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放浪編
コトミンとの再会
「たくっ……お前のせいで服がびしょぬれだよ。ゴンちゃんなんてわざわざ服と下着を買う羽目になったんだぞ」
「めんごっ」
「いや、気にするな。どうせ買うつもりだったからな」
川原にてレナは濡れた服を乾かすために退魔刀を地面に深く突き刺し、少し離れた場所に反鏡剣を突き刺すと、神器のチェーンを柄の部分に巻き付けて「物干し竿」代わりに利用して服を乾かす。ゴンゾウの場合はそもそも監獄に転移した時の衣服しか身に着けていなかったのでわざわざ服屋に立ち寄って衣服を一式買う羽目になってしまった。
ゴンゾウの衣服の代金はレナが支払ったが、そもそも手持ちも余裕がなくなり、あと数日分の宿代程度しか残っていない。監獄都市でネズミの情報料で銀貨を大量の消耗してしまったため、この街に居る間に旅費を稼ぐ必要がある。
「でも、コトミンが無事で良かったよ。よしよし」
「ごろごろっ……私も会えて嬉しい」
「人魚なのに猫のような声だな」
座り込んだレナがコトミンを手招くと、彼女は嬉しそうにレナの膝に頭を乗せて猫のようにじゃれつく。そんなコトミンの頭を撫でながらレナは彼女の身に何が起きたのかを問う。
「コトミン、お前は今まで何処に居たんだ?俺達はこの街から少し離れた場所に転移したんだけど、コトミンは何処に飛ばされた?」
「私は森の中にある遺跡に飛ばされていた。前にレナが連れて行ってくれた遺跡と少し似ていた」
「遺跡……?」
「その遺跡の近くに大きな滝が流れていたからそこでしばらくは暮らしてた。でも、一人でいるのが飽きてここまで泳いできた」
レナは過去に立ち寄った深淵の森の奥に遺跡の事を思い出し、コトミンの話によると彼女はこの川の上流を遡ると森の中に存在する大きな滝に繋がるらしく、ずっと一人で過ごしていたという。しかし、誰も迎えに来ない事を悟ると川を泳いで冒険都市へ戻ろうとしていたらしい。
人魚族であるコトミンはスライムや特別な衣服を身につけないと地上への行動時間は限られているため、必然的に水場の近くでしか行動できない。だから川を泳いで街を探し、冒険都市への行き方を尋ねようとした時にレナ達と遭遇したという。ちなみに捕まえた大きな鮫は川の中に生息していたらしく、この世界では普通に鮫も川で捕れる事が発覚した。
「レナ、この魚を美味しく調理して」
「いや、鮫の調理なんてした事ないけど……フカヒレにでもするかな?」
「かなりの大物だな。しかもまだ生きているようだぞ」
コトミンが川の中で捕獲した鮫は体長は3メートル近く、体重が200kgは超えている大物であり、街中で逃がす事も出来ないので川原の上に横たわっている。地上に放り出されてからそれなりの時間が経過しているが未だに生きており、時々ぴくぴくと痙攣する。
「しょうがない、面倒だから適当に切り分けて焼き魚にするか。ゴンちゃん、火の準備をして」
「よし、任せろ。中々食いごたえがありそうだ」
「じゅるりっ……美味しそう」
「っ……!?」
レナ達の言葉を聞いた鮫は激しく震え、命乞いを行うように目元を潤ませてレナ達に視線を向けるが、空腹を我慢できないコトミンとゴンゾウはいそいそと調理の準備を行う。レナは空間魔法を発動させて紅蓮を取り出すと、この際に爆炎を利用して一気に焼き上げる事は出来ないのかを試そうとした。
「あ、そうだ。紅蓮を使えば一気に焼く事が出来るかも。木端微塵にならないように火力を調整しないとな……」
「っ……!!」
「レナ、さっきからこの鮫がこちらを見ているような気がするが……もしかして人語を理解できるんじゃないのか?」
「え?人語を理解できるって、かなり知能が高い魔物じゃないの?」
鮫の様子に気づいたゴンゾウが紅蓮の刃を鮫の口に構えたレナに声を掛けると、刀を下ろしてレナは鮫に触れて念のために話しかける。もしかしたらスライムやゴブリンのように知能が高い魔物の類であるかも知れず、話しかけて反応を伺う。
「おい、お前は俺達の言葉が分かるのか?」
「っ……!!」
レナの言葉に鮫は身体を震わせるが、この程度の反応では判断は難しく、本当に鮫が人語を理解して反応しているかは分からない。しかし、以前にレナはウルと魚釣りを行った時に鮫と人間が合わさったような謎の生物と遭遇している(書籍版第二巻の特典SS)。
もしも鮫が本当に人語を理解できるのならば調理するのは躊躇うが、だからといって人々が魚を釣る場所で鮫を逃がすような真似をするのも危険であり、どうするべきか判断に悩んでいると不意に橋の方から複数人の声が上がる。
「あ、見つけたぞ!!ここに居たのか!!」
「おい、貴様等!!そこを動くんじゃないぞ!!」
「何だ?」
「兵士……いや、傭兵か?」
「……?」
橋の上から声を掛けられたレナ達は振り返ると、橋から土手の方に移動する皮鎧を身に着けた集団を発見し、恐らくは傭兵と思われる人間達がレナ達の前に現れる。
※今回の投降の10秒前……?
アイリス「うわああああっ!!」(ノД`)・゜・。
レナ「ど、どうした!?」(;´・ω・)
カタナヅキ「度重なる公開ボタンの連続投稿の罰としてこいつは次の巻の挿絵にも出さない事を決めた(#●ω●)もう諦めろ!!」
アイリス「ううっ……このぉっ!!」( ゚Д゚)ノ公開ボタン
カタナヅキ「ま、また押すのか!?止めろ、俺が悪かったから……!?」(;´・ω・)ノドウドウ
「めんごっ」
「いや、気にするな。どうせ買うつもりだったからな」
川原にてレナは濡れた服を乾かすために退魔刀を地面に深く突き刺し、少し離れた場所に反鏡剣を突き刺すと、神器のチェーンを柄の部分に巻き付けて「物干し竿」代わりに利用して服を乾かす。ゴンゾウの場合はそもそも監獄に転移した時の衣服しか身に着けていなかったのでわざわざ服屋に立ち寄って衣服を一式買う羽目になってしまった。
ゴンゾウの衣服の代金はレナが支払ったが、そもそも手持ちも余裕がなくなり、あと数日分の宿代程度しか残っていない。監獄都市でネズミの情報料で銀貨を大量の消耗してしまったため、この街に居る間に旅費を稼ぐ必要がある。
「でも、コトミンが無事で良かったよ。よしよし」
「ごろごろっ……私も会えて嬉しい」
「人魚なのに猫のような声だな」
座り込んだレナがコトミンを手招くと、彼女は嬉しそうにレナの膝に頭を乗せて猫のようにじゃれつく。そんなコトミンの頭を撫でながらレナは彼女の身に何が起きたのかを問う。
「コトミン、お前は今まで何処に居たんだ?俺達はこの街から少し離れた場所に転移したんだけど、コトミンは何処に飛ばされた?」
「私は森の中にある遺跡に飛ばされていた。前にレナが連れて行ってくれた遺跡と少し似ていた」
「遺跡……?」
「その遺跡の近くに大きな滝が流れていたからそこでしばらくは暮らしてた。でも、一人でいるのが飽きてここまで泳いできた」
レナは過去に立ち寄った深淵の森の奥に遺跡の事を思い出し、コトミンの話によると彼女はこの川の上流を遡ると森の中に存在する大きな滝に繋がるらしく、ずっと一人で過ごしていたという。しかし、誰も迎えに来ない事を悟ると川を泳いで冒険都市へ戻ろうとしていたらしい。
人魚族であるコトミンはスライムや特別な衣服を身につけないと地上への行動時間は限られているため、必然的に水場の近くでしか行動できない。だから川を泳いで街を探し、冒険都市への行き方を尋ねようとした時にレナ達と遭遇したという。ちなみに捕まえた大きな鮫は川の中に生息していたらしく、この世界では普通に鮫も川で捕れる事が発覚した。
「レナ、この魚を美味しく調理して」
「いや、鮫の調理なんてした事ないけど……フカヒレにでもするかな?」
「かなりの大物だな。しかもまだ生きているようだぞ」
コトミンが川の中で捕獲した鮫は体長は3メートル近く、体重が200kgは超えている大物であり、街中で逃がす事も出来ないので川原の上に横たわっている。地上に放り出されてからそれなりの時間が経過しているが未だに生きており、時々ぴくぴくと痙攣する。
「しょうがない、面倒だから適当に切り分けて焼き魚にするか。ゴンちゃん、火の準備をして」
「よし、任せろ。中々食いごたえがありそうだ」
「じゅるりっ……美味しそう」
「っ……!?」
レナ達の言葉を聞いた鮫は激しく震え、命乞いを行うように目元を潤ませてレナ達に視線を向けるが、空腹を我慢できないコトミンとゴンゾウはいそいそと調理の準備を行う。レナは空間魔法を発動させて紅蓮を取り出すと、この際に爆炎を利用して一気に焼き上げる事は出来ないのかを試そうとした。
「あ、そうだ。紅蓮を使えば一気に焼く事が出来るかも。木端微塵にならないように火力を調整しないとな……」
「っ……!!」
「レナ、さっきからこの鮫がこちらを見ているような気がするが……もしかして人語を理解できるんじゃないのか?」
「え?人語を理解できるって、かなり知能が高い魔物じゃないの?」
鮫の様子に気づいたゴンゾウが紅蓮の刃を鮫の口に構えたレナに声を掛けると、刀を下ろしてレナは鮫に触れて念のために話しかける。もしかしたらスライムやゴブリンのように知能が高い魔物の類であるかも知れず、話しかけて反応を伺う。
「おい、お前は俺達の言葉が分かるのか?」
「っ……!!」
レナの言葉に鮫は身体を震わせるが、この程度の反応では判断は難しく、本当に鮫が人語を理解して反応しているかは分からない。しかし、以前にレナはウルと魚釣りを行った時に鮫と人間が合わさったような謎の生物と遭遇している(書籍版第二巻の特典SS)。
もしも鮫が本当に人語を理解できるのならば調理するのは躊躇うが、だからといって人々が魚を釣る場所で鮫を逃がすような真似をするのも危険であり、どうするべきか判断に悩んでいると不意に橋の方から複数人の声が上がる。
「あ、見つけたぞ!!ここに居たのか!!」
「おい、貴様等!!そこを動くんじゃないぞ!!」
「何だ?」
「兵士……いや、傭兵か?」
「……?」
橋の上から声を掛けられたレナ達は振り返ると、橋から土手の方に移動する皮鎧を身に着けた集団を発見し、恐らくは傭兵と思われる人間達がレナ達の前に現れる。
※今回の投降の10秒前……?
アイリス「うわああああっ!!」(ノД`)・゜・。
レナ「ど、どうした!?」(;´・ω・)
カタナヅキ「度重なる公開ボタンの連続投稿の罰としてこいつは次の巻の挿絵にも出さない事を決めた(#●ω●)もう諦めろ!!」
アイリス「ううっ……このぉっ!!」( ゚Д゚)ノ公開ボタン
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