609 / 2,090
外伝 ~ヨツバ王国編~
ただの時間稼ぎ
しおりを挟む
『ねえ、カゲさんの能力ならデブリ国王にも変装したりとか出来る?』
『可能だが……どうしてそんな事を聞く?』
『それなら今すぐに変装してナオを助けて欲しいんだけど……』
レナに頼み込まれたカゲマルはデブリに「変装」し、声音や口調に関しては以前にデブリ国王がマリアの元へ訪れたときに把握しているため、声を変える「変声」と呼ばれるスキルを利用して完璧にデブリを演じる。結果として使者の誰もが彼の事を本物のデブリ国王だと信じ込み、今頃は計画が狂った事で焦っているだろう。
彼等全員がカレハに従った家臣である事は間違いないが、本来ならば国を治める立場のデブリ国王が現れれば急いで帰国してカレハに事態を話さなければならない。カレハの計画では国王が不在の間に国を掌握する算段だったが、国王が健在と知れば計画そのものが破綻し、また隔離生活を送る羽目になる。それどころか国を乱した罪人として厳しい処罰を受ける可能性もあった。
「カレハがデブリ国王が無事だと知った時の反応を想像すると面白いね」
「だが、これはあくまでも時間稼ぎにしかならんぞ。すぐにカレハもデブリ国王が本当に石化から逃れたのか確認しようとするはずだ」
「分かってる。だから俺達もすぐに行動を移さないとならない」
カレハがデブリ国王が王国で健在という報告を聞けばすぐに審議を確かめるため、今度は新しい使者を送り込むだろう。恐らくは本人かどうかを確かめるために「鑑定」のスキルを所持する人材を派遣するため、そうなった場合はカゲマルの変装でも見破られてしまう。
鑑定のスキルを使用すればその人間のステータスが表示されてしまうため、いくら外見を上手く化けようと正体を見破られてしまう。そうなれば王国はデブリ国王の偽物を使って自分達を謀ったと宣言して軍勢を送り込む理由を与える事になる。そうなる前にレナ達は動く必要があり、早急にヨツバ王国に忍び込んで捕縛されているマリアの救出、そしてキラウを捕縛して石化されたデブリ国王達を元に戻さなければならない。
「使者が王都にまで戻るのにどれくらい掛かるかな?」
「そうですね、だいたい10日前後は掛かると思いますよ。ユニコーンの速度は人間の馬とは比べ物にならない程に速いですからね」
「そんなに早く辿り着けるのか……子供とはいえ、ユニコーンは足が速いんだな」
ヨツバ王国では大量のユニコーンが生息し、その幼生種(子供)をヨツバ王国の兵士達は騎獣として飼育している。ユニコーンは成長が遅い生物ではあるが、子供の頃から力は強く、足も速いために重宝され、その額の角は万能薬の素材にもなると言われている魔獣である。
レナ達が移動するとしたらウルやアインに狼車を運ばせてヨツバ王国に向かう事になるが、ヨツバ王国の領地内は殆どが樹海のため、途中から馬車を降りなければならない。だが、馬車でなければ大人数は移動出来ず、いくらウルやアインでも大人数を抱えて森の中を移動する事は出来ない。
「こちらの移動手段はどうする気だ?普通の馬で移動すると一か月は掛かるのだろう?それでは到底間に合わんぞ」
「拙者と兄者も足の速さなら自信はあるでござるが、流石に何日も走り続ける事は出来ないでござるよ」
「他に移動用の魔獣を借りるにしてもウルやアインと同じ速度で動ける魔獣は限られているわね」
「え?大丈夫だよ。移動するのは俺とエリナだけで十分だよ」
「うえっ!?兄貴、それ本気で言ってるんですか!?」
移動手段を相談し合う皆に対してレナは何事もなく答えると、エリナは驚いた声を上げるが、すぐにダインがレナの意図を察する。
「あ、お前また空間魔法を使った移動法の事を言ってるんだろ!?」
「そうそう、空間魔法を使えば俺一人で移動するだけで十分でしょ?エリナは案内役として同行して貰う必要があるけど……」
「話は聞いているけど……その空間魔法を利用した移動法というのは貴方の身体に大きな負担が掛かるんじゃないの?」
「また倒れたら大変……レナはもっと身体を大事にする」
空間魔法の「黒渦」を二か所に設置すれば一瞬で移動出来る方法を利用し、レナは先に自分とエリナが侵入してヨツバ王国に忍び込み、安全な場所に待機させた仲間達を招く方法を考えていた。しかし、この方法は常に黒渦を維持し続けるために魔力を消耗するため、レナの身体に負担が大きい。その点を心配した皆が反対しようとしたが、カゲマルはレナにある物を差しだす。
「……それならばこれを持っていけ」
「え、これって……水晶札!?」
「以前、マリア様が俺に預けていた物だ。これを使えば一度訪れた場所ならば一瞬で移動出来るのだろう?」
カゲマルが差しだしたのはマリアが制作した「水晶札」と呼ばれる魔道具であり、こちらには「転移魔法陣」の魔法が封じ込められているため、これを使用すれば頭の中に思い浮かべた場所に転移する事が出来る。但し、使用条件として必ず自分が過去に訪れた場所にしか使えず、一度使用すれば効力を失うため、連続使用は出来ない。
この水晶札は貴重な素材のため、マリアも片手で数える程しか制作しておらず、その内の一つをカゲマルに預けていたという。これを利用すればレナは何時でも王城に帰還する事が出来るため、レナは肉体に大きな負担を掛けずに他の仲間を呼び寄せる事が出来る。
「お前達が先にヨツバ王国に忍び込み、我等を招く準備をした後に水晶札を使用して王城に戻れば問題はない。この方法ならばお前の肉体に負担も掛からずに全員が安全にヨツバ王国内に忍び込めるはずだ」
「なるほど……その手があったか」
「確かにその方法が確実ね。でも、この方法だと結局貴方には先にヨツバ王国に忍び込んで貰う事になるわね」
「大丈夫っす!!あたしが責任を持って兄貴を安全に王国の領地まで案内します!!」
「ならばやはり俺も同行するぞ。潜入捜査は忍者の専門分野だ、必ず役に立つ」
「それならば拙者も同行するでござる。4人ならばウルとアインだけでもどうにか運ぶことは出来るのでは?」
「問題ないと思うけど……」
移動の際にはウルとアインの力を借りる必要があるため、レナはエリナ、カゲマル、ハンゾウの3人と共に向かう事が決まった。他の者達は城内に待機して貰い、準備を整えれば迎え入れる必要がある。
「計画の段取りを説明するわよ。まずは先にレナ、エリナ、ハンゾウ、カゲマルの4人が先にヨツバ王国に侵入する。その間に待機組の私達は準備を整えて城内にて待機、ヨツバ王国に侵入した後にレナが水晶札を利用して王城に帰還して待機組と合流、ヨツバ王国へ全員を移動させる。これで間違っていないかしら?」
「うん、合ってるよ」
「でも、ヨツバ王国に侵入して早々に皆さんを呼び寄せるのは難しいと思います。潜伏先も探さないといけないし、それに大人数で行動すると見つかる恐れもありますから……」
「その点に関してはエリナ、貴方に任せるわ。現状、ヨツバ王国内で私達に味方してくれる勢力はいないの?」
「う~ん……ツバサさんなら話せば分かってくれると思いますけど、流石に王都へ忍び込むのは難しいと思いますし……」
「ねえねえエリナ、ギンタロウおじさんなら力を貸してくれないかな?」
「あ、そうでした!!ギンタロウさんならきっとティナ様がお願いすれば味方してくれますよ!!」
「ギンタロウ……おじさん?」
ギンタロウというのは東聖将の名前であることを思い出したレナ達だが、どうしてティナが「おじさん」と呼んでいるのか不思議に思うと、エリナが代わりに説明してくれた。
※コミカライズ第二話の更新日です!!この時間帯に見れるのかは分かりませんが……(´ω`)
『可能だが……どうしてそんな事を聞く?』
『それなら今すぐに変装してナオを助けて欲しいんだけど……』
レナに頼み込まれたカゲマルはデブリに「変装」し、声音や口調に関しては以前にデブリ国王がマリアの元へ訪れたときに把握しているため、声を変える「変声」と呼ばれるスキルを利用して完璧にデブリを演じる。結果として使者の誰もが彼の事を本物のデブリ国王だと信じ込み、今頃は計画が狂った事で焦っているだろう。
彼等全員がカレハに従った家臣である事は間違いないが、本来ならば国を治める立場のデブリ国王が現れれば急いで帰国してカレハに事態を話さなければならない。カレハの計画では国王が不在の間に国を掌握する算段だったが、国王が健在と知れば計画そのものが破綻し、また隔離生活を送る羽目になる。それどころか国を乱した罪人として厳しい処罰を受ける可能性もあった。
「カレハがデブリ国王が無事だと知った時の反応を想像すると面白いね」
「だが、これはあくまでも時間稼ぎにしかならんぞ。すぐにカレハもデブリ国王が本当に石化から逃れたのか確認しようとするはずだ」
「分かってる。だから俺達もすぐに行動を移さないとならない」
カレハがデブリ国王が王国で健在という報告を聞けばすぐに審議を確かめるため、今度は新しい使者を送り込むだろう。恐らくは本人かどうかを確かめるために「鑑定」のスキルを所持する人材を派遣するため、そうなった場合はカゲマルの変装でも見破られてしまう。
鑑定のスキルを使用すればその人間のステータスが表示されてしまうため、いくら外見を上手く化けようと正体を見破られてしまう。そうなれば王国はデブリ国王の偽物を使って自分達を謀ったと宣言して軍勢を送り込む理由を与える事になる。そうなる前にレナ達は動く必要があり、早急にヨツバ王国に忍び込んで捕縛されているマリアの救出、そしてキラウを捕縛して石化されたデブリ国王達を元に戻さなければならない。
「使者が王都にまで戻るのにどれくらい掛かるかな?」
「そうですね、だいたい10日前後は掛かると思いますよ。ユニコーンの速度は人間の馬とは比べ物にならない程に速いですからね」
「そんなに早く辿り着けるのか……子供とはいえ、ユニコーンは足が速いんだな」
ヨツバ王国では大量のユニコーンが生息し、その幼生種(子供)をヨツバ王国の兵士達は騎獣として飼育している。ユニコーンは成長が遅い生物ではあるが、子供の頃から力は強く、足も速いために重宝され、その額の角は万能薬の素材にもなると言われている魔獣である。
レナ達が移動するとしたらウルやアインに狼車を運ばせてヨツバ王国に向かう事になるが、ヨツバ王国の領地内は殆どが樹海のため、途中から馬車を降りなければならない。だが、馬車でなければ大人数は移動出来ず、いくらウルやアインでも大人数を抱えて森の中を移動する事は出来ない。
「こちらの移動手段はどうする気だ?普通の馬で移動すると一か月は掛かるのだろう?それでは到底間に合わんぞ」
「拙者と兄者も足の速さなら自信はあるでござるが、流石に何日も走り続ける事は出来ないでござるよ」
「他に移動用の魔獣を借りるにしてもウルやアインと同じ速度で動ける魔獣は限られているわね」
「え?大丈夫だよ。移動するのは俺とエリナだけで十分だよ」
「うえっ!?兄貴、それ本気で言ってるんですか!?」
移動手段を相談し合う皆に対してレナは何事もなく答えると、エリナは驚いた声を上げるが、すぐにダインがレナの意図を察する。
「あ、お前また空間魔法を使った移動法の事を言ってるんだろ!?」
「そうそう、空間魔法を使えば俺一人で移動するだけで十分でしょ?エリナは案内役として同行して貰う必要があるけど……」
「話は聞いているけど……その空間魔法を利用した移動法というのは貴方の身体に大きな負担が掛かるんじゃないの?」
「また倒れたら大変……レナはもっと身体を大事にする」
空間魔法の「黒渦」を二か所に設置すれば一瞬で移動出来る方法を利用し、レナは先に自分とエリナが侵入してヨツバ王国に忍び込み、安全な場所に待機させた仲間達を招く方法を考えていた。しかし、この方法は常に黒渦を維持し続けるために魔力を消耗するため、レナの身体に負担が大きい。その点を心配した皆が反対しようとしたが、カゲマルはレナにある物を差しだす。
「……それならばこれを持っていけ」
「え、これって……水晶札!?」
「以前、マリア様が俺に預けていた物だ。これを使えば一度訪れた場所ならば一瞬で移動出来るのだろう?」
カゲマルが差しだしたのはマリアが制作した「水晶札」と呼ばれる魔道具であり、こちらには「転移魔法陣」の魔法が封じ込められているため、これを使用すれば頭の中に思い浮かべた場所に転移する事が出来る。但し、使用条件として必ず自分が過去に訪れた場所にしか使えず、一度使用すれば効力を失うため、連続使用は出来ない。
この水晶札は貴重な素材のため、マリアも片手で数える程しか制作しておらず、その内の一つをカゲマルに預けていたという。これを利用すればレナは何時でも王城に帰還する事が出来るため、レナは肉体に大きな負担を掛けずに他の仲間を呼び寄せる事が出来る。
「お前達が先にヨツバ王国に忍び込み、我等を招く準備をした後に水晶札を使用して王城に戻れば問題はない。この方法ならばお前の肉体に負担も掛からずに全員が安全にヨツバ王国内に忍び込めるはずだ」
「なるほど……その手があったか」
「確かにその方法が確実ね。でも、この方法だと結局貴方には先にヨツバ王国に忍び込んで貰う事になるわね」
「大丈夫っす!!あたしが責任を持って兄貴を安全に王国の領地まで案内します!!」
「ならばやはり俺も同行するぞ。潜入捜査は忍者の専門分野だ、必ず役に立つ」
「それならば拙者も同行するでござる。4人ならばウルとアインだけでもどうにか運ぶことは出来るのでは?」
「問題ないと思うけど……」
移動の際にはウルとアインの力を借りる必要があるため、レナはエリナ、カゲマル、ハンゾウの3人と共に向かう事が決まった。他の者達は城内に待機して貰い、準備を整えれば迎え入れる必要がある。
「計画の段取りを説明するわよ。まずは先にレナ、エリナ、ハンゾウ、カゲマルの4人が先にヨツバ王国に侵入する。その間に待機組の私達は準備を整えて城内にて待機、ヨツバ王国に侵入した後にレナが水晶札を利用して王城に帰還して待機組と合流、ヨツバ王国へ全員を移動させる。これで間違っていないかしら?」
「うん、合ってるよ」
「でも、ヨツバ王国に侵入して早々に皆さんを呼び寄せるのは難しいと思います。潜伏先も探さないといけないし、それに大人数で行動すると見つかる恐れもありますから……」
「その点に関してはエリナ、貴方に任せるわ。現状、ヨツバ王国内で私達に味方してくれる勢力はいないの?」
「う~ん……ツバサさんなら話せば分かってくれると思いますけど、流石に王都へ忍び込むのは難しいと思いますし……」
「ねえねえエリナ、ギンタロウおじさんなら力を貸してくれないかな?」
「あ、そうでした!!ギンタロウさんならきっとティナ様がお願いすれば味方してくれますよ!!」
「ギンタロウ……おじさん?」
ギンタロウというのは東聖将の名前であることを思い出したレナ達だが、どうしてティナが「おじさん」と呼んでいるのか不思議に思うと、エリナが代わりに説明してくれた。
※コミカライズ第二話の更新日です!!この時間帯に見れるのかは分かりませんが……(´ω`)
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。