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放浪編
聖剣レーヴァティン
「ダイン、さっきの魔水晶を貸してよ。これが本当に聖剣なのか確かめたいから」
「えっ!?や、やだよ!!こいつは僕の家宝にするんだ!!」
「我儘言わないのもう!!ほら、早く貸しなさい!!」
「お母さん……?」
嫌がるダインを母親のように叱りつけながらレナは魔水晶を差し出す様に促し、渋々とダインは小袋を取り出して魔水晶を差し出す。柄の窪みに魔水晶を嵌め込むと虹色の刀身がより光り輝き、掌を通して熱が送り込まれる。
「おおっ……何か、凄い力を感じる」
「強い魔力を出してる。前にレナが腐敗竜を倒した時の剣みたい」
「す、凄いな……」
「俺にはよく分からないが……」
魔術師ではないゴンゾウには聖剣の力を感じ取れないようだが、他の3人は並みの魔術師よりも優れているので剣から発せられる魔力を感じ取り、その魔力の強さはカラドボルグにも匹敵した。レナは聖剣レーヴァティンと思われる剣を握り締め、もしも勇者の作り出した聖剣ならば勇者の血筋でもあるレナにも扱えるはずだった。
エクスカリバーはカラドボルグは大量の魔力を消耗する事で剣の力を発揮出来たが、レーヴァティンも同様に所持しているだけで魔力を吸収する仕組みらしく、試しにレナは剣が突き刺さっていた台座に視線を向けて剣を振り下ろす。
「よし、行くぞ……はあっ!!」
「うわっ!?」
刃を振りぬいた瞬間、刀身から真紅の火炎が放出されて台座を飲み込み、金属を容易く溶かす。どうやらカラドボルグと同様に放出系の攻撃が行えるらしく、カラドボルグが光線のような雷撃を生み出すのに対してレーヴァティンは火炎放射のように真紅の炎を生み出せる事が発覚した。
七大魔剣である紅蓮の場合は刃に衝撃を受ける事で爆発を引き起こすのに対し、聖剣レーヴァティンの場合は炎を自由自在に放出する事が出来るらしく、似ているようで性質が異なるらしい。思いもよらずに強力な武器を手に入れたレナは慌てて剣を下ろす。
「ふうっ……カラドボルグよりは魔力の消費量は少ないけど、そう何度も使えなさそうだな」
「な、なあレナ?もうそれが本物だって分かっただろ?なら魔水晶は僕に返して……」
「ダイン、諦めろ。聖剣を扱えるのはレナだけだ」
「でもそれ僕が最初に見つけたんだぞ!?」
ダインが聖剣に装着していた魔水晶を諦めきれずに駄々をこねるが、今後の事を考えると聖剣はレナが所持していた方が安全のため、仕方なくレナはダインに「紅蓮」を渡す。
「じゃあ、ダインには代わりにこれを上げるよ。七大魔剣の紅蓮は聞いたことがあるでしょ?」
「え、マジで!?ほ、本当にいいのか?後で返せとか言われても返さないからな!?」
「別にそんな事言わないよ。というか、それでいいの?」
「う~ん……七大魔剣か、僕には扱いにくそうだけど値打ち物なのは間違いないしな……」
「売る気なのか!?」
紅蓮を受け取ったダインは難しい表情を浮かべ、自分が装備するべきか売却するべきか本気で悩む。その様子を見てゴンゾウが呆れた声を上げるが、ダインの場合は剣士ではないので刀を受け取っても扱いに困るのは無理はない。その間にレナは空間魔法を発動させてレーヴァティンを異空間に回収すると、コトミンが聖剣の熱に当てられたのか気分が悪そうに頭を抑えている事に気付く。
「コトミン、大丈夫?」
「……ちょっと頭が痛い、さっきの炎のせいで身体が熱くなった」
「不味いな……ほら、俺の水筒を飲みなよ」
「ありがとう……あ、関節キス?」
「いちいちボケなくていいから早く飲め」
スラミンやヒトミンが不在のせいでコトミンの肉体は熱を帯びやすくなり、陸上では定期的に水分を補給しないと彼女の身体が持たない。自分の水筒を渡しながらレナはコトミンのために早々に遺跡から離れて川が流れている場所へ向かう事を決める。
「よし、ここをすぐに出よう。コトミンは川まで歩いて戻れる?」
「大丈夫……と思う。いざという時はレナにおんぶしてもらう」
「俺よりゴンちゃんに抱えてもらった方が安全だと思うけど……」
「レナが良い……ほら、おんぶして」
「うわっ!?」
自分に構えとばかりにコトミンはレナの背中に飛びつき、その豊満な乳房を押し付ける。背中の感触に気づきながらもレナは仕方なくコトミンを背負い、二人に振り返る。
「急いでここを出よう。ダインを襲ってきた石像が他にもいるかもしれないし……」
「そうだな」
「やっとここを出られるのか……あ、でも少し寄り道しちゃ駄目かな?どうしてもレナ達にもあの場所を見て貰いたいんだけど……」
「さっき話していた広場の事?」
ダインが立ち去る前に他の人間にも自分が発見したという謎の広場を見て欲しいと願い、レナはコトミンに顔を向けると彼女は問題ないとばかりに頷き、遺跡を立ち去る前に最後にダインが発見した広場を確認する事が決まった。
「えっ!?や、やだよ!!こいつは僕の家宝にするんだ!!」
「我儘言わないのもう!!ほら、早く貸しなさい!!」
「お母さん……?」
嫌がるダインを母親のように叱りつけながらレナは魔水晶を差し出す様に促し、渋々とダインは小袋を取り出して魔水晶を差し出す。柄の窪みに魔水晶を嵌め込むと虹色の刀身がより光り輝き、掌を通して熱が送り込まれる。
「おおっ……何か、凄い力を感じる」
「強い魔力を出してる。前にレナが腐敗竜を倒した時の剣みたい」
「す、凄いな……」
「俺にはよく分からないが……」
魔術師ではないゴンゾウには聖剣の力を感じ取れないようだが、他の3人は並みの魔術師よりも優れているので剣から発せられる魔力を感じ取り、その魔力の強さはカラドボルグにも匹敵した。レナは聖剣レーヴァティンと思われる剣を握り締め、もしも勇者の作り出した聖剣ならば勇者の血筋でもあるレナにも扱えるはずだった。
エクスカリバーはカラドボルグは大量の魔力を消耗する事で剣の力を発揮出来たが、レーヴァティンも同様に所持しているだけで魔力を吸収する仕組みらしく、試しにレナは剣が突き刺さっていた台座に視線を向けて剣を振り下ろす。
「よし、行くぞ……はあっ!!」
「うわっ!?」
刃を振りぬいた瞬間、刀身から真紅の火炎が放出されて台座を飲み込み、金属を容易く溶かす。どうやらカラドボルグと同様に放出系の攻撃が行えるらしく、カラドボルグが光線のような雷撃を生み出すのに対してレーヴァティンは火炎放射のように真紅の炎を生み出せる事が発覚した。
七大魔剣である紅蓮の場合は刃に衝撃を受ける事で爆発を引き起こすのに対し、聖剣レーヴァティンの場合は炎を自由自在に放出する事が出来るらしく、似ているようで性質が異なるらしい。思いもよらずに強力な武器を手に入れたレナは慌てて剣を下ろす。
「ふうっ……カラドボルグよりは魔力の消費量は少ないけど、そう何度も使えなさそうだな」
「な、なあレナ?もうそれが本物だって分かっただろ?なら魔水晶は僕に返して……」
「ダイン、諦めろ。聖剣を扱えるのはレナだけだ」
「でもそれ僕が最初に見つけたんだぞ!?」
ダインが聖剣に装着していた魔水晶を諦めきれずに駄々をこねるが、今後の事を考えると聖剣はレナが所持していた方が安全のため、仕方なくレナはダインに「紅蓮」を渡す。
「じゃあ、ダインには代わりにこれを上げるよ。七大魔剣の紅蓮は聞いたことがあるでしょ?」
「え、マジで!?ほ、本当にいいのか?後で返せとか言われても返さないからな!?」
「別にそんな事言わないよ。というか、それでいいの?」
「う~ん……七大魔剣か、僕には扱いにくそうだけど値打ち物なのは間違いないしな……」
「売る気なのか!?」
紅蓮を受け取ったダインは難しい表情を浮かべ、自分が装備するべきか売却するべきか本気で悩む。その様子を見てゴンゾウが呆れた声を上げるが、ダインの場合は剣士ではないので刀を受け取っても扱いに困るのは無理はない。その間にレナは空間魔法を発動させてレーヴァティンを異空間に回収すると、コトミンが聖剣の熱に当てられたのか気分が悪そうに頭を抑えている事に気付く。
「コトミン、大丈夫?」
「……ちょっと頭が痛い、さっきの炎のせいで身体が熱くなった」
「不味いな……ほら、俺の水筒を飲みなよ」
「ありがとう……あ、関節キス?」
「いちいちボケなくていいから早く飲め」
スラミンやヒトミンが不在のせいでコトミンの肉体は熱を帯びやすくなり、陸上では定期的に水分を補給しないと彼女の身体が持たない。自分の水筒を渡しながらレナはコトミンのために早々に遺跡から離れて川が流れている場所へ向かう事を決める。
「よし、ここをすぐに出よう。コトミンは川まで歩いて戻れる?」
「大丈夫……と思う。いざという時はレナにおんぶしてもらう」
「俺よりゴンちゃんに抱えてもらった方が安全だと思うけど……」
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「うわっ!?」
自分に構えとばかりにコトミンはレナの背中に飛びつき、その豊満な乳房を押し付ける。背中の感触に気づきながらもレナは仕方なくコトミンを背負い、二人に振り返る。
「急いでここを出よう。ダインを襲ってきた石像が他にもいるかもしれないし……」
「そうだな」
「やっとここを出られるのか……あ、でも少し寄り道しちゃ駄目かな?どうしてもレナ達にもあの場所を見て貰いたいんだけど……」
「さっき話していた広場の事?」
ダインが立ち去る前に他の人間にも自分が発見したという謎の広場を見て欲しいと願い、レナはコトミンに顔を向けると彼女は問題ないとばかりに頷き、遺跡を立ち去る前に最後にダインが発見した広場を確認する事が決まった。
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