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外伝 ~ヨツバ王国編~
ティナの大暴走
「たぁあああっ!!」
「何だ、この女……ぎゃああっ!?」
「おい、何して……うぎゃっ!?」
「嘘だろおい!?こっちに来るなぁっ!!」
ティナは子供のように両腕をぐるぐると振り回しながら山道を封鎖する兵士達の元へ突っ込み、彼女を抑え込もうとした兵士達だが、獣人族顔負けの速度で駆け上り、巨人族顔負けの腕力で振り回された腕に衝突した兵士達が次々と吹き飛ばされていく。
ヨツバ王国の正統後継者にして最も魔法の才能に溢れたティナではあるが、実の所を言えば彼女の力は魔法だけが秀でているわけではなく、子供の頃から異様なまでに身体能力が高かった。理由は不明だが彼女は子供の頃から感情が高ぶると凄まじい力を発揮し、僅か5才で凶悪なコボルトを追いかけ回す体力と腕力を持ち合わせている程である。
「お、おい!!何なんだあのお姫様は!?ナオ王女よりもよっぽど力強いじゃないかい!!」
「当たり前だ!!ティナ王女はあの武王と謳われたデブリ国王の娘!!もしも若い頃から武道を学んでいればきっと今頃はヨツバ王国一の武人になっていただろう!!」
「は、早いでござる!?拙者たちですら追いつけぬとは……」
必死にティナ達の後をギンタロウ達も追いかけるが、彼女との距離を縮める所か徐々に全員が坂道で速度が落ちてしまい、しかも彼女が吹き飛ばした兵士達が転がり落ちてくるので移動の邪魔になる。
「ひいいっ!?」
「た、助けてくれぇっ!!」
「待てぇ~!!ちゃんとごめんなさいしないと駄目~!!」
「キュロロッ!!」
「ブモォオッ!!」
遂に見張り役の兵士達は怖気づいて山道を駆け上ってくるティナと魔獣達の姿を見て逃走を始めるが、ティナはそれを見て怒った風に両腕を上げて追いかけ回す。結果的には頂上付近まで配置されていた兵士達をほぼ全員蹴散らす事に成功し、ギンタロウ達が動くまでもなく最近になって増員された兵士達は蹴散らされてしまう。
だが、頂上まで一気に駆け上ろうとしたティナの前に大きな影が現れ、坂道の方から巨大な丸い岩が転がり込んでティナ達の元へ落ちる。どうやら追い詰められた兵士が岩を転がり落としたようだった。
「こ、これならどうだ!!」
「岩の下敷きになっちまえ!!」
「いかん、下がるのだティナ王女!?」
大岩が転がってティナに迫りくる光景を見たギンタロウは慌てて彼女に逃げるように指示したが、ティナは正面から迫る大岩に対して両手を突き出す。
「てやぁっ!!」
『嘘ぉっ!?』
次の瞬間、ティナの両手を受けた岩石が粉々に砕け散る。その光景見た兵士達もギンタロウ達も驚愕の声を重ね、あっさりと大岩を破壊したティナに戦慄した。
「な、何だ!?何をしたのだ、あの王女は!?」
「あ、あれは……まさか発勁!?リンダさんから習ってたんですかティナ様!?」
「違う、力任せに殴り飛ばしただけだよ!!なんて怪力だいあの娘!?」
「嘘でしょうっ!?巨人族だってあんな事は出来ないわよ!?」
「ま、負けた……」
ティナの姿を見てロウガが狼狽し、エリナの言葉にバルが言い返すとシズネは激しく動揺し、そしてゴンゾウが自分よりも怪力を誇るティナの姿を愕然とする。今までにゴンゾウは同族の巨人族以外では力負けしないという自信はあったが、間違いなく彼女の腕力はゴンゾウを上回り、下手をしたら彼の師匠のギガンにも匹敵するかもしれない。
「う~……痛い、でも我慢する!!そこの兵士さん達、絶対に許さないんだから!!」
「ひいいっ!?」
「ば、化物だぁっ!!」
大岩を破壊したティナは掌を少し赤く腫れた事で涙目になるが、彼女はそのまま大岩を転がり落とした兵士の元へ駆けつけようとすると、兵士達は恐怖の表情を浮かべて逃走を試みる。だが、そんな兵士達の元に魔獣達が押しかかる。
「ウォオオンッ!!」
「ぎゃあっ!?」
「ヒヒンっ!!」
「あいでぇっ!?け、ケツが割われたぁっ!?」
ウルが兵士の背中を踏みつけ、ユニコが額の角で兵士達の尻をつつきまわす。他にもアインとミノは兵士達を持ち上げて振り回す。
「キュロロロッ!!」
「ブモォオオッ!!」
「うぎゃあああっ!?」
魔人族の中でも怪力を誇る2体に振り回されて投げ飛ばされる兵士達の悲鳴が響き渡り、さらに逃げようとした兵士の元にスラミンとヒトミンが先回りして口内から大量の冷水を放水する。
「「ぷるっしゃあああっ!!」」
「ひいいっ!?つ、つめてぇえええっ!?」
「凍えるぅっ!?」
冷水を浴びせられた兵士達は身体の熱を奪われ、凍えて動けなくなってしまう。想像外のティナと魔獣達の活躍によって遂に採掘場へと辿り着こうかと思われた時、突如としてティナの悲鳴が響く。
「うにゃあっ!?」
「ティナ様!?」
「今度はどうした!?」
坂道からティナの悲鳴を聞きつけたギンタロウ達は見上げると、そこにはティナが坂道を転がりながら落ちていく姿が映し出され、慌ててバルが彼女を受け止める。
「おっと!!大丈夫かいあんた!?」
「う、う~ん……目が回るよ」
「……大丈夫、怪我はなさそう」
転がった時に多少目を回ったようだが、ティナの身体には怪我は見当たらず、どうやら肉体の方も頑丈なのか派手に転倒したように見えたが無傷だった。
「何だ、この女……ぎゃああっ!?」
「おい、何して……うぎゃっ!?」
「嘘だろおい!?こっちに来るなぁっ!!」
ティナは子供のように両腕をぐるぐると振り回しながら山道を封鎖する兵士達の元へ突っ込み、彼女を抑え込もうとした兵士達だが、獣人族顔負けの速度で駆け上り、巨人族顔負けの腕力で振り回された腕に衝突した兵士達が次々と吹き飛ばされていく。
ヨツバ王国の正統後継者にして最も魔法の才能に溢れたティナではあるが、実の所を言えば彼女の力は魔法だけが秀でているわけではなく、子供の頃から異様なまでに身体能力が高かった。理由は不明だが彼女は子供の頃から感情が高ぶると凄まじい力を発揮し、僅か5才で凶悪なコボルトを追いかけ回す体力と腕力を持ち合わせている程である。
「お、おい!!何なんだあのお姫様は!?ナオ王女よりもよっぽど力強いじゃないかい!!」
「当たり前だ!!ティナ王女はあの武王と謳われたデブリ国王の娘!!もしも若い頃から武道を学んでいればきっと今頃はヨツバ王国一の武人になっていただろう!!」
「は、早いでござる!?拙者たちですら追いつけぬとは……」
必死にティナ達の後をギンタロウ達も追いかけるが、彼女との距離を縮める所か徐々に全員が坂道で速度が落ちてしまい、しかも彼女が吹き飛ばした兵士達が転がり落ちてくるので移動の邪魔になる。
「ひいいっ!?」
「た、助けてくれぇっ!!」
「待てぇ~!!ちゃんとごめんなさいしないと駄目~!!」
「キュロロッ!!」
「ブモォオッ!!」
遂に見張り役の兵士達は怖気づいて山道を駆け上ってくるティナと魔獣達の姿を見て逃走を始めるが、ティナはそれを見て怒った風に両腕を上げて追いかけ回す。結果的には頂上付近まで配置されていた兵士達をほぼ全員蹴散らす事に成功し、ギンタロウ達が動くまでもなく最近になって増員された兵士達は蹴散らされてしまう。
だが、頂上まで一気に駆け上ろうとしたティナの前に大きな影が現れ、坂道の方から巨大な丸い岩が転がり込んでティナ達の元へ落ちる。どうやら追い詰められた兵士が岩を転がり落としたようだった。
「こ、これならどうだ!!」
「岩の下敷きになっちまえ!!」
「いかん、下がるのだティナ王女!?」
大岩が転がってティナに迫りくる光景を見たギンタロウは慌てて彼女に逃げるように指示したが、ティナは正面から迫る大岩に対して両手を突き出す。
「てやぁっ!!」
『嘘ぉっ!?』
次の瞬間、ティナの両手を受けた岩石が粉々に砕け散る。その光景見た兵士達もギンタロウ達も驚愕の声を重ね、あっさりと大岩を破壊したティナに戦慄した。
「な、何だ!?何をしたのだ、あの王女は!?」
「あ、あれは……まさか発勁!?リンダさんから習ってたんですかティナ様!?」
「違う、力任せに殴り飛ばしただけだよ!!なんて怪力だいあの娘!?」
「嘘でしょうっ!?巨人族だってあんな事は出来ないわよ!?」
「ま、負けた……」
ティナの姿を見てロウガが狼狽し、エリナの言葉にバルが言い返すとシズネは激しく動揺し、そしてゴンゾウが自分よりも怪力を誇るティナの姿を愕然とする。今までにゴンゾウは同族の巨人族以外では力負けしないという自信はあったが、間違いなく彼女の腕力はゴンゾウを上回り、下手をしたら彼の師匠のギガンにも匹敵するかもしれない。
「う~……痛い、でも我慢する!!そこの兵士さん達、絶対に許さないんだから!!」
「ひいいっ!?」
「ば、化物だぁっ!!」
大岩を破壊したティナは掌を少し赤く腫れた事で涙目になるが、彼女はそのまま大岩を転がり落とした兵士の元へ駆けつけようとすると、兵士達は恐怖の表情を浮かべて逃走を試みる。だが、そんな兵士達の元に魔獣達が押しかかる。
「ウォオオンッ!!」
「ぎゃあっ!?」
「ヒヒンっ!!」
「あいでぇっ!?け、ケツが割われたぁっ!?」
ウルが兵士の背中を踏みつけ、ユニコが額の角で兵士達の尻をつつきまわす。他にもアインとミノは兵士達を持ち上げて振り回す。
「キュロロロッ!!」
「ブモォオオッ!!」
「うぎゃあああっ!?」
魔人族の中でも怪力を誇る2体に振り回されて投げ飛ばされる兵士達の悲鳴が響き渡り、さらに逃げようとした兵士の元にスラミンとヒトミンが先回りして口内から大量の冷水を放水する。
「「ぷるっしゃあああっ!!」」
「ひいいっ!?つ、つめてぇえええっ!?」
「凍えるぅっ!?」
冷水を浴びせられた兵士達は身体の熱を奪われ、凍えて動けなくなってしまう。想像外のティナと魔獣達の活躍によって遂に採掘場へと辿り着こうかと思われた時、突如としてティナの悲鳴が響く。
「うにゃあっ!?」
「ティナ様!?」
「今度はどうした!?」
坂道からティナの悲鳴を聞きつけたギンタロウ達は見上げると、そこにはティナが坂道を転がりながら落ちていく姿が映し出され、慌ててバルが彼女を受け止める。
「おっと!!大丈夫かいあんた!?」
「う、う~ん……目が回るよ」
「……大丈夫、怪我はなさそう」
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