不遇職とバカにされましたが、実際はそれほど悪くありません?

カタナヅキ

文字の大きさ
670 / 2,093
外伝 ~ヨツバ王国編~

剣舞の習得

『複合戦技「剣舞」の習得条件を満たしました』
「何だ?習得……条件」


レナは視界に表示された画面に疑問を覚え、これまでにスキルを習得した際に表示されるステータス画面だったが、今回の場合は何故か「習得」ではなく「習得条件」という文字が表示されていた。これまでにスキルを覚えた時は「習得」という文字しか表示されていなかったにも関わらず、今回の「剣舞」に関しては「条件」という文字が追加されていた。

剣舞という複合戦技に関してはレナも覚えがあり、かつて母親のアイラが使用した姿を見かけたことがある。まるで舞のように剣を薙ぎ払い、あらゆる方向に剣を振り払いながら移動を行う戦技で間違いはない。アイラが最も得意とする戦技であり、彼女はこの剣舞を覚えた事で「剣姫」と呼ばれるようになったという。


「とにかく、発動してみるか……おっと」
「ガアアッ!!」


背後から襲いかかって来たコボルトに対してレナは身体を横にそらして回避すると、覚えた手の「剣舞」という戦技を発動させようとした。実戦で初めて扱う戦技を使用する事に不安はあるが、まずは戦技の詳細を知るために剣舞を発動させる。


「剣舞……あれ?」
「ガアッ……!?」
「ちょ、何してんだよレナ!?何で止まってるんだ!?」


背中を見せたコボルトに対してレナは剣舞の戦技を発動させようとしたが、普段ならば身体が動いて特定の動作を行うのに対し、今回の場合は戦技を身体が動く気配がない。だが、感覚的にレナは戦技を発動させているという自覚はあり、実際に体力を消耗する感覚に陥っていた。


(何だ?どうして身体が動かないんだ……いや、俺が動かしていないだけか?)


これまでのレナが覚えた戦技は「兜割り」ならば上段から剣を振り下ろし、他の「旋風」や「回転」などの場合は横薙ぎに剣を振り払う動作を自然に行う。だが「一刀両断」のような特別な戦技の場合はレナが切り裂きたい方向に向けて剣を振りぬくため、恐らく新しく覚えた「剣舞」に関しても同様に自分の攻撃したい方向に剣を繰り出す類の戦技だと気づく。


(なら、この状態で攻撃すればいいのか……うわっ!?)


レナはコボルトに向けて剣を振り払おうとすると、普段よりも凄まじい速度で剣を振り払い、一瞬にしてコボルトの首と胴体、更には両腕を切り裂く。そのあまりの速度に他の人間から見たらレナが一太刀でコボルトをバラバラに切り裂いたようにしか見えず、ダインが驚きの声を上げる。


「うわっ!?な、何だ今の……そんなに凄い技を覚えてたならもっと早く使えよレナ!?」
「いや、そういう訳でもないんだけど……あいてっ!?」
「え、どうしたんだレナ!?まさか、やられたのか!?」
「……平気だよ、腕をちょっと痛めただけ」


剣舞の戦技が解除された瞬間、レナは右腕に軽い痛みを覚えて左手で抑える。レナは回復超強化の魔法を施して痛みを和らげると、すぐに腕が痛んだ理由を悟る。


(なるほど、これが剣舞の影響か……多分、この戦技は高速移動で剣を切り裂く戦技なんだ)


先ほどのコボルトに攻撃を仕掛けた際、レナは「疾風撃」以上の速度で剣を振りぬき、コボルトに数回の斬撃を与えた。しかし、その事が原因で身体に大きな負荷を与えたらしく、だから腕が痛んだと考えられた。


(この戦技の特徴が分かって来たぞ……発動中は高速移動が出来るけど、解除すると一気に負担が襲いかかるのか。となると使い道が難しいな……一刀両断のように連発には不向きな戦技かもしれない)


剣舞の発動状態ではレナが「剣鬼」の能力を完全に発動した時のように高速移動が行えるようだが、あまりにも早く動きすぎると肉体に大きな負荷を与え、解除後に隙を生んでしまう。しかも発動時間は5秒程度なので短く、連続で発動する事も難しい。

一刀両断が「一撃必殺」の戦技だとすれば剣舞は「高速移動」に特化した戦技らしく、使い道を謝れば自分を窮地に追い詰める可能性が高い「諸刃の剣」ならぬ「諸刃の剣技」と言える。逆に言えば使い方を正しく扱えば大きな力となる戦技である事は間違いなく、レナは迫りくる魔物の様子を観察しながら剣を構える。


(落ち着け、母上の動作を思い出すんだ……母上が剣舞を使用した時はこんな風に身体を痛めている様子はなかった。体力は消耗していたようだけど、母上は見事に使いこなしていた)


魔物と戦闘を繰り広げながらもレナはアイラが「剣舞」を発動していた時の事を思い返し、自分と母親の剣技の違いを考察する。


(剣舞……剣、舞……舞う?舞う様に斬るから剣舞なのか?そういえば母上の剣舞は身体の動作に無駄がなかった気がする……あれほど激しく動いていたのに隙がなかった)


考えながらもレナは剣を振る事を忘れず、自分に襲いかかって来た魔物達を切り伏せ、冷静に周囲の状況を伺う。考え事をしながら戦う事は深淵の森に居た頃から慣れているため、戦闘を続け続けながらもレナはある結論を導く。


(隙が無い……つまり、動作に無駄がないという事か?母上の場合は舞うように剣を振っていたけど、実はあれは無駄を省いた動作をした結果、まるで舞うように動いていたんじゃないのか?)


剣舞の言葉通りにアイラは美しく舞う様に剣を振るっていた事を思い出したレナは両手の剣に視線を向け、試しに自分がアイラと同じように舞う様に相手を切り裂けないのかを試す。


「剣舞!!」
「ガアッ!?」
「ギギイッ!?」


戦技を発動させたレナは両手の剣を振り払い、左右に立っていたゴブリンとコボルトの首を切断する。それだけには留まらず、足元を意識して身体を回転させながら正面から襲いかかろうとしたオークの胴体を切り裂く。


「はああっ!!」
「プギィッ……!?」


オークの胴体に鮮血が舞い、身体をねじれさせながら剣を振りぬいたレナは立ち止まると、戦技が解除された。その直後にレナの腕と足の手首に軽い痛みが走り、同時に3体の魔物の死骸が地面に倒れ込む。


「つうっ……駄目か、でも最初の時よりは痛みも小さいな」


痛みを我慢しながらもレナは自分の考察通りに「剣舞」の戦技の本質を見抜き、習得条件を満たしたという画面の文章に納得する。この剣技に関しては戦技として発動する事が出来ても剣の技量がなければ扱える戦技ではなく、完全に剣舞を扱えるようにならなければ完成とは言えない。

幸いにもアイラの剣舞を見て居た事で剣舞の本質に気付く事が出来たレナは笑みを浮かべ、この剣技を完全に扱いこなせるようになった時、自分は更に強くなれると確信した。久方ぶりに自分が成長したという実感を覚えたレナは魔物達に視線を向け、練習相手には事欠かない事を知る。


「丁度いい……ゴンちゃん!!咆哮の戦技を使って!!」
「何!?いいのか?」
「ああ、問題ない!!エリナとコトミンはゴンちゃんの援護、ダインは魔物の死骸から素材の回収を初めて!!」
「お、おう!!」
「了解っす!!」
「分かった。スラミンも頑張る」
「ぷるるんっ!!」


レナの言葉に仲間達は即座に反応し、まずは最初にゴンゾウが大声を上げて周囲の魔物達の注意を引く。


「うおおおおおおっ!!」
『ッ……!?』


ゴンゾウの咆哮を耳にした魔物達は彼に視線を向け、その声を挑発と受け止めるとゴンゾウを標的として認識し、魔物の大群が迫りくる。


『ガアアアアッ!!』
『プギィイイッ!!』
『ギイイイイッ!!』


コボルト、オーク、ゴブリンの3種類の大群がゴンゾウに向けて迫りくると、彼を守るように他の仲間達が動き、レナは正面から魔物の大群に向けて剣を構えた。
感想 5,096

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

転生したら世界一の御曹司だった〜巨乳エルフメイド10人と美少女騎士に溺愛されています〜

まさき
ファンタジー
異世界転生した最強の金持ち嫡男、 専属エルフメイドと美少女騎士に囲まれて至福のハーレム生活   現代日本で「地味だが実は超大富豪」という特殊な人生を送っていた青年は、ある日事故で命を落とす。   しかし目を覚ますと、そこは魔法と様々な種族が存在する異世界だった。   彼は大陸一の富を誇る名門貴族―― ヴァン・バレンティン家の嫡男カイルとして転生していたのだ。   カイルに与えられたのは ・世界一とも言える圧倒的な財力 ・財力に比例して増大する規格外の魔力   そして何より彼を驚かせたのは――   彼に仕える十人の専属メイド全員が、巨乳美少女だったことである。   献身的なエルフのメイド長リリア。 護衛騎士でありながら隙あらば誘惑してくる女騎士シルヴィア。   さらに個性豊かな巨乳メイドたち。   カイルは持ち前の財力で彼女たちの願いを叶え、最高級の装備や生活を与えていく。   すると彼女たちの忠誠心と愛情はどんどん加速していき――   「カイル様……今日は私が、お世話をさせてください」   領地を狙う貴族を金と魔力で圧倒し、 時にはメイドたちの愛が暴走して甘すぎる時間に巻き込まれながらも、   最強の御曹司カイルは 世界一幸せなハーレムを築いていく。 最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ応援をお願いいたします。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
コミカライズ企画進行中です!! 2巻2月9日電子版解禁です!! 紙は9日に配送開始、12日発売! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&2巻出版!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、コミカライズ決定いたしました!現在企画進行中!!そしてオリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 12日には、楽天koboにおいてファンタジー5位となりました!皆様のおかげです! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 オリコンランキングライトノベル 週間BOOKランキング 18位(2025年9月29日付)

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~

放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」 大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。 生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。 しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。 「すまない。私は父としての責任を果たす」 かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。 だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。 これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。

神様の手違いで異世界転生した俺の魅了チートが、勇者のハーレムを根こそぎ奪って溺愛ハーレム作りました!

まさき
恋愛
ブラック企業で働き続けた俺、佐藤誠が過労で倒れ、気づけば異界の地。 「手違いで死なせちゃってごめん!」という神様から、お詫びに貰ったのは規格外の【魅了】スキル——。 だが、元社畜の俺にはその自覚が微塵もない! ​ただ誠実に、普通に生きようとしているだけなのに、エルフの賢者、獣人の少女、最強の聖女、さらには魔王の娘までもが、俺の「社畜仕込みの優しさ」に絆されて居座り始める。 ​一方で、10年かけて仲間を集めたはずの「勇者・勝利」は、自身の傲慢さゆえに、誠へとなびく仲間たちを一人、また一人と失っていく。 「俺は勇者だぞ! なぜ手違い転生者に負けるんだあああ!?」 ​人界から天界、そして宇宙の創造へ——。 無自覚な誠実さで世界を塗り替えてしまう、元社畜の究極溺愛ハーレムファンタジー、ここに開幕!

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える

ハーフのクロエ
ファンタジー
 夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。  主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。