687 / 2,090
外伝 ~ヨツバ王国編~
作戦の第一段階
しおりを挟む
――アイリスから助言を受けたレナは翌日の朝に目を覚まし、仲間達を起こして街へ向かう。適当に街を歩くふりを行いながらもレナはアイリスが事前に教えてくれた目的の人物の元へ向かう。
「なあ、レナ……こんな朝早くに外に出てどうするつもりなんだよ?」
「……眠い」
「いいから一緒に付いてきてよ。ほら、コトミンもヒトデのように俺に張り付いてないでちゃんと歩きなさい」
「ほら、いい加減に離れなさい……ちょ、ちょっと!!だからって私に張り付こうとするのは止めなさい!!」
「ぷるぷるっ」
レナが連れて来たのはダイン、コトミン、シズネの3人(+1匹)だけで他の面子はギンタロウの屋敷に残っていた。ゴンゾウは鍛錬に励み、ティナは怪我人の治療の手伝い疲れで眠りこけ、エリナは彼女の護衛のために傍に控え、魔獣達も屋敷の方で大人しく過ごしていた。
「なあ、レナ……スラミンの奴に勝手に人のカバンの中に潜り込むのを止めるように注意してくれよ。朝、開けた時にスラミンの顔が出てきてびっくりしたんだからさ」
「ぷるるんっ」
「まあまあ……ほら、スラミンもこんなに謝ってるんだから許してよ」
「いや、僕の目には呑気に身体を振って踊っているようにしか見えないんだけど……」
ダインに対してスラミンは謝罪の「ぷるぷるだんす」を披露する中、レナは目的の人物の家の前に立ち止まり、声を掛けた。
「すいません!!誰か居ますか!!」
「ちょっ!?」
「……ここの家に知り合いでも居るの?」
「ふぁっ……ここは何処?」
レナが声を掛けるとダインが驚き、コトミンを背中に背負ったシズネが不思議そうな表情を浮かべると、家の扉が開かれて不機嫌そうな表情の男が姿を現した。どうやら朝から酒でも飲んでいたのか頬が赤く、手元には酒瓶を抱えた状態で男はレナ達に視線を向ける。
「なんだぁっ……てめえ等?俺に何か用か?」
「あ、いや……お、おいレナ、誰だよこの人」
「前に街で通りがかった時に見かけた人だよ」
「え!?それだけ!?」
「何なんだてめえ等……?」
森人族の男はレナ達の顔を見て訝し気な表情を浮かべるが、レナの頭の上に乗っているスラミンに視線を向け、一瞬だけ何故か焦った表情を浮かべた。
「す、スライム!?どうしてこんな所に……」
「ぷるん?」
「うちの子がどうかしました?」
「い、いや……何でもない。そんな事よりお前等何者だ!?朝っぱらから人を起こしやがって……」
スラミンを抱えたレナに男は誤魔化すように怒鳴りつけると、レナは「鑑定眼」の固有スキルを発動させ、男の正体を見抜く。
「アル・チウ、職業は魔物使いの固有職、レベルは46か……あんたがレイビが送り込んだ斥候だな?」
「なっ!?」
「えっ!?ど、どういう事だよレナ!?」
「……なるほど、そういう事ね」
レナの言葉を聞いて男は目を見開き、ダインは驚愕するが、いち早く事情を理解したシズネは腰に差していた雪月花を引き抜くと男が動く前に首筋に刃を構えた。
「動かないで!!少しでも下手な真似をすれば命はないわよ?」
「ひいっ!?」
「お、おいシズネ!?いきなり何を……」
「ダイン、こいつはレイビの送り込んだ手下だよ。そうでしょアルさん?」
「ぷるんっ?」
慌てふためくダインをレナは落ち着かせながらシズネに捉えられた男に質問すると、スラミンが「そうなの?」とばかりに視線を向けると、男は慌てて否定する。
「ま、待て!!俺はそんな名前の男じゃない!!何なんだよお前等!?どうして急にこんな事を……」
「下手な芝居は止めなさい。私は傭兵よ、これまでに何十人もの悪党を捕まえては拷問して真実を吐かせてきた……貴方も同じ目に遭いたいの?」
「ひいいっ!?」
「れ、レナ?本当にこいつがレイビの手下なのか?」
「うん、間違いないよ。だって滅多に存在しない魔物使いの職業の人間がこの街で普通に暮らしている時点で怪しいからね」
「ぬ、濡れ衣だ!!」
男は必死に自分はレイビの配下ではないと言い張るが、シズネが彼をどうするべきかとレナに視線を向けて尋ねると、素直に白状しない彼に対してレナは仕方なく奥の手を使う事にした。
「本当にあんたはレイビの斥候じゃないと?」
「と、当然だ!!だいたい俺は1年も前からこの街で暮らしているんだぞ!?嘘だと思うなら近所の連中に聞いてみろ!!」
「なるほど、ならあんたが本当に善良な一般人かどうかを確かめさせてもらうよ」
「ぷるるんっ!!」
レナはスラミンを両手に抱えると玄関の方に近付き、スラミンを頭上に掲げて様子を調べる。するとスラミンが唐突に激しく震えだし、屋根の方に視線を向けた。
「ぷるるるるんっ!!ぷるるるるんっ!!」
「うわ!?ど、どうしたスラミン!?」
「スライムの優れた感知能力で家の中に隠れている奴の気配を感じ取ったんだよ。間違いなく、この屋敷の中に魔獣が隠れている」
「ぐうっ……!?」
「……どうやら図星のようね」
家の主の男はレナの言葉に言い返す事が出来ず、悔し気な表情を浮かべた時点でレナの言ば真実だと判明し、彼がレイビの配下である決定的な証拠を掴んだ。
「なあ、レナ……こんな朝早くに外に出てどうするつもりなんだよ?」
「……眠い」
「いいから一緒に付いてきてよ。ほら、コトミンもヒトデのように俺に張り付いてないでちゃんと歩きなさい」
「ほら、いい加減に離れなさい……ちょ、ちょっと!!だからって私に張り付こうとするのは止めなさい!!」
「ぷるぷるっ」
レナが連れて来たのはダイン、コトミン、シズネの3人(+1匹)だけで他の面子はギンタロウの屋敷に残っていた。ゴンゾウは鍛錬に励み、ティナは怪我人の治療の手伝い疲れで眠りこけ、エリナは彼女の護衛のために傍に控え、魔獣達も屋敷の方で大人しく過ごしていた。
「なあ、レナ……スラミンの奴に勝手に人のカバンの中に潜り込むのを止めるように注意してくれよ。朝、開けた時にスラミンの顔が出てきてびっくりしたんだからさ」
「ぷるるんっ」
「まあまあ……ほら、スラミンもこんなに謝ってるんだから許してよ」
「いや、僕の目には呑気に身体を振って踊っているようにしか見えないんだけど……」
ダインに対してスラミンは謝罪の「ぷるぷるだんす」を披露する中、レナは目的の人物の家の前に立ち止まり、声を掛けた。
「すいません!!誰か居ますか!!」
「ちょっ!?」
「……ここの家に知り合いでも居るの?」
「ふぁっ……ここは何処?」
レナが声を掛けるとダインが驚き、コトミンを背中に背負ったシズネが不思議そうな表情を浮かべると、家の扉が開かれて不機嫌そうな表情の男が姿を現した。どうやら朝から酒でも飲んでいたのか頬が赤く、手元には酒瓶を抱えた状態で男はレナ達に視線を向ける。
「なんだぁっ……てめえ等?俺に何か用か?」
「あ、いや……お、おいレナ、誰だよこの人」
「前に街で通りがかった時に見かけた人だよ」
「え!?それだけ!?」
「何なんだてめえ等……?」
森人族の男はレナ達の顔を見て訝し気な表情を浮かべるが、レナの頭の上に乗っているスラミンに視線を向け、一瞬だけ何故か焦った表情を浮かべた。
「す、スライム!?どうしてこんな所に……」
「ぷるん?」
「うちの子がどうかしました?」
「い、いや……何でもない。そんな事よりお前等何者だ!?朝っぱらから人を起こしやがって……」
スラミンを抱えたレナに男は誤魔化すように怒鳴りつけると、レナは「鑑定眼」の固有スキルを発動させ、男の正体を見抜く。
「アル・チウ、職業は魔物使いの固有職、レベルは46か……あんたがレイビが送り込んだ斥候だな?」
「なっ!?」
「えっ!?ど、どういう事だよレナ!?」
「……なるほど、そういう事ね」
レナの言葉を聞いて男は目を見開き、ダインは驚愕するが、いち早く事情を理解したシズネは腰に差していた雪月花を引き抜くと男が動く前に首筋に刃を構えた。
「動かないで!!少しでも下手な真似をすれば命はないわよ?」
「ひいっ!?」
「お、おいシズネ!?いきなり何を……」
「ダイン、こいつはレイビの送り込んだ手下だよ。そうでしょアルさん?」
「ぷるんっ?」
慌てふためくダインをレナは落ち着かせながらシズネに捉えられた男に質問すると、スラミンが「そうなの?」とばかりに視線を向けると、男は慌てて否定する。
「ま、待て!!俺はそんな名前の男じゃない!!何なんだよお前等!?どうして急にこんな事を……」
「下手な芝居は止めなさい。私は傭兵よ、これまでに何十人もの悪党を捕まえては拷問して真実を吐かせてきた……貴方も同じ目に遭いたいの?」
「ひいいっ!?」
「れ、レナ?本当にこいつがレイビの手下なのか?」
「うん、間違いないよ。だって滅多に存在しない魔物使いの職業の人間がこの街で普通に暮らしている時点で怪しいからね」
「ぬ、濡れ衣だ!!」
男は必死に自分はレイビの配下ではないと言い張るが、シズネが彼をどうするべきかとレナに視線を向けて尋ねると、素直に白状しない彼に対してレナは仕方なく奥の手を使う事にした。
「本当にあんたはレイビの斥候じゃないと?」
「と、当然だ!!だいたい俺は1年も前からこの街で暮らしているんだぞ!?嘘だと思うなら近所の連中に聞いてみろ!!」
「なるほど、ならあんたが本当に善良な一般人かどうかを確かめさせてもらうよ」
「ぷるるんっ!!」
レナはスラミンを両手に抱えると玄関の方に近付き、スラミンを頭上に掲げて様子を調べる。するとスラミンが唐突に激しく震えだし、屋根の方に視線を向けた。
「ぷるるるるんっ!!ぷるるるるんっ!!」
「うわ!?ど、どうしたスラミン!?」
「スライムの優れた感知能力で家の中に隠れている奴の気配を感じ取ったんだよ。間違いなく、この屋敷の中に魔獣が隠れている」
「ぐうっ……!?」
「……どうやら図星のようね」
家の主の男はレナの言葉に言い返す事が出来ず、悔し気な表情を浮かべた時点でレナの言ば真実だと判明し、彼がレイビの配下である決定的な証拠を掴んだ。
1
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
人質5歳の生存戦略! ―悪役王子はなんとか死ぬ気で生き延びたい!冤罪処刑はほんとムリぃ!―
ほしみ
ファンタジー
「え! ぼく、死ぬの!?」
前世、15歳で人生を終えたぼく。
目が覚めたら異世界の、5歳の王子様!
けど、人質として大国に送られた危ない身分。
そして、夢で思い出してしまった最悪な事実。
「ぼく、このお話知ってる!!」
生まれ変わった先は、小説の中の悪役王子様!?
このままだと、10年後に無実の罪であっさり処刑されちゃう!!
「むりむりむりむり、ぜったいにムリ!!」
生き延びるには、なんとか好感度を稼ぐしかない。
とにかく周りに気を使いまくって!
王子様たちは全力尊重!
侍女さんたちには迷惑かけない!
ひたすら頑張れ、ぼく!
――猶予は後10年。
原作のお話は知ってる――でも、5歳の頭と体じゃうまくいかない!
お菓子に惑わされて、勘違いで空回りして、毎回ドタバタのアタフタのアワアワ。
それでも、ぼくは諦めない。
だって、絶対の絶対に死にたくないからっ!
原作とはちょっと違う王子様たち、なんかびっくりな王様。
健気に奮闘する(ポンコツ)王子と、見守る人たち。
どうにか生き延びたい5才の、ほのぼのコミカル可愛いふわふわ物語。
(全年齢/ほのぼの/男性キャラ中心/嫌なキャラなし/1エピソード完結型/ほぼ毎日更新中)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。