556 / 2,090
最終章 王国編
剣鬼突入
しおりを挟む
――王城の各所で戦闘や策略が繰り広げられる中、上空の方でも異変が起きていた。異世界の知識と錬金術師の能力で作り出したハンググラインダーに乗り込んだレナが空から城内へ侵入するために挑む。
「やっぱり作戦は気付かれていたか……アイリスの予想通りだな」
ホネミンが王城に囚われているので現在の王都近辺の情報はアイリスも見通す事は出来ないが、これまでの傾向と王国軍の動きから彼女は革命団の作戦が既に予想されている事に気付いていた。それでも作戦を実行したのはこの機を逃せば王妃を討ち取る好機はない。
上空からレナは王城の様子を確認し、既に正門には大勢の民衆とヴァルキュリア騎士団を筆頭にした革命団の隊員も集まり、城門に押し寄せていた。民衆の前では流石に王国軍も手荒な真似は出来ず、兵士が必死に彼等を追い払おうとするが、既に1000人を超える民衆が集まっていた。
「ナオ姫様を解放しろ!!」
「王妃様を出せ!!」
「我等が姫様を返せ!!」
「き、貴様等!!ここを何処だと思っている!!立ち去れ、早く立ち去らないと拘束するぞ!!」
城門では兵士達と民衆が激しく言い争い、城壁にも既に大勢の兵士が集まっていた。だが、市民を相手に攻撃を仕掛ける様子はなく、そんな事をすれば王妃の印象が悪化し、処刑されるナオの冤罪を信じる者達も増えるだろう。民衆はどんどんと集まり続け、城下町を巡回している兵士達は街の各所で発生している火災に対応で手一杯なのか未だに集まる様子はない。
ここまでは作戦通りではあるが、正門とは反対に裏門の方では革命団の主力部隊が苦戦を強いられ、既に激しい戦闘が繰り広げられていた。城壁から魔法や弓矢の攻撃を受けて革命団の部隊が次々とやられている様子にレナは眉をしかめ、それでも当初の作戦通りに彼等の加勢は後回しにして王城の中心地に向けて移動する。
これ以上に時間をかければいずれ王都を囲む防壁に配備されている兵士達も動員し、王城へ集結するだろう。だが、その前にレナはアイリスの提案でこちらの方にも手を打っていた。防壁周辺の兵士達はしばらくの間は動けないようにレナはある手段を使って彼等の注意を王城から別の物へ向けさせていた――
――同時刻、王都の防壁に存在する兵士達は城下町から放たれる煙を目にしながらも街へ兵士を送り込む余裕はなく、数千を超える兵士達は防壁の前に押し寄せる魔物と大群と相対していた。
「くそ、何なのだこいつらは!?一体何処から現れた!?」
「た、隊長!!我々はどうすれば……!!」
『ガアアアアッ!!』
防壁の前には無数のゴブリンやオーク、あるいはトロールなどの大型の魔物が押し寄せ、防壁を突破しようと押しかけていた。唐突に出現した大量の魔物に対して兵士達は必死に応戦を繰り広げるが、中にはミノタウロスやサイクロプスなどの魔人族も加わっていた。
「ブモォオオオッ!!」
「キュロロロッ!!」
「うわぁっ!?」
「た、助けてくれぇっ!?」
「馬鹿者!!取り乱すな、数は我々の方が圧倒的に多いのだぞ!?」
腕力に長けた魔人族は投石を行って城壁の兵士達に攻撃を仕掛け、その姿を見て怖気つく兵士達を隊長は怒鳴りつける。一体何処から現れたのかは分からないが、王国兵は籠城戦を強いられる。
「ウオオオオッ!!」
「ま、不味い!!このままでは城門が破られます!!」
「ええい、魔術兵は何をしている!!早く奴等を仕留めろ!!」
「ですがこれだけの数を相手に我々だけでは……!!」
樹木を抱えたオーガの数体が城門に向けて突撃し、力ずくで破壊しようと試みる。それを見た隊長は魔術兵の砲撃魔法で対処させようとした。だが、地上から攻める魔物だけではなく、上空から奇襲を仕掛ける魔物も存在した。
「クエエエエッ!!」
「なっ!?ぐ、グリフォンだと!?どうして王国領地にグリフォンが……うわぁっ!?」
本来ならば帝国領には生息しないグリフォンまで出現し、城壁に立っていた兵士に襲いかかる。一体何が起きているのか王国兵は理解できなかったが、考えている暇もなく兵士達は応戦に集中する。
――この魔物の大群はレナが王都の地下通路に存在したメドゥーサによって石化された魔物達だった。レナによってメドゥーサが討たれた事で石化していた魔物達は開放され、地上へ出現する。その魔物達を王都へ引き寄せたのは当然レナ達であり、実はレナが起きた後に仲間を連れて例の地下通路へ引き換えしていた。
地下通路内では大多数の魔物が解放され、通路内で激しく生存競争が行われていた。何十年、何百年と石化されていた魔物達は身体が自由になった途端に暴れ狂い、とても手が付けられない状態だった。その様子を見たレナはこの地下通路内の出入口の一つを解放し、魔物を引き寄せる。
地下通路に続く出入口は複数存在するが、その殆どが閉鎖されている。但し、緑影が発見した出入口に関しては封鎖を免れ、その出入口をレナ達は魔法で破壊して地上へ魔物を引き寄せる。魔物を呼び寄せる方法は緑影が所持していた「吸引香」と呼ばれる嗅覚の鋭い魔物を引き寄せる特殊な香草で作り出した魔道具を使用した。
『よくこんな物を持ってたね』
『これは本来は罠に使うための魔道具だ。敵地に侵入し、この吸引香を使用して魔物を引き寄せて相手が混乱している隙に仕掛けるための道具なんだがな……』
吸引香によって最初に力の弱いゴブリンが引き寄せられ、そのゴブリンを捕食するため別の魔物が外に誘き出され、更にその魔物を捕食する魔物を外へ導く。時間が掛かったが地上に出現した魔物は真っ先に人間の街を視認すると王都へ押し寄せる。彼等は元々は地下通路に入り込んだのは人間の街を襲うためであり、王都へ無数の魔物が襲撃を仕掛けた。
結果的には地下通路内の魔物の対応で防壁を守護する王国兵は城下町や王城へ援軍を送る余裕はなく、大量に現れた魔物の討伐に手一杯だった。襲撃を受けているのは南門だけだが、あまりの魔物の数に南門の兵士だけでは対処しきれず、すぐに他の城門の兵士達も呼び寄せられるだろう――
――そして防壁の兵士達の足止めに成功したレナはハンググラインダーを利用して王城の上空へと辿り着くと、一度旋回して城内の様子を伺い、約16年ぶりに帰還を果たした王城を観察する。この場所でレナは産まれ、そして母親のアイラと共に追い出された場所だった。
「これが王城か……赤ん坊の頃はよく覚えてないけど、こんなに綺麗な城だったのか」
王城の全体図を見るのは初めてのため、レナは自分の想像よりも美しい城の風景に圧倒されるが、今からその城に殴り込みをかける事を思い出してハンググラインダーで出来る限り接近する。
「さあ、あと少し……うわっ!?」
だが、降下中に城内から発砲音が響き渡り、ハンググラインダーに衝撃が走った。どうやら羽根の部分を何かで打ち抜かれたらしく、バランスを崩したハンググラインダーが急速に降下し、咄嗟にレナは自分とハンググラインダーを繋ぐロープを切り裂く。
「くそ、氷塊!!」
ハンググラインダーから脱出したレナは空中に固定した氷塊の円盤を生み出し、地上に墜落する事を免れる。羽根を打ち抜かれたハンググラインダーはやがて全体に炎が燃え広がり、そのまま城壁に衝突して粉々に砕け散る。その様子を見てレナは疑問を抱くが、すぐに嫌な予感を抱いて腰に差していた反鏡剣を引き抜く。
「はあっ!!」
「嘘っ……!?」
自分の頭部に目掛けて放たれた「弾丸」をレナは反鏡剣で弾くと、城壁の方から驚いたような声が上がり、そちらに視線を向けるとそこにはライフル型の魔道具を構えた「カノン」が立っていた。
「やっぱり作戦は気付かれていたか……アイリスの予想通りだな」
ホネミンが王城に囚われているので現在の王都近辺の情報はアイリスも見通す事は出来ないが、これまでの傾向と王国軍の動きから彼女は革命団の作戦が既に予想されている事に気付いていた。それでも作戦を実行したのはこの機を逃せば王妃を討ち取る好機はない。
上空からレナは王城の様子を確認し、既に正門には大勢の民衆とヴァルキュリア騎士団を筆頭にした革命団の隊員も集まり、城門に押し寄せていた。民衆の前では流石に王国軍も手荒な真似は出来ず、兵士が必死に彼等を追い払おうとするが、既に1000人を超える民衆が集まっていた。
「ナオ姫様を解放しろ!!」
「王妃様を出せ!!」
「我等が姫様を返せ!!」
「き、貴様等!!ここを何処だと思っている!!立ち去れ、早く立ち去らないと拘束するぞ!!」
城門では兵士達と民衆が激しく言い争い、城壁にも既に大勢の兵士が集まっていた。だが、市民を相手に攻撃を仕掛ける様子はなく、そんな事をすれば王妃の印象が悪化し、処刑されるナオの冤罪を信じる者達も増えるだろう。民衆はどんどんと集まり続け、城下町を巡回している兵士達は街の各所で発生している火災に対応で手一杯なのか未だに集まる様子はない。
ここまでは作戦通りではあるが、正門とは反対に裏門の方では革命団の主力部隊が苦戦を強いられ、既に激しい戦闘が繰り広げられていた。城壁から魔法や弓矢の攻撃を受けて革命団の部隊が次々とやられている様子にレナは眉をしかめ、それでも当初の作戦通りに彼等の加勢は後回しにして王城の中心地に向けて移動する。
これ以上に時間をかければいずれ王都を囲む防壁に配備されている兵士達も動員し、王城へ集結するだろう。だが、その前にレナはアイリスの提案でこちらの方にも手を打っていた。防壁周辺の兵士達はしばらくの間は動けないようにレナはある手段を使って彼等の注意を王城から別の物へ向けさせていた――
――同時刻、王都の防壁に存在する兵士達は城下町から放たれる煙を目にしながらも街へ兵士を送り込む余裕はなく、数千を超える兵士達は防壁の前に押し寄せる魔物と大群と相対していた。
「くそ、何なのだこいつらは!?一体何処から現れた!?」
「た、隊長!!我々はどうすれば……!!」
『ガアアアアッ!!』
防壁の前には無数のゴブリンやオーク、あるいはトロールなどの大型の魔物が押し寄せ、防壁を突破しようと押しかけていた。唐突に出現した大量の魔物に対して兵士達は必死に応戦を繰り広げるが、中にはミノタウロスやサイクロプスなどの魔人族も加わっていた。
「ブモォオオオッ!!」
「キュロロロッ!!」
「うわぁっ!?」
「た、助けてくれぇっ!?」
「馬鹿者!!取り乱すな、数は我々の方が圧倒的に多いのだぞ!?」
腕力に長けた魔人族は投石を行って城壁の兵士達に攻撃を仕掛け、その姿を見て怖気つく兵士達を隊長は怒鳴りつける。一体何処から現れたのかは分からないが、王国兵は籠城戦を強いられる。
「ウオオオオッ!!」
「ま、不味い!!このままでは城門が破られます!!」
「ええい、魔術兵は何をしている!!早く奴等を仕留めろ!!」
「ですがこれだけの数を相手に我々だけでは……!!」
樹木を抱えたオーガの数体が城門に向けて突撃し、力ずくで破壊しようと試みる。それを見た隊長は魔術兵の砲撃魔法で対処させようとした。だが、地上から攻める魔物だけではなく、上空から奇襲を仕掛ける魔物も存在した。
「クエエエエッ!!」
「なっ!?ぐ、グリフォンだと!?どうして王国領地にグリフォンが……うわぁっ!?」
本来ならば帝国領には生息しないグリフォンまで出現し、城壁に立っていた兵士に襲いかかる。一体何が起きているのか王国兵は理解できなかったが、考えている暇もなく兵士達は応戦に集中する。
――この魔物の大群はレナが王都の地下通路に存在したメドゥーサによって石化された魔物達だった。レナによってメドゥーサが討たれた事で石化していた魔物達は開放され、地上へ出現する。その魔物達を王都へ引き寄せたのは当然レナ達であり、実はレナが起きた後に仲間を連れて例の地下通路へ引き換えしていた。
地下通路内では大多数の魔物が解放され、通路内で激しく生存競争が行われていた。何十年、何百年と石化されていた魔物達は身体が自由になった途端に暴れ狂い、とても手が付けられない状態だった。その様子を見たレナはこの地下通路内の出入口の一つを解放し、魔物を引き寄せる。
地下通路に続く出入口は複数存在するが、その殆どが閉鎖されている。但し、緑影が発見した出入口に関しては封鎖を免れ、その出入口をレナ達は魔法で破壊して地上へ魔物を引き寄せる。魔物を呼び寄せる方法は緑影が所持していた「吸引香」と呼ばれる嗅覚の鋭い魔物を引き寄せる特殊な香草で作り出した魔道具を使用した。
『よくこんな物を持ってたね』
『これは本来は罠に使うための魔道具だ。敵地に侵入し、この吸引香を使用して魔物を引き寄せて相手が混乱している隙に仕掛けるための道具なんだがな……』
吸引香によって最初に力の弱いゴブリンが引き寄せられ、そのゴブリンを捕食するため別の魔物が外に誘き出され、更にその魔物を捕食する魔物を外へ導く。時間が掛かったが地上に出現した魔物は真っ先に人間の街を視認すると王都へ押し寄せる。彼等は元々は地下通路に入り込んだのは人間の街を襲うためであり、王都へ無数の魔物が襲撃を仕掛けた。
結果的には地下通路内の魔物の対応で防壁を守護する王国兵は城下町や王城へ援軍を送る余裕はなく、大量に現れた魔物の討伐に手一杯だった。襲撃を受けているのは南門だけだが、あまりの魔物の数に南門の兵士だけでは対処しきれず、すぐに他の城門の兵士達も呼び寄せられるだろう――
――そして防壁の兵士達の足止めに成功したレナはハンググラインダーを利用して王城の上空へと辿り着くと、一度旋回して城内の様子を伺い、約16年ぶりに帰還を果たした王城を観察する。この場所でレナは産まれ、そして母親のアイラと共に追い出された場所だった。
「これが王城か……赤ん坊の頃はよく覚えてないけど、こんなに綺麗な城だったのか」
王城の全体図を見るのは初めてのため、レナは自分の想像よりも美しい城の風景に圧倒されるが、今からその城に殴り込みをかける事を思い出してハンググラインダーで出来る限り接近する。
「さあ、あと少し……うわっ!?」
だが、降下中に城内から発砲音が響き渡り、ハンググラインダーに衝撃が走った。どうやら羽根の部分を何かで打ち抜かれたらしく、バランスを崩したハンググラインダーが急速に降下し、咄嗟にレナは自分とハンググラインダーを繋ぐロープを切り裂く。
「くそ、氷塊!!」
ハンググラインダーから脱出したレナは空中に固定した氷塊の円盤を生み出し、地上に墜落する事を免れる。羽根を打ち抜かれたハンググラインダーはやがて全体に炎が燃え広がり、そのまま城壁に衝突して粉々に砕け散る。その様子を見てレナは疑問を抱くが、すぐに嫌な予感を抱いて腰に差していた反鏡剣を引き抜く。
「はあっ!!」
「嘘っ……!?」
自分の頭部に目掛けて放たれた「弾丸」をレナは反鏡剣で弾くと、城壁の方から驚いたような声が上がり、そちらに視線を向けるとそこにはライフル型の魔道具を構えた「カノン」が立っていた。
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。