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外伝 ~ヨツバ王国編~
剣鬼復活!!
「ちょ、ティナ様!?それは万が一のために常に身に着けておくように言われていた薬じゃ……!?」
「その万が一がきっと今だよ!!レナたん、これを飲んで!!」
「んぐぅっ……!?ぶはぁっ!?」
意識を失いかけているレナに対してティナは小瓶の中身を飲ませようとしたが、口に含んだ瞬間にレナはせき込んでしまい、飲み干す事が出来なかった。その様子を見たカゲマルが声を掛ける。
「その薬が本物かどうかは知らんが、飲ませるのならば口移しだ!!口移しで無理やり飲ませろ!!」
『口移し!?』
「ちょ、何してんだよお前等!?こっちが敵から視線を逸らすなって!!」
口移しという単語に複数人の女子が反応を示し、最初に回復瓶を持っていたティナが照れ臭そうに自分の口元に小瓶を近づけようとした。
「し、仕方ないよね……緊急事態だもんね。男の子とキスするなんて初めてだけど……私、頑張るよ!!」
「……それは駄目、私がやる」
「ティナ様、それはずるいっす!!」
「待ちなさい!!口移しなら私が……」
「いえ、私が!!」
「ぼ、僕も……」
「ミナ!?」
口移しでレナに薬を飲ませるという方法にティナだけではなく、コトミン、エリナ、シズネ、ジャンヌ、おまけにミナも反応する。一体誰が薬を飲ませるかで争いが始まろうとした時、レナの傍に控えていたスラミンが飛び出してティナから薬瓶を奪う。
「ぷるんっ!!」
『あっ!?』
「スラミン!?」
スラミンは薬瓶を口に含むと、そのまま全てを一気に飲み干し、全体の体色が青色から濃い緑色へと変化を果たす。そして口元を開くとレナの身体に向けて大量の水分を放出した。
「ぷるっしゃあああっ!!」
「ぶはぁっ!?」
『レナ!?』
大量の緑色の液体を見に浴びたレナは岩から転がり落ちてしまい、慌てて他の物が助けだそうとしたが、先に赤獣の1体がレナに目掛けて飛び掛かる。
「ガアアアッ!!」
「いかん!!」
「させないでござる!!」
赤獣のコボルトがレナに攻撃を仕掛ける前にロウガとハンゾウが動き、コボルトを仕留めようとしたが、二人よりも先にコボルトの顔面を掴む存在が居た。
「おらぁっ!!」
「ギャウンッ!?」
「れ、レナさん!?」
地面に倒れていたはずのレナは起き上がると同時にコボルトの顔面を握り締め、勢いよく地面に叩きつけて頭部を粉砕する。そして身体の調子を確かめるように手首や足首を動かすと、足元にすり寄るスラミンを持ち上げて抱きしめる。
「ふうっ……助かったよスラミン、流石はメインヒロインだ」
「ぷるぷるっ♪」
『ええっ!?』
スラミンによって身体を回復したレナは赤獣の群れに視線を向け、状況を理解すると即座にハンゾウとカゲマルに指示を出す。
「カゲマル、ハンゾウ!!俺の武器を早く!!」
「承知!!」
「持っていけ!!」
事前にカゲマルとハンゾウに退魔刀と反鏡剣を預けていたレナは二人から武器を受け取ると、赤獣の群れと向き直り、瞳の色を紅色に光り輝かせながら久しぶりに本気で身体を動かすために切りかかった。
「剣舞!!」
『グギャアアアアッ!?』
退魔刀と反鏡剣を振り払いながらレナは次々と赤獣の群れを薙ぎ払い、死体の山を築く。ジャンヌの回転剣技よりも素早く動き、確実に敵を仕留めていく。身体さえ回復すれば赤獣などレナにとっては只の獲物でしかなく、圧倒的な武力で打ち払う。
ティナの所持していた「精霊薬」と思われる薬の効果はすさまじく、先ほどまでは疲労と魔力不足で倒れそうだったレナの肉体は完全に復活を果たしただけではなく、身体中から魔力が漲っていた。更にレナは風の聖痕を使用して精霊を呼び集め、退魔刀に刻まれた「魔術痕」を利用して風の魔力を纏わせる。
「だああっ!!」
『ウォオオンッ!?』
「す、すげぇっ……!?」
退魔刀を振り払うだけで突風が吹き溢れ、赤獣と化した甲殻獣さえも吹き飛ばし、赤毛熊の首を刎ねた。そのあまりの光景にガロでさえも感嘆の声を上げ、他の者達も戦闘を中断してレナの力に魅入ってしまう。
(これほどの武力とは……!!この力、あのゴウライにも匹敵するかもしれん。これが覚醒した剣鬼の力だというのか……!!)
破壊剣聖のゴウライにも勝るとも劣らぬ剣圧を放つレナに対してロウガは身体が震えるが、今の状況でレナが味方である事は非常に心強い。先ほどまで劣勢を強いられていた冒険者達だったが、レナが復活した瞬間に一気に形成が逆転し、逆に赤獣の群れを追い詰める。
「赤獣を殲滅しろ!!レイビにとってもこいつらは重要な戦力だ!!先ほど人虎と同様に全ての魔獣を討ち取れば奴の戦力は半減する!!」
「魔物退治は冒険者の得意分野だよ!!レナばかりに良い恰好をっさせるんじゃないよあんた達!!」
「キュロロロッ!!」
レナが復活した結果、採掘場の退散という選択肢はなくなり、逆にレイビの戦力を減らすためにバル達は赤獣の群れに襲いかかる。こうなると魔物退治の専門である冒険者の方が圧倒的に有利に立ち、次々と赤獣は討ち取られていく。
「その万が一がきっと今だよ!!レナたん、これを飲んで!!」
「んぐぅっ……!?ぶはぁっ!?」
意識を失いかけているレナに対してティナは小瓶の中身を飲ませようとしたが、口に含んだ瞬間にレナはせき込んでしまい、飲み干す事が出来なかった。その様子を見たカゲマルが声を掛ける。
「その薬が本物かどうかは知らんが、飲ませるのならば口移しだ!!口移しで無理やり飲ませろ!!」
『口移し!?』
「ちょ、何してんだよお前等!?こっちが敵から視線を逸らすなって!!」
口移しという単語に複数人の女子が反応を示し、最初に回復瓶を持っていたティナが照れ臭そうに自分の口元に小瓶を近づけようとした。
「し、仕方ないよね……緊急事態だもんね。男の子とキスするなんて初めてだけど……私、頑張るよ!!」
「……それは駄目、私がやる」
「ティナ様、それはずるいっす!!」
「待ちなさい!!口移しなら私が……」
「いえ、私が!!」
「ぼ、僕も……」
「ミナ!?」
口移しでレナに薬を飲ませるという方法にティナだけではなく、コトミン、エリナ、シズネ、ジャンヌ、おまけにミナも反応する。一体誰が薬を飲ませるかで争いが始まろうとした時、レナの傍に控えていたスラミンが飛び出してティナから薬瓶を奪う。
「ぷるんっ!!」
『あっ!?』
「スラミン!?」
スラミンは薬瓶を口に含むと、そのまま全てを一気に飲み干し、全体の体色が青色から濃い緑色へと変化を果たす。そして口元を開くとレナの身体に向けて大量の水分を放出した。
「ぷるっしゃあああっ!!」
「ぶはぁっ!?」
『レナ!?』
大量の緑色の液体を見に浴びたレナは岩から転がり落ちてしまい、慌てて他の物が助けだそうとしたが、先に赤獣の1体がレナに目掛けて飛び掛かる。
「ガアアアッ!!」
「いかん!!」
「させないでござる!!」
赤獣のコボルトがレナに攻撃を仕掛ける前にロウガとハンゾウが動き、コボルトを仕留めようとしたが、二人よりも先にコボルトの顔面を掴む存在が居た。
「おらぁっ!!」
「ギャウンッ!?」
「れ、レナさん!?」
地面に倒れていたはずのレナは起き上がると同時にコボルトの顔面を握り締め、勢いよく地面に叩きつけて頭部を粉砕する。そして身体の調子を確かめるように手首や足首を動かすと、足元にすり寄るスラミンを持ち上げて抱きしめる。
「ふうっ……助かったよスラミン、流石はメインヒロインだ」
「ぷるぷるっ♪」
『ええっ!?』
スラミンによって身体を回復したレナは赤獣の群れに視線を向け、状況を理解すると即座にハンゾウとカゲマルに指示を出す。
「カゲマル、ハンゾウ!!俺の武器を早く!!」
「承知!!」
「持っていけ!!」
事前にカゲマルとハンゾウに退魔刀と反鏡剣を預けていたレナは二人から武器を受け取ると、赤獣の群れと向き直り、瞳の色を紅色に光り輝かせながら久しぶりに本気で身体を動かすために切りかかった。
「剣舞!!」
『グギャアアアアッ!?』
退魔刀と反鏡剣を振り払いながらレナは次々と赤獣の群れを薙ぎ払い、死体の山を築く。ジャンヌの回転剣技よりも素早く動き、確実に敵を仕留めていく。身体さえ回復すれば赤獣などレナにとっては只の獲物でしかなく、圧倒的な武力で打ち払う。
ティナの所持していた「精霊薬」と思われる薬の効果はすさまじく、先ほどまでは疲労と魔力不足で倒れそうだったレナの肉体は完全に復活を果たしただけではなく、身体中から魔力が漲っていた。更にレナは風の聖痕を使用して精霊を呼び集め、退魔刀に刻まれた「魔術痕」を利用して風の魔力を纏わせる。
「だああっ!!」
『ウォオオンッ!?』
「す、すげぇっ……!?」
退魔刀を振り払うだけで突風が吹き溢れ、赤獣と化した甲殻獣さえも吹き飛ばし、赤毛熊の首を刎ねた。そのあまりの光景にガロでさえも感嘆の声を上げ、他の者達も戦闘を中断してレナの力に魅入ってしまう。
(これほどの武力とは……!!この力、あのゴウライにも匹敵するかもしれん。これが覚醒した剣鬼の力だというのか……!!)
破壊剣聖のゴウライにも勝るとも劣らぬ剣圧を放つレナに対してロウガは身体が震えるが、今の状況でレナが味方である事は非常に心強い。先ほどまで劣勢を強いられていた冒険者達だったが、レナが復活した瞬間に一気に形成が逆転し、逆に赤獣の群れを追い詰める。
「赤獣を殲滅しろ!!レイビにとってもこいつらは重要な戦力だ!!先ほど人虎と同様に全ての魔獣を討ち取れば奴の戦力は半減する!!」
「魔物退治は冒険者の得意分野だよ!!レナばかりに良い恰好をっさせるんじゃないよあんた達!!」
「キュロロロッ!!」
レナが復活した結果、採掘場の退散という選択肢はなくなり、逆にレイビの戦力を減らすためにバル達は赤獣の群れに襲いかかる。こうなると魔物退治の専門である冒険者の方が圧倒的に有利に立ち、次々と赤獣は討ち取られていく。
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