569 / 2,090
最終章 王国編
力と技
しおりを挟む
――自分に迫りくる巨拳に対し、ゴンゾウはまるで走馬灯のように過去の出来事を思い出す。まだ自分がギガンと出会ったばかりの頃、彼に鍛錬を見て貰った時に出会った女性から教えて貰った言葉を思い出す。
『よう、あんたがゴンゾウかい?』
『ん?貴女は……』
『むっ……バルか、何の用だ?』
牙竜の冒険者ギルドの訓練室でギガンの指導を受けていた頃、ゴンゾウはまだ若かったころのバルと出会う。この頃の彼女はまだ黒虎の冒険者ギルドのギルドマスターになる前の頃であり、最近になって王国の将軍を辞めた頃に顔見知りだったギガンの元へ訪れていた。
『ギガン、ちょっとあんたに相談したいことがあってね……でも、鍛錬中なら後にするよ』
『待て、その必要はない。ゴンゾウ、この女は俺の知人のバルだ。名前ぐらいは知っているだろう?』
『あの剣鬼と呼ばれた……』
『よせやい、昔の話さ……今のあたしはただの浮浪者だよ。冒険者でも将軍でもないただの素寒貧さ』
ギガンの説明を受けてゴンゾウは驚いた表情を浮かべ、そんな彼に対してバルは自嘲するように苦笑すると、ギガンは彼女の姿を見てある提案を行う。
『ゴンゾウ、バルと組手をしてみるか?こいつの本業は剣士だが、今のお前には良い相手だろう』
『師匠?』
『おいおい、何を勝手に決めてんだい。まあ、別に暇だからいいけどさ……』
思いも寄らぬギガンの言葉にゴンゾウは驚くが、バルはギガンの言葉を承諾し、ゴンゾウと向き合う。唐突な提案に戸惑うゴンゾウに対し、ギガンは彼にある指示を出す。
『良い機会だ。ゴンゾウ、鬼人化を発動しろ。お前の全力を見せろ』
『鬼人化を……!?』
『へえ……驚いたね、こんな坊やが鬼人化を扱えるのかい?あれは巨人族でも特別な家系の人間にしか出来ないと思っていたけどね』
バルはギガンの言葉を聞いて興味を抱くが、ゴンゾウは彼女を見て只物ではない事に気付くが、それでも自分が鬼人化を発動させればバルに大きな怪我を負わせるのではないかと考えてしまう。この時のゴンゾウが「鬼人化」を解放しても相手が出来るのはギガンだけだったため、人間であるバルを相手に使用する事に躊躇した。
しかし、そんなゴンゾウの戸惑いを読み取ったようにバルは拳を叩きつけ、遠慮なく自分に全力で向かってくるように伝えた。
『ガキが大人を相手に遠慮するんじゃないよ!!どんな力なのかは知らないけどね、力だけじゃあたしに勝てない事を思い知らせてやるよ!!』
『バル、さん……』
『来な坊主……本当の「技」というのを思い知らせてやるよ』
バルの言葉にゴンゾウは覚悟を決め、その日に彼は「鬼人化」を発動させて彼女に挑み、自分よりも肉体能力が劣っているはずのバルに敗北した。この時、初めてゴンゾウは「技」の凄まじさを思い知った――
(そうだ……俺は間違えていた。これではあの時の二の舞じゃないか)
迫りくる巨拳に対してゴンゾウは腕を交差して受け止め、初めて鬼人化を発動させた状態で「防御」した。ゴンゾウの両腕に強烈な衝撃が走り、ギガンが驚いた表情を浮かべた。
「う、おおっ!!」
「何っ……!?」
身体を回転させて胸元を抑えていた右足から逃れると、ゴンゾウは頭を冷やした事で「技」の重要性を思い出し、ギガンに対して構えを取る。鬼人化を発動させると頭に血が上って暴走してしまうが、今は血を流し過ぎたせいで逆に冷静になったらしく、ゴンゾウはこれまでの技術を思い出して撃ち込む。
「金剛撃!!」
「ぐうっ!?」
これまでは無造作に殴りつけていただけだが、今度は全身の力を効率よく拳に乗せて打ち込むと、硬化の戦技を発動させているにも関わらずにギガンは苦悶の表情を浮かべる。更にゴンゾウは右足を繰り出し、彼の右足に叩き込む。
「回し蹴り!!」
「ぐおっ……!?」
右足に衝撃を受けたギガンが一瞬だけ態勢を崩し、その彼に対してゴンゾウは両手を突き出して掌底を放つ。この技はリンダに教わった戦技であり、まだ覚えたてなので大した威力は引き出せないがそれでも今のギガンには友好的な技だった。
「発頸!!」
「ぐはぁっ!?」
肉体の内部に衝撃を与える戦技を発動させた瞬間、ギガンは意表を突かれたように後方に倒れ込む。硬化の戦技は外部からの衝撃には強くても、体内に直接衝撃を与える「発頸」の戦技だけは無効化出来ず、まともに損傷を受けたギガンに対してゴンゾウは休まずに追撃を行う。
「正拳……三連突き!!」
「うぐ、があっ、ぐはぁっ!?」
硬化が解除された隙を逃さずにゴンゾウは拳を3発腹部に叩き込み、更に顎が下がったギガンに対して下から拳を突き上げる。
「うおおおっ!!」
「ぐふぅっ!?」
顎を殴りつけられてギガンは口から血反吐を吐き、それでも反撃するためにゴンゾウの肉体を掴み、彼の身体を持ち上げて地面に叩きつけようとした。
「このっ……!?」
「がああっ……!!」
だが、持ち上げようとした瞬間にゴンゾウはギガンの首筋に右ひじを叩き込み、頚椎に衝撃を受けたギガンは一瞬だけ力が緩み、その隙を逃さずにゴンゾウは地面に着地するとギガンの身体を逆に持ち上げて地面に叩き込む。
「兜……落とし!!」
「がはぁっ!?」
咄嗟に硬化の戦技を発動させようとしたがギガンだが、流石に後頭部を強打されては防ぐ事も出来ず、意識が一瞬だけ飛ぶ。その隙を逃さずにゴンゾウはギガンの身体に抱き着き、首元を締め付けて気絶に追い込もうとした。
「うおおおおおっ!!」
「がああっ……ごのぉっ……!?」
先ほどの頚椎の一撃も受けてギガンは首に大きな負担を負い、さらに首筋を締め付けられて追い込まれる。それでも格闘家の意地なのか身体を起きあげ、ゴンゾウを背負った状態で城壁に向けて叩きつける。
「がぁあああっ!!」
「ぐはぁっ……!?」
背中を城壁に叩きつけられたゴンゾウは首を絞めつける力が緩み、それを逃さずにギガンはゴンゾウの腕を掴んで引き剥がそうとしたが、ここで離れれば正気はないと判断したゴンゾウは意地でも離れないとばかりに両足を絡めて「三角締め」を仕掛けた。
「おおおおおおおっ!!」
「がはぁっ……!?」
腕よりも強い足の力で締め付けられたギガンは苦悶の表情を浮かべ、やがて立つ事もままならずに地面に倒れ込む。そのままゴンゾウは彼の首筋を締め付け、鼻血を噴き出しながらも吠える。
「俺は……あんたを超えるんだぁああああっ!!」
「っ……!?」
仲間のため、自分のため、何よりも格闘家の誇りのために師匠であるギガンを倒すと決めたゴンゾウは渾身の力を込め、鬼人化の力を完全に使いこなしてギガンの首を締め付ける。やがてギガンは白目を剥くと身体が痙攣し、今度こそ完全に力を失ったのか動かなくなった。
それでもゴンゾウは鬼人化の能力が維持出来なくなるまで締め付け、やがて自身も限界を迎えるとギガンを解放し、自分も倒れる。もう指一本も動かせる力はないが、それでも彼は十分に役目を果たした。
(すまないレナ……ダイン……シズネ……少し、休ませてもらう)
目を覚ましたら必ず仲間の元へ向かう事を決め、ゴンゾウは意識を失った――
※帰宅直後の作者
カタナヅキ「さて、今日も頑張るか……ぶふぉっ!?」( ゚Д゚)!?←噴き出す
アイリス「お気に入りが急激に増えて噴き出した際に公開ボタンを間違えて押しましたね(´・ω・)」
『よう、あんたがゴンゾウかい?』
『ん?貴女は……』
『むっ……バルか、何の用だ?』
牙竜の冒険者ギルドの訓練室でギガンの指導を受けていた頃、ゴンゾウはまだ若かったころのバルと出会う。この頃の彼女はまだ黒虎の冒険者ギルドのギルドマスターになる前の頃であり、最近になって王国の将軍を辞めた頃に顔見知りだったギガンの元へ訪れていた。
『ギガン、ちょっとあんたに相談したいことがあってね……でも、鍛錬中なら後にするよ』
『待て、その必要はない。ゴンゾウ、この女は俺の知人のバルだ。名前ぐらいは知っているだろう?』
『あの剣鬼と呼ばれた……』
『よせやい、昔の話さ……今のあたしはただの浮浪者だよ。冒険者でも将軍でもないただの素寒貧さ』
ギガンの説明を受けてゴンゾウは驚いた表情を浮かべ、そんな彼に対してバルは自嘲するように苦笑すると、ギガンは彼女の姿を見てある提案を行う。
『ゴンゾウ、バルと組手をしてみるか?こいつの本業は剣士だが、今のお前には良い相手だろう』
『師匠?』
『おいおい、何を勝手に決めてんだい。まあ、別に暇だからいいけどさ……』
思いも寄らぬギガンの言葉にゴンゾウは驚くが、バルはギガンの言葉を承諾し、ゴンゾウと向き合う。唐突な提案に戸惑うゴンゾウに対し、ギガンは彼にある指示を出す。
『良い機会だ。ゴンゾウ、鬼人化を発動しろ。お前の全力を見せろ』
『鬼人化を……!?』
『へえ……驚いたね、こんな坊やが鬼人化を扱えるのかい?あれは巨人族でも特別な家系の人間にしか出来ないと思っていたけどね』
バルはギガンの言葉を聞いて興味を抱くが、ゴンゾウは彼女を見て只物ではない事に気付くが、それでも自分が鬼人化を発動させればバルに大きな怪我を負わせるのではないかと考えてしまう。この時のゴンゾウが「鬼人化」を解放しても相手が出来るのはギガンだけだったため、人間であるバルを相手に使用する事に躊躇した。
しかし、そんなゴンゾウの戸惑いを読み取ったようにバルは拳を叩きつけ、遠慮なく自分に全力で向かってくるように伝えた。
『ガキが大人を相手に遠慮するんじゃないよ!!どんな力なのかは知らないけどね、力だけじゃあたしに勝てない事を思い知らせてやるよ!!』
『バル、さん……』
『来な坊主……本当の「技」というのを思い知らせてやるよ』
バルの言葉にゴンゾウは覚悟を決め、その日に彼は「鬼人化」を発動させて彼女に挑み、自分よりも肉体能力が劣っているはずのバルに敗北した。この時、初めてゴンゾウは「技」の凄まじさを思い知った――
(そうだ……俺は間違えていた。これではあの時の二の舞じゃないか)
迫りくる巨拳に対してゴンゾウは腕を交差して受け止め、初めて鬼人化を発動させた状態で「防御」した。ゴンゾウの両腕に強烈な衝撃が走り、ギガンが驚いた表情を浮かべた。
「う、おおっ!!」
「何っ……!?」
身体を回転させて胸元を抑えていた右足から逃れると、ゴンゾウは頭を冷やした事で「技」の重要性を思い出し、ギガンに対して構えを取る。鬼人化を発動させると頭に血が上って暴走してしまうが、今は血を流し過ぎたせいで逆に冷静になったらしく、ゴンゾウはこれまでの技術を思い出して撃ち込む。
「金剛撃!!」
「ぐうっ!?」
これまでは無造作に殴りつけていただけだが、今度は全身の力を効率よく拳に乗せて打ち込むと、硬化の戦技を発動させているにも関わらずにギガンは苦悶の表情を浮かべる。更にゴンゾウは右足を繰り出し、彼の右足に叩き込む。
「回し蹴り!!」
「ぐおっ……!?」
右足に衝撃を受けたギガンが一瞬だけ態勢を崩し、その彼に対してゴンゾウは両手を突き出して掌底を放つ。この技はリンダに教わった戦技であり、まだ覚えたてなので大した威力は引き出せないがそれでも今のギガンには友好的な技だった。
「発頸!!」
「ぐはぁっ!?」
肉体の内部に衝撃を与える戦技を発動させた瞬間、ギガンは意表を突かれたように後方に倒れ込む。硬化の戦技は外部からの衝撃には強くても、体内に直接衝撃を与える「発頸」の戦技だけは無効化出来ず、まともに損傷を受けたギガンに対してゴンゾウは休まずに追撃を行う。
「正拳……三連突き!!」
「うぐ、があっ、ぐはぁっ!?」
硬化が解除された隙を逃さずにゴンゾウは拳を3発腹部に叩き込み、更に顎が下がったギガンに対して下から拳を突き上げる。
「うおおおっ!!」
「ぐふぅっ!?」
顎を殴りつけられてギガンは口から血反吐を吐き、それでも反撃するためにゴンゾウの肉体を掴み、彼の身体を持ち上げて地面に叩きつけようとした。
「このっ……!?」
「がああっ……!!」
だが、持ち上げようとした瞬間にゴンゾウはギガンの首筋に右ひじを叩き込み、頚椎に衝撃を受けたギガンは一瞬だけ力が緩み、その隙を逃さずにゴンゾウは地面に着地するとギガンの身体を逆に持ち上げて地面に叩き込む。
「兜……落とし!!」
「がはぁっ!?」
咄嗟に硬化の戦技を発動させようとしたがギガンだが、流石に後頭部を強打されては防ぐ事も出来ず、意識が一瞬だけ飛ぶ。その隙を逃さずにゴンゾウはギガンの身体に抱き着き、首元を締め付けて気絶に追い込もうとした。
「うおおおおおっ!!」
「がああっ……ごのぉっ……!?」
先ほどの頚椎の一撃も受けてギガンは首に大きな負担を負い、さらに首筋を締め付けられて追い込まれる。それでも格闘家の意地なのか身体を起きあげ、ゴンゾウを背負った状態で城壁に向けて叩きつける。
「がぁあああっ!!」
「ぐはぁっ……!?」
背中を城壁に叩きつけられたゴンゾウは首を絞めつける力が緩み、それを逃さずにギガンはゴンゾウの腕を掴んで引き剥がそうとしたが、ここで離れれば正気はないと判断したゴンゾウは意地でも離れないとばかりに両足を絡めて「三角締め」を仕掛けた。
「おおおおおおおっ!!」
「がはぁっ……!?」
腕よりも強い足の力で締め付けられたギガンは苦悶の表情を浮かべ、やがて立つ事もままならずに地面に倒れ込む。そのままゴンゾウは彼の首筋を締め付け、鼻血を噴き出しながらも吠える。
「俺は……あんたを超えるんだぁああああっ!!」
「っ……!?」
仲間のため、自分のため、何よりも格闘家の誇りのために師匠であるギガンを倒すと決めたゴンゾウは渾身の力を込め、鬼人化の力を完全に使いこなしてギガンの首を締め付ける。やがてギガンは白目を剥くと身体が痙攣し、今度こそ完全に力を失ったのか動かなくなった。
それでもゴンゾウは鬼人化の能力が維持出来なくなるまで締め付け、やがて自身も限界を迎えるとギガンを解放し、自分も倒れる。もう指一本も動かせる力はないが、それでも彼は十分に役目を果たした。
(すまないレナ……ダイン……シズネ……少し、休ませてもらう)
目を覚ましたら必ず仲間の元へ向かう事を決め、ゴンゾウは意識を失った――
※帰宅直後の作者
カタナヅキ「さて、今日も頑張るか……ぶふぉっ!?」( ゚Д゚)!?←噴き出す
アイリス「お気に入りが急激に増えて噴き出した際に公開ボタンを間違えて押しましたね(´・ω・)」
11
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
Re:Monster(リモンスター)――怪物転生鬼――
金斬 児狐
ファンタジー
ある日、優秀だけど肝心な所が抜けている主人公は同僚と飲みに行った。酔っぱらった同僚を仕方無く家に運び、自分は飲みたらない酒を買い求めに行ったその帰り道、街灯の下に静かに佇む妹的存在兼ストーカーな少女と出逢い、そして、満月の夜に主人公は殺される事となった。どうしようもないバッド・エンドだ。
しかしこの話はそこから始まりを告げる。殺された主人公がなんと、ゴブリンに転生してしまったのだ。普通ならパニックになる所だろうがしかし切り替えが非常に早い主人公はそれでも生きていく事を決意。そして何故か持ち越してしまった能力と知識を駆使し、弱肉強食な世界で力強く生きていくのであった。
しかし彼はまだ知らない。全てはとある存在によって監視されているという事を……。
◆ ◆ ◆
今回は召喚から転生モノに挑戦。普通とはちょっと違った物語を目指します。主人公の能力は基本チート性能ですが、前作程では無いと思われます。
あと日記帳風? で気楽に書かせてもらうので、説明不足な所も多々あるでしょうが納得して下さい。
不定期更新、更新遅進です。
話数は少ないですが、その割には文量が多いので暇なら読んでやって下さい。
※ダイジェ禁止に伴いなろうでは本編を削除し、外伝を掲載しています。
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。