文字の大きさ
大
中
小
496 / 2,093
最終章 前編 〈王都編〉
ミノタウロスの捕獲
――その晩、深淵の森に存在する滝の裏側に存在する洞穴にて傷を負ったミノタウロスが薬草を石ですり潰して傷口に塗り込んでいた。知能が高い分に人間のように薬草の重要性も理解しているため、怪我の治療に利用する。
「ブモォッ……」
薬草を擦り合わせながら大きな葉っぱで傷口を塞ぐと、余った薬草を口に放り込んで飲み込む。味は美味くはないが回復効果を促すために我慢して食すと、空腹感に襲われたミノタウロスは洞窟の奥に運び込んだブタンの肉に食らいつく。
「ブフゥッ……ペッ!!」
だが、捕まえてからかなり長い期間放置していたので肉が腐ってしまい、一口噛んだ途端に顔をしかめたミノタウロスは食事を中断する。仕方なく今日は身体を休ませて明日の朝に狩猟に向かう事を決めると、ブタンの毛皮を毛布代わりにして横になる。
隻腕のミノタウロスは深淵の森に戻って来たのは最近の事であり、冒険都市で奇跡的に生還したミノタウロスは昔の住処に戻って大人しく生活を行う。逃げる際中に義手を失い、武器も防具もなくなったミノタウロスは怪我の治療を終えるまで森の中で暮らす事にしたのだが、不意に洞穴の入口から気配を感じ取って起き上がった。
「ブモォッ!?」
「お~いたいた。久しぶり、という程でもないか」
入口に立っていたのは大剣を背負った人間の少年だと知ったミノタウロスは即座に起き上がると、壁に立てかけていた棍棒を握り締める。少年の顔は見覚えがあり、過去に自分を打ち破った人間だと気づいたミノタウロスは興奮したように棍棒を振りかざして突進する。
「ブモォッ!!」
「おっと」
ミノタウロスは身体を回転させながら棍棒を振りかざすが、最小限の動作でレナは攻撃を回避すると背中に構えていた大剣を振りぬく。
「ふんっ!!」
「ウモォッ!!」
だが、横薙ぎに振り払われた大剣の刃をミノタウロスは跳躍して回避するとレナの背後に移動し、棍棒を振り落とす。しかし、横薙ぎに振り払った大剣をレナはそのまま回転させるように振りぬき、大剣の刃と棍棒が衝突して木材が砕け散る音が鳴り響く。
「ブモッ……!?」
「衝風!!」
棍棒を切り裂かれたミノタウロスは目を見開くと、その隙に接近したレナは大剣を握り締めていない手を突きだして掌底を食らわせ、至近距離から強烈な風圧を放つ。風の聖痕の力も合わさって強化された衝撃波がミノタウロスの肉体を吹き飛ばし、滝の裏側からミノタウロスは外へと放り出された。
「ブモォオオオッ……!?」
身体に強烈な衝撃を受けたミノタウロスは悲鳴をあげながら地面に衝突する。あまりの激痛に立ち上がる事も出来ず、どうにか上半身を起きあげようとした時に肉体に黒い影が差し込んで全身が金縛りを受けたように動けなくなった。
「ッ……!?」
「シャドウ・バインド!!」
背後から気配を感じ取ったミノタウロスは視線を向けると、そこには地面に杖を突き立てるダインの姿が存在し、彼の影がミノタウロスの肉体を縄のように縛り付ける。この魔法は力では対抗できず、強い光を当てない限りは解除できないので光球の魔法すらも扱えないミノタウロスは解除出来ない。
「ブフゥウウッ……!!」
「無駄だよ!!夜の間は僕の影魔法も強化されるんだ!!ちょ、だから抵抗しないでくれる?」
「ブモォオオッ!!」
必死に影を振り解こうとミノタウロスは気合の雄たけびを上げるが、ダインの影魔法はびくともせず、どれだけ力を込めようと影を振り払えない。その間に周囲に潜んでいた他の人間も現れ、両親の仇であるミノタウロスの前にウルが訪れる。
「ガルルルッ……!!」
「ブモッ……!?」
獰猛な牙を剥きだしにして敵意を向けるウルの顔を見た瞬間、ミノタウロスは歯を食いしばりながら睨み返すがこの状態では何も出来ない。ウルはゆっくりと右前脚を振り上げるとミノタウロスの胸元を抑えつけ、血が滲む程に爪を食い込ませた。
「ガアアッ!!」
「ブフゥッ……!?」
胸の痛みにミノタウロスは目を見開き、抵抗すら出来ずにこのまま殺されるのかと考えたミノタウロスは観念したように全身の力を抜き、瞼を閉じる。その様子を見たウルは反抗を辞めたミノタウロスを見て前脚を退かせると、自分の主人に合図を送る。
「ウォンッ!!」
「ウル、離れてろ」
「……?」
洞穴から現れたレナはウルを離れさせるとミノタウロスの元へ近づき、大剣を肩に抱えながら見下ろす。止めを刺す気なのかとミノタウロスはレナを見上げると、レナはダインに影魔法を解除するように促す。
「ダイン、もう大丈夫だよ。魔法を解除して」
「ほ、本当か?分かったよ……」
「ブモォッ!?」
ダインに魔法を解除した途端にミノタウロスは身体の自由を取り戻し、驚いた表情を浮かべて身体を起き上がろうとした。しかし、即座にレナが大剣を首筋に構えて冷たい視線を向ける。
「動くな、斬るぞ」
「ッ……!!」
身体が解放されたからといっても状況は変わらず、昔は自分の足元にも及ばなかった少年に刃を突きつけられたミノタウロスは黙って従う。ほんの少し見ない間に圧倒的な強者へと成長を果たしたレナにミノタウロスは恐怖と同時に感心を抱き、覚悟を決めたように座り込む。
弱肉強食の世界で生きて来た以上はミノタウロスも他の生物に敗れて死ぬことは覚悟していたが、まさか相手が人間の少年と自分が過去に殺した白狼種の子供だったとは予想さえ出来ず、溜息を吐きながら自分の首に刃が振り下ろされるのを待つ。だが、そんなミノタウロスに対してレナは大剣を引き上げると、隠れていた仲間達を呼び出す。
「もういいよ、出てきて」
「終わったのか?」
「あれ、あたし達の出番はなかった?」
「わ~……大きい牛さんだ」
「……川の中でスタンバってたのに」
「キュロロッ!!」
「ブモッ……!?」
周囲から複数の人影が出現し、今の今まで彼等に気付かなかったミノタウロスは驚きの声を上げるが、集まったゴンゾウ、エリナ、ティナ、コトミン、アインは座り込むミノタウロスを取り囲む。ゴンゾウとコトミンに関してはミノタウロスも見覚えがあったが、残りの森人族の二人とサイクロプスは初対面なので不思議そうに顔を覗き込む。
「アイン、こいつが暴れそうになったら取り抑えて」
「キュロンッ」
「ブ、ブモォッ……?」
「へえ、本当にあの時のミノタウロスですね。それにしてもボロボロじゃないっすか、ちょっとやり過ぎじゃないですか?」
「痛そう……大丈夫?」
アインがミノタウロスの背後に移動して両肩を抑えると、全員がミノタウロスの様子を観察する。自分を殺すつもりで訪れたのかと考えていたミノタウロスは困惑するが、そんな彼にレナはティナの頭に手を置いて事情を説明した。
「これからお前はこの子の僕になってもらう。意味は分かるか?」
「ブモォッ……!?」
「拒否するならここで斬る、お前がウルの両親の仇だという事は忘れてないからな」
「ウォンッ!!」
唐突にティナに服従するように言われたミノタウロスは戸惑うが、拒否すれば容赦しない事を暗に伝えるとティナをミノタウロスの元へ近づかせる。もしも彼女に何かしようとしたら囲んでいる全員が取り抑える準備を行い、二人の様子を伺う。
「えっとね、牛さん……私に力を貸してくれないかな?」
「ブフゥッ……!!」
「あ、怪我してるね……ちょっと待って、今治してあげるね」
「ブモッ!?」
ミノタウロスは自分の前に立つティナに警戒心を抱くが、彼女はミノタウロスが怪我を負っている事に気付くと両手を差し出し、掌から緑色の光を輝きを放つ。
「ヒーリング」
「ブモモッ……!?」
「これは……回復魔法?」
「そうです。ティナ様は魔物使いと治癒魔導士の職業を持っています」
ティナが回復魔法を施した途端、ミノタウロスの肉体は傷が塞がり始め、やがて過去に切り落とされた腕にも異変が生じた。
※今回の投降の10秒前
アイリス「おらぁああああっ!!くたばれ作者ぁっ!!」(# ゚Д゚)つバキィッ!!
カタナヅキ「ぐはぁっ!?」)) ゚Д゚)
レナ「よし!!公開ボタンを取り返したぞ!!」(・ω・)ノ公開ボタン
コトミン「今日はあと3話公開する」(/・ω・)/
「ブモォッ……」
薬草を擦り合わせながら大きな葉っぱで傷口を塞ぐと、余った薬草を口に放り込んで飲み込む。味は美味くはないが回復効果を促すために我慢して食すと、空腹感に襲われたミノタウロスは洞窟の奥に運び込んだブタンの肉に食らいつく。
「ブフゥッ……ペッ!!」
だが、捕まえてからかなり長い期間放置していたので肉が腐ってしまい、一口噛んだ途端に顔をしかめたミノタウロスは食事を中断する。仕方なく今日は身体を休ませて明日の朝に狩猟に向かう事を決めると、ブタンの毛皮を毛布代わりにして横になる。
隻腕のミノタウロスは深淵の森に戻って来たのは最近の事であり、冒険都市で奇跡的に生還したミノタウロスは昔の住処に戻って大人しく生活を行う。逃げる際中に義手を失い、武器も防具もなくなったミノタウロスは怪我の治療を終えるまで森の中で暮らす事にしたのだが、不意に洞穴の入口から気配を感じ取って起き上がった。
「ブモォッ!?」
「お~いたいた。久しぶり、という程でもないか」
入口に立っていたのは大剣を背負った人間の少年だと知ったミノタウロスは即座に起き上がると、壁に立てかけていた棍棒を握り締める。少年の顔は見覚えがあり、過去に自分を打ち破った人間だと気づいたミノタウロスは興奮したように棍棒を振りかざして突進する。
「ブモォッ!!」
「おっと」
ミノタウロスは身体を回転させながら棍棒を振りかざすが、最小限の動作でレナは攻撃を回避すると背中に構えていた大剣を振りぬく。
「ふんっ!!」
「ウモォッ!!」
だが、横薙ぎに振り払われた大剣の刃をミノタウロスは跳躍して回避するとレナの背後に移動し、棍棒を振り落とす。しかし、横薙ぎに振り払った大剣をレナはそのまま回転させるように振りぬき、大剣の刃と棍棒が衝突して木材が砕け散る音が鳴り響く。
「ブモッ……!?」
「衝風!!」
棍棒を切り裂かれたミノタウロスは目を見開くと、その隙に接近したレナは大剣を握り締めていない手を突きだして掌底を食らわせ、至近距離から強烈な風圧を放つ。風の聖痕の力も合わさって強化された衝撃波がミノタウロスの肉体を吹き飛ばし、滝の裏側からミノタウロスは外へと放り出された。
「ブモォオオオッ……!?」
身体に強烈な衝撃を受けたミノタウロスは悲鳴をあげながら地面に衝突する。あまりの激痛に立ち上がる事も出来ず、どうにか上半身を起きあげようとした時に肉体に黒い影が差し込んで全身が金縛りを受けたように動けなくなった。
「ッ……!?」
「シャドウ・バインド!!」
背後から気配を感じ取ったミノタウロスは視線を向けると、そこには地面に杖を突き立てるダインの姿が存在し、彼の影がミノタウロスの肉体を縄のように縛り付ける。この魔法は力では対抗できず、強い光を当てない限りは解除できないので光球の魔法すらも扱えないミノタウロスは解除出来ない。
「ブフゥウウッ……!!」
「無駄だよ!!夜の間は僕の影魔法も強化されるんだ!!ちょ、だから抵抗しないでくれる?」
「ブモォオオッ!!」
必死に影を振り解こうとミノタウロスは気合の雄たけびを上げるが、ダインの影魔法はびくともせず、どれだけ力を込めようと影を振り払えない。その間に周囲に潜んでいた他の人間も現れ、両親の仇であるミノタウロスの前にウルが訪れる。
「ガルルルッ……!!」
「ブモッ……!?」
獰猛な牙を剥きだしにして敵意を向けるウルの顔を見た瞬間、ミノタウロスは歯を食いしばりながら睨み返すがこの状態では何も出来ない。ウルはゆっくりと右前脚を振り上げるとミノタウロスの胸元を抑えつけ、血が滲む程に爪を食い込ませた。
「ガアアッ!!」
「ブフゥッ……!?」
胸の痛みにミノタウロスは目を見開き、抵抗すら出来ずにこのまま殺されるのかと考えたミノタウロスは観念したように全身の力を抜き、瞼を閉じる。その様子を見たウルは反抗を辞めたミノタウロスを見て前脚を退かせると、自分の主人に合図を送る。
「ウォンッ!!」
「ウル、離れてろ」
「……?」
洞穴から現れたレナはウルを離れさせるとミノタウロスの元へ近づき、大剣を肩に抱えながら見下ろす。止めを刺す気なのかとミノタウロスはレナを見上げると、レナはダインに影魔法を解除するように促す。
「ダイン、もう大丈夫だよ。魔法を解除して」
「ほ、本当か?分かったよ……」
「ブモォッ!?」
ダインに魔法を解除した途端にミノタウロスは身体の自由を取り戻し、驚いた表情を浮かべて身体を起き上がろうとした。しかし、即座にレナが大剣を首筋に構えて冷たい視線を向ける。
「動くな、斬るぞ」
「ッ……!!」
身体が解放されたからといっても状況は変わらず、昔は自分の足元にも及ばなかった少年に刃を突きつけられたミノタウロスは黙って従う。ほんの少し見ない間に圧倒的な強者へと成長を果たしたレナにミノタウロスは恐怖と同時に感心を抱き、覚悟を決めたように座り込む。
弱肉強食の世界で生きて来た以上はミノタウロスも他の生物に敗れて死ぬことは覚悟していたが、まさか相手が人間の少年と自分が過去に殺した白狼種の子供だったとは予想さえ出来ず、溜息を吐きながら自分の首に刃が振り下ろされるのを待つ。だが、そんなミノタウロスに対してレナは大剣を引き上げると、隠れていた仲間達を呼び出す。
「もういいよ、出てきて」
「終わったのか?」
「あれ、あたし達の出番はなかった?」
「わ~……大きい牛さんだ」
「……川の中でスタンバってたのに」
「キュロロッ!!」
「ブモッ……!?」
周囲から複数の人影が出現し、今の今まで彼等に気付かなかったミノタウロスは驚きの声を上げるが、集まったゴンゾウ、エリナ、ティナ、コトミン、アインは座り込むミノタウロスを取り囲む。ゴンゾウとコトミンに関してはミノタウロスも見覚えがあったが、残りの森人族の二人とサイクロプスは初対面なので不思議そうに顔を覗き込む。
「アイン、こいつが暴れそうになったら取り抑えて」
「キュロンッ」
「ブ、ブモォッ……?」
「へえ、本当にあの時のミノタウロスですね。それにしてもボロボロじゃないっすか、ちょっとやり過ぎじゃないですか?」
「痛そう……大丈夫?」
アインがミノタウロスの背後に移動して両肩を抑えると、全員がミノタウロスの様子を観察する。自分を殺すつもりで訪れたのかと考えていたミノタウロスは困惑するが、そんな彼にレナはティナの頭に手を置いて事情を説明した。
「これからお前はこの子の僕になってもらう。意味は分かるか?」
「ブモォッ……!?」
「拒否するならここで斬る、お前がウルの両親の仇だという事は忘れてないからな」
「ウォンッ!!」
唐突にティナに服従するように言われたミノタウロスは戸惑うが、拒否すれば容赦しない事を暗に伝えるとティナをミノタウロスの元へ近づかせる。もしも彼女に何かしようとしたら囲んでいる全員が取り抑える準備を行い、二人の様子を伺う。
「えっとね、牛さん……私に力を貸してくれないかな?」
「ブフゥッ……!!」
「あ、怪我してるね……ちょっと待って、今治してあげるね」
「ブモッ!?」
ミノタウロスは自分の前に立つティナに警戒心を抱くが、彼女はミノタウロスが怪我を負っている事に気付くと両手を差し出し、掌から緑色の光を輝きを放つ。
「ヒーリング」
「ブモモッ……!?」
「これは……回復魔法?」
「そうです。ティナ様は魔物使いと治癒魔導士の職業を持っています」
ティナが回復魔法を施した途端、ミノタウロスの肉体は傷が塞がり始め、やがて過去に切り落とされた腕にも異変が生じた。
※今回の投降の10秒前
アイリス「おらぁああああっ!!くたばれ作者ぁっ!!」(# ゚Д゚)つバキィッ!!
カタナヅキ「ぐはぁっ!?」)) ゚Д゚)
レナ「よし!!公開ボタンを取り返したぞ!!」(・ω・)ノ公開ボタン
コトミン「今日はあと3話公開する」(/・ω・)/
感想 5,097
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。
※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。
詳細は近況ボードをご覧ください。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
スキルを奪われてお詫びチートをもらったので余生を楽しく……過ごさせてくれ
異世界に召喚されたその日、巻き込まれた青年に俺が得るはずだったスキルを奪われた。
お詫びとしてチートスキルを授かった俺は、第二の人生くらい好きに生きようと旅に出る。
行き着いた先は、寂れた町の場末の酒場だ。
なぜか客は男ばかりだが、日雇い冒険者や恐妻家の肉屋たちとの気楽な毎日は悪くない。
……ただ一人、どう見ても貴族のような美青年がこの地味な酒場へ通ってくる理由だけは、さっぱりわからない。
「お前らツケはやめろ」
そんな穏やかな日々を送っていたはずなのに、ある日、酒場へ厄介な依頼が舞い込んできた――。
他サイトでも掲載しています。
不定期更新です。
真の皇帝は俺です ~面倒だから幼なじみに帝位を任せていたら、婚約者に捨てられました。正体を明かしたら全員後悔してももう遅い~
皇帝の仕事が面倒だったレインは、信頼する幼なじみアレクシスに表向きの皇帝を任せ、自身は陰から帝国を支えていた。
だがある日、婚約者エミリアは「権力も将来性もない」と彼を見限り婚約破棄を宣言する。
しかし彼女は知らなかった。
帝国を動かしていた真の支配者が誰なのかを。
これは全てを持ちながら隠していた男と、見るべきものを見失った者たちの後悔の物語。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ちっちゃくなった俺の異世界攻略
祝 書籍化決定!!
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた!
精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
コミカライズ企画進行中です!!
3巻発売です!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&3巻出版!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(3巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
夏にはいよいよコミカライズ連載開始予定です!乞うご期待!!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)