文字の大きさ
大
中
小
338 / 2,093
都市崩壊編
マリアVSキラウ
――各地で魔獣兵が暴れる中、都市最大の戦力を誇るマリアは氷雨の冒険者ギルドの前にてキラウと対峙していた。周囲には既に数十体の魔獣兵の死体が転がっており、凍り付いた死骸、灰と化して原型すら残されていない死骸、あるいは黒焦げにされた状態で粉々に砕け散った死骸が散乱していた。
そんな死体に囲まれた中でキラウだけは笑みを浮かべ、杖を握りしめながらマリアと向かい合う。そんな彼女に対してマリアは不快感を現すように睨みつけ、杖を構えて魔法を放つ。
「二重魔法……サンダーボルト」
マリアが杖を突き出した瞬間、黄色の魔法陣が二つ現れ、電撃を放つ。しかし、キラウは迫りくる電撃に対し、七つの闇属性の魔水晶を搭載した神器「ロッド」を地面に突き刺す。
「無駄よ!!」
杖が地面に衝突した瞬間、キラウの影が実体化して巨人のように変形すると彼女を包み込む。その結果、マリアが撃ち込んだ電撃は影の巨人に遮られ、掻き消されてしまう。その光景を見たマリアは杖を構え、即座に聖属性の魔法を発動させる。
「フラッシュ」
「それも無駄ぁっ!!」
聖属性の閃光が影の巨人を飲み込むが、闇属性の唯一の弱点である聖属性の魔法すらも及ばないのか巨人は一瞬だけ肉体が揺らいだが、光が収まるのと同時に瞬時に再生を果たす。
「……意外と厄介ね、その影魔法とやらは」
「何時までも余裕こいてるんじゃない!!」
数年ぶりに自分の攻撃を通じない相手と相対し、マリアは自分が冒険者として活動していた頃を思い出し、不謹慎ではあるが久しぶりの手応えのある相手に高揚感を抱く。最も相手が大量殺戮者であり、自分の身内と考えるだけで頭が痛むが、雑念を振り払ってマリアは別の攻撃を試す。
「あの子の用に上手く行くかしら……土塊」
「そんな子供騙し、喰らうと思っているの!?」
影の巨人に対しては攻撃は無効化されてしまうため、マリアは本体を狙って土塊の魔法を発動させる。レナの場合は地面に振動を引き起こすのが限界だが、マリア程になると地割れを引き起こす。だが、攻撃を予測していたかのようにキラウは自分の影から生み出した巨人の肉体の中に入り込み、その場を跳躍して上空からマリアを狙う。
「死ねっ!!」
「最上級魔法、プロトアイギス!!」
巨人の両足が叩きつけられる寸前、マリアは空中に巨大な光の魔法陣を生成し、巨人の攻撃を遮る。巨人は聖属性の魔力で構成された魔法陣に触れた瞬間に肉体が崩壊を始め、下半身の部分が消失してしまう。
「ちっ!!」
キラウは完全に巨人が消え去る前に腕を伸ばし、背後の建物を掴んで後方へ移動する。魔法陣から離れると巨人は再生を開始して失った下半身を取り戻し、マリアも魔法陣を解除した。先ほどからお互いの攻撃を無効化されてしまい、戦闘が長引いてしまう。
「そろそろ降参したらどうなの?……出来の悪い方の姉さん」
「うるさい!!私に家族はいない!!」
挑発するようにマリアはキラウをそそのかすと、彼女は怒りで精神が乱れたのか影の巨人が一瞬だけ形を崩す。だが、すぐに冷静さを取り戻したのかキラウは巨人を操作すると、倒れている道端に倒れている魔獣兵の死骸を掴む。
「その減らず口を開けないようにしてやる……死ねっ!!」
「惨めな女ね……死体しか友達がいないのかしら?」
体長が2メートルを超えるホブゴブリンを巨人は軽々と持ち上げ、マリアへ向けて投擲する。しかし、魔術師でありながら魔法ではなく物理攻撃を仕掛けてきたキラウに対してマリアは呆れ、冷静に彼女は投げつけられた死体を迎撃する。
「三重魔法、フレイム・ランス」
三つの赤色の魔法陣がマリアの周囲に誕生し、三方向に向けて火炎を放出して死体を焼き尽くす。その光景を目にしたキラウは舌打ちし、今度はマリアが引き起こした地割れを利用して瓦礫を掘り起こす。
「くたばれっ!!」
「シルド」
放り込まれた瓦礫に対してマリアは杖を構えた瞬間、緑色の障壁が誕生して瓦礫を防ぐが、瓦礫の背後から巨人が掌を伸ばしてマリアの肉体を掴み取ろうとする。
「捕まえた!!」
「くっ!?」
巨人の掌がマリアのに肉体を覆い込み、その姿を見たキラウは笑みを浮かべ、そのまま彼女の肉体を持ち上げようとした。しかし、マリアは杖を天空に構えた瞬間、上空に浮かぶ雲が集まり、黒雲と化して雷を放つ。
「最上級魔法……トール!!」
「なっ……!?」
マリアが杖を振り下ろした瞬間、黒雲から巨大な一筋の雷が発生し、キラウを包み込む影の巨人を飲み込んだ――
※物凄い戦闘ですが別に最終決戦でもなんでもありません。
レナ「叔母様凄すぎる……(;´・ω・)」
ルノ(最弱職主人公)「中々やるね(´ω`)」
そんな死体に囲まれた中でキラウだけは笑みを浮かべ、杖を握りしめながらマリアと向かい合う。そんな彼女に対してマリアは不快感を現すように睨みつけ、杖を構えて魔法を放つ。
「二重魔法……サンダーボルト」
マリアが杖を突き出した瞬間、黄色の魔法陣が二つ現れ、電撃を放つ。しかし、キラウは迫りくる電撃に対し、七つの闇属性の魔水晶を搭載した神器「ロッド」を地面に突き刺す。
「無駄よ!!」
杖が地面に衝突した瞬間、キラウの影が実体化して巨人のように変形すると彼女を包み込む。その結果、マリアが撃ち込んだ電撃は影の巨人に遮られ、掻き消されてしまう。その光景を見たマリアは杖を構え、即座に聖属性の魔法を発動させる。
「フラッシュ」
「それも無駄ぁっ!!」
聖属性の閃光が影の巨人を飲み込むが、闇属性の唯一の弱点である聖属性の魔法すらも及ばないのか巨人は一瞬だけ肉体が揺らいだが、光が収まるのと同時に瞬時に再生を果たす。
「……意外と厄介ね、その影魔法とやらは」
「何時までも余裕こいてるんじゃない!!」
数年ぶりに自分の攻撃を通じない相手と相対し、マリアは自分が冒険者として活動していた頃を思い出し、不謹慎ではあるが久しぶりの手応えのある相手に高揚感を抱く。最も相手が大量殺戮者であり、自分の身内と考えるだけで頭が痛むが、雑念を振り払ってマリアは別の攻撃を試す。
「あの子の用に上手く行くかしら……土塊」
「そんな子供騙し、喰らうと思っているの!?」
影の巨人に対しては攻撃は無効化されてしまうため、マリアは本体を狙って土塊の魔法を発動させる。レナの場合は地面に振動を引き起こすのが限界だが、マリア程になると地割れを引き起こす。だが、攻撃を予測していたかのようにキラウは自分の影から生み出した巨人の肉体の中に入り込み、その場を跳躍して上空からマリアを狙う。
「死ねっ!!」
「最上級魔法、プロトアイギス!!」
巨人の両足が叩きつけられる寸前、マリアは空中に巨大な光の魔法陣を生成し、巨人の攻撃を遮る。巨人は聖属性の魔力で構成された魔法陣に触れた瞬間に肉体が崩壊を始め、下半身の部分が消失してしまう。
「ちっ!!」
キラウは完全に巨人が消え去る前に腕を伸ばし、背後の建物を掴んで後方へ移動する。魔法陣から離れると巨人は再生を開始して失った下半身を取り戻し、マリアも魔法陣を解除した。先ほどからお互いの攻撃を無効化されてしまい、戦闘が長引いてしまう。
「そろそろ降参したらどうなの?……出来の悪い方の姉さん」
「うるさい!!私に家族はいない!!」
挑発するようにマリアはキラウをそそのかすと、彼女は怒りで精神が乱れたのか影の巨人が一瞬だけ形を崩す。だが、すぐに冷静さを取り戻したのかキラウは巨人を操作すると、倒れている道端に倒れている魔獣兵の死骸を掴む。
「その減らず口を開けないようにしてやる……死ねっ!!」
「惨めな女ね……死体しか友達がいないのかしら?」
体長が2メートルを超えるホブゴブリンを巨人は軽々と持ち上げ、マリアへ向けて投擲する。しかし、魔術師でありながら魔法ではなく物理攻撃を仕掛けてきたキラウに対してマリアは呆れ、冷静に彼女は投げつけられた死体を迎撃する。
「三重魔法、フレイム・ランス」
三つの赤色の魔法陣がマリアの周囲に誕生し、三方向に向けて火炎を放出して死体を焼き尽くす。その光景を目にしたキラウは舌打ちし、今度はマリアが引き起こした地割れを利用して瓦礫を掘り起こす。
「くたばれっ!!」
「シルド」
放り込まれた瓦礫に対してマリアは杖を構えた瞬間、緑色の障壁が誕生して瓦礫を防ぐが、瓦礫の背後から巨人が掌を伸ばしてマリアの肉体を掴み取ろうとする。
「捕まえた!!」
「くっ!?」
巨人の掌がマリアのに肉体を覆い込み、その姿を見たキラウは笑みを浮かべ、そのまま彼女の肉体を持ち上げようとした。しかし、マリアは杖を天空に構えた瞬間、上空に浮かぶ雲が集まり、黒雲と化して雷を放つ。
「最上級魔法……トール!!」
「なっ……!?」
マリアが杖を振り下ろした瞬間、黒雲から巨大な一筋の雷が発生し、キラウを包み込む影の巨人を飲み込んだ――
※物凄い戦闘ですが別に最終決戦でもなんでもありません。
レナ「叔母様凄すぎる……(;´・ω・)」
ルノ(最弱職主人公)「中々やるね(´ω`)」
感想 5,097
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
『ベルンハルト・フォン・バーデンは平穏に暮らしたい』
GamaFrog男爵家三男、ベルンハルト・フォン・バーデン。
家督継承権はなく、本来ならどこかの官職に就くか、他家へ仕えるか、婿入りするか――そんな将来が待っているはずだった。
しかしベルは少しだけ優秀すぎた。
小遣い稼ぎのつもりで始めた商売は成功し、気付けば父親より金を持ち、長男より領地経営に詳しく、次男より商売が上手くなっていた。
本人に出しゃばる気はない。
ただ普通に生きていただけだ。
それでも、優秀すぎる三男の存在は家族との距離を少しずつ広げていった。
家に居場所がなくなった。
だからベルは学園へ来た。
貴族だから一応入学した。
家にいるより気楽だったから。
静かに暮らしたかったから。
寄付金を積んで手に入れた広い寮部屋で、本を読み、昼寝をし、卒業後は適当な文官になって平穏に生きる
そのはずだった。
だが現実は違った。
男装令嬢に懐かれ。
王太子に目を付けられ。
商会には囲い込まれ。
気付けば平穏はどこへやら。
本人はただ平穏に暮らしたいだけ。
周囲はなぜか放っておいてくれない。
これは、面倒事を嫌う規格外の天才が、静かな人生を目指して失敗し続ける物語である。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
由香皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
クラス全員で異世界召喚されたが、俺だけ教室に取り残されたのでとりあえず帰宅した
中山(ほ) クラス全員で異世界召喚されたが、先生と俺が残っていた。
魔法もチートスキルもステータス画面すら表示されない、ただの「残され損」
異世界に行けなかった俺を待っていたのは、世知辛い現実だった。
AI使用状況
GoogleのGeminiさん使ってます〜
誤字脱字チェックと調べ物お願いしてます
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。