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最終章 前編 〈王都編〉
シャドル公爵家の当主
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「シャドル公爵家の当主……つまり、僕の爺さんのオウネンだ」
「オウネン……その名前は聞いた事があるぞ。齢100才を超えて尚も当主の座に就く老人だと」
「ダインのお祖父さんがこの人を洗脳したのか?」
「絶対に間違いない。あの爺さん以外に記憶の改竄なんて出来る奴はいないよ。親父も洗脳ぐらいなら出来るけど、記憶を抹消する事は出来ないはずだ」
ダインの予想ではラナを含めた緑影の隊員を洗脳して騙していたのは自分の祖父で間違いないらしく、公爵家の現当主であるオウネンが直々にラナ達に洗脳を施した事になる。オウネンの存在はヨツバ王国の中でも名前は伝わっているらしく、現在は100才を超えているのに未だに当主の座を譲らずに生き続けている老人だと知られていた。
オウネンは20才の頃から当主の座に就き、80年以上も経過した今でも当主の座を子供に譲り渡す様子も見せず、バルトロス王国の重要人物として扱われている。だが、彼等が呪術師であるという情報は外部に漏れた事は一度もなく、それだけにダインの言葉にラナは疑いを持つ。
「……お前の言葉が真実だとしても気になる点がある。まず、お前はシャドル公爵家の人間だという証拠は?」
「ないよ。でも、シャドル公爵家の人間しか知り得ない情報は色々知っている」
「それだけでは信用できないな。どんな情報を持っていようと確かめる術がない」
「ラナの姉さん!!ダインの兄さんはいつもふざけているけど、こういう時に冗談を言うような人じゃないっす!!」
「いつもふざけてるって何だよ!?」
ラナはダインの言葉に疑いを隠せず、そもそもシャドル公爵家が呪術師の家系である事も始めて知った。仮にダインの話が真実だった場合、どうしてシャドル公爵家は自分達の家の秘密を知っているダインを簡単に追放するはずがない。
「お前の言葉が真実だとしても、どうしてお前は追放されるだけで済んだ?王国にとっては呪術師の存在は何としても外部から秘匿しなければならない存在のはず……公爵家の秘密を知っているお前を追放すれば外部に情報漏洩をもたらす危険性があるはずだ。どうしてお前は見逃された?」
「見逃された?馬鹿を言えよ……あいつらが僕を簡単に家から出すわけない」
「ダイン?」
ダインはラナの言葉を聞いて深いため息を吐き出すと、その場でマントと上着を脱いで上半身を露わにする。そんな彼の行動に全員が驚くが、ダインは全員が見える位置で背中を向けた。
「これが呪術師の呪いだよ……あいつらば公爵家にとって不利益な情報を漏らさないように僕に口封じの呪いを施したんだ」
「これは……刺青?」
「髑髏、いや髑髏と蛇か……?」
――ダインの背中には額に蛇のような傷跡が存在する髑髏の刺青が刻まれており、それを見た全員が圧倒される程の見事な刺繍が施されているが、何故か所々に火傷の痕跡が残っていた。
「こいつの名前は「怨痕」と言うんだ。もしも僕が公爵家の秘密を誰かに明かそうとした時、この背中の髑髏の紋様が僕の魔力を吸収して僕を殺す仕組みになっている。これが呪術師の呪いだよ」
「ひ、酷い……」
「なんて事を……」
子供であろうが家を抜け出そうとする人間には公爵家の秘密を他者に漏らさないために「怨痕」を刻み、情報漏洩を防ぐシャドル公爵家のやり方にレナ達は怒りを抱くが、ダインは皆の反応を知って苦笑いを浮かべる。
「といっても、この呪い自体はもうずいぶん前に自力で破ったんだ。闇魔導士も呪術師も同じ闇属性を扱う魔法だから呪いに対して耐性があったのが幸いして数年がかりでこの呪いから解放される方法を見つけ出したんだぜ?まあ、お陰でかなり借金する事になったけど……」
「何?その、呪いというのは解ける物なのか?」
「正確には呪いを解除するんじゃなく、呪いを抑える方法を見つけたのさ。見てろよ……僕はシャドル公爵家の秘密を知っている!!」
背中を向けたままダインが公爵家の事を口にした瞬間、背中の髑髏の目元の部分が光り輝き、全体が黒色の魔力を滲む。危険な雰囲気を感じ取った全員がダインから離れようとしたが、ダインは両肩を力強く握りしめて気合を込めるように頬を赤くする。
「大人しくしろ……!!お前なんかに僕が負けるか!!」
「これは……」
「影魔法!?」
ダインの背中の髑髏に彼の影がまとわりつき、背中の全体を黒に染めると刺青を覆い隠す。やがて楽になったようにダインは息を吐き、上着を着なおして事情を説明した。
「どうだ?凄いだろ!?どうも僕の影魔法なら呪いを抑え込める力があるのか、こうして背中を影で覆えば呪いも発動しないんだよ。まあ、ちょっと疲れるけどさ……」
「影魔法にそんな使い方もあったのか……凄いなダインは」
「なるほど、お前の事情は理解した……確かに話の筋は通っている。私達を騙したのがそのオウネンとやらの仕業だとは信じよう。しかし、それが本当ならライコフはシャドル公爵家の人間と手を組んでいるのか?」
話を聞き終えたラナは表情を険しくさせ、国を裏切っただけではなく、他国の貴族と手を組んで自分達を洗脳したライコフに怒りを抱く。それと同時にどうしてライコフがシャドル公爵家と繋がりを持てたのかも気にかかり、人間を見下すライコフがバルトロス王国の公爵家とはいえ、人間であるオウネンと協力していた事が気にかかる。
「奴はヨツバ王国の貴族の中でも森人族至上主義の思考を持つ男だ。それがどうして人間と手を組んで我々を嵌めよた?まさか、今回の奴の行動は……!?」
「……ヨツバ王国の第一王女のカレハが関係している、とか?」
『ええっ!?』
ラナの予想をレナが先読みして答えると全員が驚愕の声を上げる。だが、エリナとラナは難しい表情を浮かべてお互いの顔を確認し、二人の知る第一王女ならばライコフを利用して妹の抹殺を企んでいてもおかしくなかった。
「た、確かにそれなら辻褄が合うかもしれないっす……第一王女のカレハ様はティナ様の事を嫌ってますから!!」
「それは……有り得るかもしれない」
「ティナ様とカレハ様は本当に仲が悪いんですよ。あ、正確に言えばカレハ様が一方的にティナ様を嫌ってるんです」
「どうして?姉妹なのに?」
「えっと……話しても問題ないんですかね?」
コトミンの質問にエリナはラナに振り返ると、彼女は自分に聞くなとばかりに顔を逸らし、ここまで来た以上は隠し事は出来ないと判断したエリナはヨツバ王国の王族の関係性を説明する。
「えっとですね、国王様には4人の子供が居ます。長女であるカレハ様、次に長男のアルン様、次女のノル様に三女のティナ様です。この中で一番最初に生まれたのはカレハ様でした」
「でも国王様って相当なお年寄りに見えるけど、何歳の時に子供が産まれたの?」
「カレハ様は100年ぐらい前ですかね?ずっと子供が出来なかった国王様は凄く可愛がってたそうですよ。その後に3人が産まれたんですけど……正直、カレハ様は他の3人とはあんまり仲良くないです」
「どうして?」
「その……カレハ様は産まれたときに世継ぎとして育てられました。けど、ティナ様が産まれてから王位の継承が出来なくなって……」
「あ~……」
レナは前にリンダからヨツバ王国の王位継承の選別方法を教わった事を思い出し、ヨツバ王国では魔力が高い王族が王位継承者である事が定められている。そのため、結果的に4人の中で最も魔法の才能に満ち溢れたティナが王位継承者として相応しい事をリンダから聞いていた。
※一応はカレハの存在はティナが最初に冒険都市に訪れたから存在は仄めかしていました。登場するのにここまで時間が掛かったキャラクターはもう他にはいないでしょう(;´・ω・)
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「絶対に間違いない。あの爺さん以外に記憶の改竄なんて出来る奴はいないよ。親父も洗脳ぐらいなら出来るけど、記憶を抹消する事は出来ないはずだ」
ダインの予想ではラナを含めた緑影の隊員を洗脳して騙していたのは自分の祖父で間違いないらしく、公爵家の現当主であるオウネンが直々にラナ達に洗脳を施した事になる。オウネンの存在はヨツバ王国の中でも名前は伝わっているらしく、現在は100才を超えているのに未だに当主の座を譲らずに生き続けている老人だと知られていた。
オウネンは20才の頃から当主の座に就き、80年以上も経過した今でも当主の座を子供に譲り渡す様子も見せず、バルトロス王国の重要人物として扱われている。だが、彼等が呪術師であるという情報は外部に漏れた事は一度もなく、それだけにダインの言葉にラナは疑いを持つ。
「……お前の言葉が真実だとしても気になる点がある。まず、お前はシャドル公爵家の人間だという証拠は?」
「ないよ。でも、シャドル公爵家の人間しか知り得ない情報は色々知っている」
「それだけでは信用できないな。どんな情報を持っていようと確かめる術がない」
「ラナの姉さん!!ダインの兄さんはいつもふざけているけど、こういう時に冗談を言うような人じゃないっす!!」
「いつもふざけてるって何だよ!?」
ラナはダインの言葉に疑いを隠せず、そもそもシャドル公爵家が呪術師の家系である事も始めて知った。仮にダインの話が真実だった場合、どうしてシャドル公爵家は自分達の家の秘密を知っているダインを簡単に追放するはずがない。
「お前の言葉が真実だとしても、どうしてお前は追放されるだけで済んだ?王国にとっては呪術師の存在は何としても外部から秘匿しなければならない存在のはず……公爵家の秘密を知っているお前を追放すれば外部に情報漏洩をもたらす危険性があるはずだ。どうしてお前は見逃された?」
「見逃された?馬鹿を言えよ……あいつらが僕を簡単に家から出すわけない」
「ダイン?」
ダインはラナの言葉を聞いて深いため息を吐き出すと、その場でマントと上着を脱いで上半身を露わにする。そんな彼の行動に全員が驚くが、ダインは全員が見える位置で背中を向けた。
「これが呪術師の呪いだよ……あいつらば公爵家にとって不利益な情報を漏らさないように僕に口封じの呪いを施したんだ」
「これは……刺青?」
「髑髏、いや髑髏と蛇か……?」
――ダインの背中には額に蛇のような傷跡が存在する髑髏の刺青が刻まれており、それを見た全員が圧倒される程の見事な刺繍が施されているが、何故か所々に火傷の痕跡が残っていた。
「こいつの名前は「怨痕」と言うんだ。もしも僕が公爵家の秘密を誰かに明かそうとした時、この背中の髑髏の紋様が僕の魔力を吸収して僕を殺す仕組みになっている。これが呪術師の呪いだよ」
「ひ、酷い……」
「なんて事を……」
子供であろうが家を抜け出そうとする人間には公爵家の秘密を他者に漏らさないために「怨痕」を刻み、情報漏洩を防ぐシャドル公爵家のやり方にレナ達は怒りを抱くが、ダインは皆の反応を知って苦笑いを浮かべる。
「といっても、この呪い自体はもうずいぶん前に自力で破ったんだ。闇魔導士も呪術師も同じ闇属性を扱う魔法だから呪いに対して耐性があったのが幸いして数年がかりでこの呪いから解放される方法を見つけ出したんだぜ?まあ、お陰でかなり借金する事になったけど……」
「何?その、呪いというのは解ける物なのか?」
「正確には呪いを解除するんじゃなく、呪いを抑える方法を見つけたのさ。見てろよ……僕はシャドル公爵家の秘密を知っている!!」
背中を向けたままダインが公爵家の事を口にした瞬間、背中の髑髏の目元の部分が光り輝き、全体が黒色の魔力を滲む。危険な雰囲気を感じ取った全員がダインから離れようとしたが、ダインは両肩を力強く握りしめて気合を込めるように頬を赤くする。
「大人しくしろ……!!お前なんかに僕が負けるか!!」
「これは……」
「影魔法!?」
ダインの背中の髑髏に彼の影がまとわりつき、背中の全体を黒に染めると刺青を覆い隠す。やがて楽になったようにダインは息を吐き、上着を着なおして事情を説明した。
「どうだ?凄いだろ!?どうも僕の影魔法なら呪いを抑え込める力があるのか、こうして背中を影で覆えば呪いも発動しないんだよ。まあ、ちょっと疲れるけどさ……」
「影魔法にそんな使い方もあったのか……凄いなダインは」
「なるほど、お前の事情は理解した……確かに話の筋は通っている。私達を騙したのがそのオウネンとやらの仕業だとは信じよう。しかし、それが本当ならライコフはシャドル公爵家の人間と手を組んでいるのか?」
話を聞き終えたラナは表情を険しくさせ、国を裏切っただけではなく、他国の貴族と手を組んで自分達を洗脳したライコフに怒りを抱く。それと同時にどうしてライコフがシャドル公爵家と繋がりを持てたのかも気にかかり、人間を見下すライコフがバルトロス王国の公爵家とはいえ、人間であるオウネンと協力していた事が気にかかる。
「奴はヨツバ王国の貴族の中でも森人族至上主義の思考を持つ男だ。それがどうして人間と手を組んで我々を嵌めよた?まさか、今回の奴の行動は……!?」
「……ヨツバ王国の第一王女のカレハが関係している、とか?」
『ええっ!?』
ラナの予想をレナが先読みして答えると全員が驚愕の声を上げる。だが、エリナとラナは難しい表情を浮かべてお互いの顔を確認し、二人の知る第一王女ならばライコフを利用して妹の抹殺を企んでいてもおかしくなかった。
「た、確かにそれなら辻褄が合うかもしれないっす……第一王女のカレハ様はティナ様の事を嫌ってますから!!」
「それは……有り得るかもしれない」
「ティナ様とカレハ様は本当に仲が悪いんですよ。あ、正確に言えばカレハ様が一方的にティナ様を嫌ってるんです」
「どうして?姉妹なのに?」
「えっと……話しても問題ないんですかね?」
コトミンの質問にエリナはラナに振り返ると、彼女は自分に聞くなとばかりに顔を逸らし、ここまで来た以上は隠し事は出来ないと判断したエリナはヨツバ王国の王族の関係性を説明する。
「えっとですね、国王様には4人の子供が居ます。長女であるカレハ様、次に長男のアルン様、次女のノル様に三女のティナ様です。この中で一番最初に生まれたのはカレハ様でした」
「でも国王様って相当なお年寄りに見えるけど、何歳の時に子供が産まれたの?」
「カレハ様は100年ぐらい前ですかね?ずっと子供が出来なかった国王様は凄く可愛がってたそうですよ。その後に3人が産まれたんですけど……正直、カレハ様は他の3人とはあんまり仲良くないです」
「どうして?」
「その……カレハ様は産まれたときに世継ぎとして育てられました。けど、ティナ様が産まれてから王位の継承が出来なくなって……」
「あ~……」
レナは前にリンダからヨツバ王国の王位継承の選別方法を教わった事を思い出し、ヨツバ王国では魔力が高い王族が王位継承者である事が定められている。そのため、結果的に4人の中で最も魔法の才能に満ち溢れたティナが王位継承者として相応しい事をリンダから聞いていた。
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