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外伝 ~ヨツバ王国編~
連携攻撃
「行けっ!!僕の影人形!!」
「ほうっ……影を実体化させる魔法か、初めて見るな」
ダインの作り出した影人形はクレナイに接近すると、ダインの動きに合わせて行動をする。どうやらキラウの場合と違い、まだ腕が未熟なダインの場合は操作する影人形は本体と同じ動きをするらしく、クレナイに向けて拳を放つ。
「どりゃあああっ!!」
「下らんっ!!」
拳を振り翳す影人形に対してクレナイは左腕を構えると、突風を発生させて影人形を吹き飛ばそうとした。だが、影人形は正面から風を受けても止まる事はなく、クレナイの身体に抱き着き、抑えつける。
「何っ!?」
「へへっ……僕の影魔法を舐めるなよ!!その程度の攻撃なんか効かないんだよ!!」
「おおっ!!凄いぞダイン!!」
「なるほど……物理攻撃だけではなく、風属性の魔法では対抗出来ないのね」
影人形は闇属性の魔法の一種だが、ダインの扱う他の影魔法とは異なり、魔力の密度が高く構成された人形は並大抵の風属性の魔法さえも受け付けない。だが、抱き着かれたクレナイは両腕を纏わせた竜巻の出力を高め、影人形を引き剥がそうとした。
「離れろっ!!」
「ぐぐぐっ……無駄だっ!!絶対に離すかっ!!」
ダインの影人形は本体と同じ動きを行い、クレナイが引き剥がそうとしても本体のダインをどうにかしない限りは引き剥がせない。両腕の竜巻で影人形を削り取ろうとしても、即座に再生を行う。影人形はダインの影と繋がっているので損傷したとしても彼の魔力で瞬時に再生を行う。
影魔法の弱点は強い光だが、魔法の中で光を放たない風属性の魔法は相性が悪く、クレナイの力でさえもダインの影人形を引き剥がす事は出来ない。周囲の兵士達はクレナイが危険だと悟り、ダインに向けて攻撃を仕掛けようとした。
「あの男を狙えっ!!」
「弓兵!!撃てっ!!」
「させないっ」
「ダインを守るぞっ!!」
ダインが狙われる前にコトミンやゴンゾウが駆けつけ、他の冒険者達も動き出す。このままクレナイを抑え込めばあとは他の人間がクレナイを仕留めればいいだけであり、誰もがダインの元へ集まる。
「ぐううっ……!!」
「へっ……いくら力を込めても無駄だよ、こいつは力尽くじゃ抜け出せないんだ!!」
「ダイン君、礼を言うぞ!!そのまま抑えるんだ!!」
治療が完了したギンタロウが鉞を抱えてダインの元へ向かい、それを見たクレナイは怒りの表情を浮かべ、まさか自分がこんな人間の幼子(森人族基準では)に抑えつけらるという事実に恥を抱き、嵐鎧の出力を更に上昇させた。
「うおおおおっ!!」
「うわっ!?こ、こいつ……!!」
「た、竜巻がっ!?」
「全員、身体を伏せろっ!!吹き飛ばされるなっ!!」
クレナイの周囲に竜巻が発生したのかと錯覚するほどの強風が集まり、周囲に存在した兵士を吹き飛ばす。ダインは吹き飛ばされないようにどうにか地面に突きさした杖に掴まるが、このままでは体勢を崩して魔法が解除されてしまう。
「か、身体が浮き上がって……もう駄目だぁっ!?」
「諦めるなダイン!!俺たちが付いている!!」
「頑張る!!」
「ぷるんっ!!」
ダインの背中からゴンゾウが抑え込み、両足にはコトミンとスラミンが掴まって彼を吹き飛ばされないように固定を行う。その間にギンタロウは突風を正面から受けながらも一歩一歩着実に近づき、クレナイの元へ向かう。
「ぐううっ……これほどの魔法、いくら精霊魔法とはいえ長続きはしない!!全員、踏ん張れっ!!」
「くっそぉおおおっ!!いい加減にしろ、この爺っ!!」
「ガロ、俺に掴まれ……あれ、ミナはっ!?」
「シズネも見当たらないぞっ!?」
周囲に突風が発生して全員が吹き飛ばされないように耐える中、ミナとシズネの姿が消えている事に気付き、ガロは慌てて見まわすと上空に人影を確認する。
「あ、あそこだ!!あいつら、何をする気だっ!?」
ガロは空を見上げると、そこにはクレナイの上空に向けて何時の間にか跳躍したミナとシズネの姿が存在し、ミナは槍を握り締め、シズネは雪月花を構えてクレナイに向けて落下を行う。
「どんなに凄い台風だろうと!!」
「その中心は風は弱まる!!」
「ぬっ!?」
台風の目と化したクレナイに向けて二人は落下すると、影人形に捕らえられているクレナイの頭部を狙う。二人の存在に気付いたクレナイはどうにか攻撃を避けようとした時、風切り音を耳にする。
「はああああっ!!」
「何だとっ!?」
右方向から声が聞こえたクレナイは首を向けると、そこには突風を切り裂かんばかりに旋斧を抱えたジャンヌが回転しながら接近し、竜巻を突破してクレナイの元へ辿り着く。回転を加える事で威力を加算させ、突風を跳ね返しながら接近するジャンヌ、更に上空から攻撃を仕掛けるミナとシズネに対し、クレナイは舌打ちを行う。
「ほうっ……影を実体化させる魔法か、初めて見るな」
ダインの作り出した影人形はクレナイに接近すると、ダインの動きに合わせて行動をする。どうやらキラウの場合と違い、まだ腕が未熟なダインの場合は操作する影人形は本体と同じ動きをするらしく、クレナイに向けて拳を放つ。
「どりゃあああっ!!」
「下らんっ!!」
拳を振り翳す影人形に対してクレナイは左腕を構えると、突風を発生させて影人形を吹き飛ばそうとした。だが、影人形は正面から風を受けても止まる事はなく、クレナイの身体に抱き着き、抑えつける。
「何っ!?」
「へへっ……僕の影魔法を舐めるなよ!!その程度の攻撃なんか効かないんだよ!!」
「おおっ!!凄いぞダイン!!」
「なるほど……物理攻撃だけではなく、風属性の魔法では対抗出来ないのね」
影人形は闇属性の魔法の一種だが、ダインの扱う他の影魔法とは異なり、魔力の密度が高く構成された人形は並大抵の風属性の魔法さえも受け付けない。だが、抱き着かれたクレナイは両腕を纏わせた竜巻の出力を高め、影人形を引き剥がそうとした。
「離れろっ!!」
「ぐぐぐっ……無駄だっ!!絶対に離すかっ!!」
ダインの影人形は本体と同じ動きを行い、クレナイが引き剥がそうとしても本体のダインをどうにかしない限りは引き剥がせない。両腕の竜巻で影人形を削り取ろうとしても、即座に再生を行う。影人形はダインの影と繋がっているので損傷したとしても彼の魔力で瞬時に再生を行う。
影魔法の弱点は強い光だが、魔法の中で光を放たない風属性の魔法は相性が悪く、クレナイの力でさえもダインの影人形を引き剥がす事は出来ない。周囲の兵士達はクレナイが危険だと悟り、ダインに向けて攻撃を仕掛けようとした。
「あの男を狙えっ!!」
「弓兵!!撃てっ!!」
「させないっ」
「ダインを守るぞっ!!」
ダインが狙われる前にコトミンやゴンゾウが駆けつけ、他の冒険者達も動き出す。このままクレナイを抑え込めばあとは他の人間がクレナイを仕留めればいいだけであり、誰もがダインの元へ集まる。
「ぐううっ……!!」
「へっ……いくら力を込めても無駄だよ、こいつは力尽くじゃ抜け出せないんだ!!」
「ダイン君、礼を言うぞ!!そのまま抑えるんだ!!」
治療が完了したギンタロウが鉞を抱えてダインの元へ向かい、それを見たクレナイは怒りの表情を浮かべ、まさか自分がこんな人間の幼子(森人族基準では)に抑えつけらるという事実に恥を抱き、嵐鎧の出力を更に上昇させた。
「うおおおおっ!!」
「うわっ!?こ、こいつ……!!」
「た、竜巻がっ!?」
「全員、身体を伏せろっ!!吹き飛ばされるなっ!!」
クレナイの周囲に竜巻が発生したのかと錯覚するほどの強風が集まり、周囲に存在した兵士を吹き飛ばす。ダインは吹き飛ばされないようにどうにか地面に突きさした杖に掴まるが、このままでは体勢を崩して魔法が解除されてしまう。
「か、身体が浮き上がって……もう駄目だぁっ!?」
「諦めるなダイン!!俺たちが付いている!!」
「頑張る!!」
「ぷるんっ!!」
ダインの背中からゴンゾウが抑え込み、両足にはコトミンとスラミンが掴まって彼を吹き飛ばされないように固定を行う。その間にギンタロウは突風を正面から受けながらも一歩一歩着実に近づき、クレナイの元へ向かう。
「ぐううっ……これほどの魔法、いくら精霊魔法とはいえ長続きはしない!!全員、踏ん張れっ!!」
「くっそぉおおおっ!!いい加減にしろ、この爺っ!!」
「ガロ、俺に掴まれ……あれ、ミナはっ!?」
「シズネも見当たらないぞっ!?」
周囲に突風が発生して全員が吹き飛ばされないように耐える中、ミナとシズネの姿が消えている事に気付き、ガロは慌てて見まわすと上空に人影を確認する。
「あ、あそこだ!!あいつら、何をする気だっ!?」
ガロは空を見上げると、そこにはクレナイの上空に向けて何時の間にか跳躍したミナとシズネの姿が存在し、ミナは槍を握り締め、シズネは雪月花を構えてクレナイに向けて落下を行う。
「どんなに凄い台風だろうと!!」
「その中心は風は弱まる!!」
「ぬっ!?」
台風の目と化したクレナイに向けて二人は落下すると、影人形に捕らえられているクレナイの頭部を狙う。二人の存在に気付いたクレナイはどうにか攻撃を避けようとした時、風切り音を耳にする。
「はああああっ!!」
「何だとっ!?」
右方向から声が聞こえたクレナイは首を向けると、そこには突風を切り裂かんばかりに旋斧を抱えたジャンヌが回転しながら接近し、竜巻を突破してクレナイの元へ辿り着く。回転を加える事で威力を加算させ、突風を跳ね返しながら接近するジャンヌ、更に上空から攻撃を仕掛けるミナとシズネに対し、クレナイは舌打ちを行う。
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