間は地震が起きたのかと錯覚するほどの建物内に激しい振動が伝わった。
「それで……今回の件はどういう事かしら。バル……それと姉さん」
「えっと……何から説明すればいいのかしら」
「あはははっ……すいませんでした」
マリアの視界には困惑した表情を浮かべるアイラと顔色が悪いバルが存在した。少し前までは顔を合わせる度に悪態を吐いていたバルも今回ばかりは自分に非がある事は自覚しており、素直に謝罪の言葉を口にする。そんな彼女の姿を見てマリアは深い溜息を吐き出し、事に至った経緯を問い質す。
「どうして姉さんが闘技祭に参加していたのかを教えて貰おうかしら?いえ、だいたいの予想は出来ているのだけど、御二人の口から教えて貰いたいわね」
「マリア、バルちゃんを怒らないで!!全部私が悪いの!!」
「ちょ、その言い方だとあたしの方が悪人に聞こえるんですけど!?」
「いいから説明しなさい!!」
アイラの発言にバルが慌てて言い繕うが、マリアは珍しく怒気を滲ませて怒鳴りつけると二人は叱られた小さな子供のように大人しく座る。その様子を見ながらマリアは頭を抑え、最初にアイラから話を伺う。
「まずは姉さんから答えて貰うわ。色々と聞きたい事はあるのだけど、最初にこれだけは聞かせて頂戴……どうしてよりにもよってあの衣装を選んだの!!」
「えっ!?」
「あ~……やっぱりそこだよな」
マリアの発言にアイラは意表を突かれた表情を浮かべるが、隣に座っているバルも彼女の来た衣装に関しては思うところがあり、この際に尋ねる。
「あの、あたしからも聞きたかったんですけど、どうしてアイラの姐さんはあの鎧を選んだんですか?正直、昔から不思議に思っていたんですけど何であんなに露出の多い鎧を着てたんですか?」
闘技祭に赴いた時のアイラが装着していたのは所謂「ビキニアーマー」であり、露出度が激しい鎧だった。全身の大部分の肌を晒すので鎧としては防御の面がお世辞にも高いとは言えず、外見の方も良く言えば見栄えが良く、悪く言えば装着する人間の羞恥心を計る鎧である。優れた点があるとすれば動きやすいという事だが、そもれも鎧なので下着や衣服と比べると重量が大きく、速度を重視するのならば軽量の皮鎧を身に付けた方が効率的に思われるが、アイラは堂々と言い放つ。
「勿論、あれじゃないと私が本気で動けないからよ!!普通の金属や皮製の鎧だと動きにくいから駄目なの!!」
「いや、でもアイラさんぐらいの身体能力なら別に普通の鎧でも問題ないんじゃ……」
「そうよ。実際の姉さんも一時期は普通の鎧を身に付けて行動していた事もあったじゃない?」
「あの時はあの人が無暗に肌を晒さないで欲しいと願ったから仕方なく普通の鎧を身に付けていただけよ。でも、やっぱりあの鎧じゃないと本気を出せないのが身に染みて分かったわ……これから戦う時はやっぱりあの鎧に限るわね!!」
「姉さん……お願いだからもう止めて」
「姐さん……」
既に40代を迎えている年齢に至ってもアイラはビキニアーマー以外の装備を身に付ける事を嫌い、今後もビキニアーマーのみを装着することを宣言する。そんな彼女に妹であるマリアは顔を抑え、バルも頭を抑えられずにはいられない。
(不味いわ……若い頃の姉さんならまだ受け入れられたけど、今の年齢になってもあの恰好で戦う姉さんを他の人間が注目するのがこんなにも恥ずかしいなんて……バル、どうして貴方は止めなかったの!!)
(うわ、そんな目で見るなよ……あたしだって頑張って説得しようとしたんだよ!!でも、この人にお願いされると昔から断れないのは知ってるだろ!?)
マリアとバルは視線を交わすだけでお互いの考えている事を読み取り、長年の間どちらもアイラの起こす問題に度々悩まされていた。しかし、今回ばかりはアイラの行動を咎めない訳にはいかない
「とにかく!!今後姉さんは私のギルドで大人しくしてもらうわ!!これ以上の勝手な行動は許さないわよ!!」
「でもマリア!!私はどうしてもあの人と……」
「言い訳は聞かないわ!!もしも姉さんに何かあったらレナはどうなるの!?あの子は今でも姉さんの事を心配しているのよ!!」
「ううっ……」
レナの名前を出すと流石のアイラも反論出来ず、彼女としても正体を隠さずにレナと再会したいと考えている。しかし、アイラはどうしてもレナと出会う前に国王と話をしたいと考えていた。
「駄目!!やっぱりまだレナちゃんと会えないわ!!私はあの人ともう一度ちゃんと話し合いたいの!!」
「聞き分けがないわね!!もうあの男の事は諦めなさい!!」
「駄目よ!!きっと話し合えば分かり合えるはずなの!!」
「そういいながらレナが殺されたと勘違いして国王に殴り込みをかけた癖に!!」
「あ、あの時は冷静さを失っていたから……それにあの人だってきっと反省しているはずよ!!」
「ああ、もう……落ち着いて下さいよ二人とも!!」
姉妹喧嘩を始めた二人をバルは必死に宥め、昔から仲の良い姉妹ではあったが意見が食い違うと延々と誰かに止められるまで言い争いを続けるため、いつもバルを筆頭に彼女達の仲間が苦労していた。しかし、今回ばかりはアイラとマリアもお互いに引く気はなく、同時に立ち上がる。
「もういいわ!!それなら久しぶりに手合せを行いましょう!!勝った方が相手のお願い事を聞くの!!」
「構わないわ!!久しぶりに姉さんを叩きのめしてあげるわ!!」
「あら!?今までの戦績は私の方が上のはずよ!!」
「寝ぼけないで頂戴!!108戦54勝54敗で引き分けよ!!でも、今日の勝負で私が勝ち越しになるでしょうね!!」
「言ってくれるわねマリア!!久しぶりに貴女の泣き顔が見れそうで楽しみだわ!!」
「ちょ、何言ってんだあんたら!?英雄の領域に至った人間同士の決闘なんて……え、ちょっ、ここで始める気かい!?待って、あたしは無関係……うわあああああっ!?」
――数秒後、冒険者ギルドに存在した人間は地震が起きたのかと錯覚するほどの建物内に激しい振動が伝わった。
感想 5,097
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『ベルンハルト・フォン・バーデンは平穏に暮らしたい』
GamaFrog男爵家三男、ベルンハルト・フォン・バーデン。
家督継承権はなく、本来ならどこかの官職に就くか、他家へ仕えるか、婿入りするか――そんな将来が待っているはずだった。
しかしベルは少しだけ優秀すぎた。
小遣い稼ぎのつもりで始めた商売は成功し、気付けば父親より金を持ち、長男より領地経営に詳しく、次男より商売が上手くなっていた。
本人に出しゃばる気はない。
ただ普通に生きていただけだ。
それでも、優秀すぎる三男の存在は家族との距離を少しずつ広げていった。
家に居場所がなくなった。
だからベルは学園へ来た。
貴族だから一応入学した。
家にいるより気楽だったから。
静かに暮らしたかったから。
寄付金を積んで手に入れた広い寮部屋で、本を読み、昼寝をし、卒業後は適当な文官になって平穏に生きる
そのはずだった。
だが現実は違った。
男装令嬢に懐かれ。
王太子に目を付けられ。
商会には囲い込まれ。
気付けば平穏はどこへやら。
本人はただ平穏に暮らしたいだけ。
周囲はなぜか放っておいてくれない。
これは、面倒事を嫌う規格外の天才が、静かな人生を目指して失敗し続ける物語である。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
クラス全員で異世界召喚されたが、俺だけ教室に取り残されたのでとりあえず帰宅した
中山(ほ) クラス全員で異世界召喚されたが、先生と俺が残っていた。
魔法もチートスキルもステータス画面すら表示されない、ただの「残され損」
異世界に行けなかった俺を待っていたのは、世知辛い現実だった。
AI使用状況
GoogleのGeminiさん使ってます〜
誤字脱字チェックと調べ物お願いしてます
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。