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外伝 ~ヨツバ王国編~
蛇眼の魔女
生き残っている兵士、冒険者は敵味方関係なく東壁街へ向けて撤退を開始し、ギンタロウもクレナイを連れて引き返そうとした。だが、クレナイは大怪我を負った状態でギンタロウの腕を振り払い、大剣を握り締めてアンデッドと化した兵士達と向き合う。
「ぐうっ……!!」
「クレナイ!?何をしている、ここは退くぞっ!!」
「そんなわけにはいかん……奴等は我の配下だ!!ならば、せめて我々の手で楽にさせなければ……!!」
『オォオオオッ……!!』
迫りくるアンデッドと化した兵士達にクレナイは大剣を構え、長年連れ添った配下の変わり果てた姿にクレナイは大剣を握り締める力を強め、怒号を放ちながら駆け出す。
「うおおおおっ!!」
「止めろ、クレナイ!!」
「駄目です将軍!!これ以上動けば本当に死んでしまします!!」
「将軍を止めろっ!!」
クレナイを止めるためにギンタロウや生き残った兵士達が引き留め、無理やりにでも連れて行こうとするが、クレナイは彼等を引き剥がしてでもアンデッドの大群へ向かおうとする。しかし、無理に動いた影響で傷口が開き、さらに出血してしまう。
「がはぁっ!?」
「将軍!?もう無理です、ここは撤退してください!!」
「クレナイ!!」
「ぐううっ……!!うおおおおっ!!」
怪我を負いながらもクレナイは自分を引き留めるギンタロウ達を振り払い、大剣を握り締めた状態でアンデッドの大群の元へ向かう。そんな彼を止めようとしたギンタロウだが、突如としてクレナイの足が止まる。
最初は考え直して立ち止まってくれたのかとギンタロウは考えたが、クレナイの様子がおかしい事に気付いたギンタロウは彼の元へ近寄る。すると、クレナイの皮膚が徐々に茶色に変色していく光景を確認し、ギンタロウは驚愕の声を上げた。
「クレナイ!?おい、どうした!!クレナイ!?」
「が、ああっ……!?」
「将軍!?どうしたというんですか!?」
全身が硬直したかのようにクレナイは動かなくなり、更に皮膚が岩石のように変化し始め、最終的には全身が固まって「石像」と化す。その様子を確認したギンタロウと兵士数名は呆気に取られ、彼の身に何が起きたのか理解できなかった。
「しょ、将軍!?どうされたいうのですか!?将軍!!」
「う、嘘だ……肌の感触が、まるで岩のように硬い!!」
「そんな馬鹿なっ!?」
「……まさか」
兵士達は石像と化したクレナイの姿に激しく混乱を起こし、その一方でギンタロウの方は冷や汗を流す。このクレナイの状態は明らかに「石化」されたとしか考えられず、人を石像へ変化させる存在の事を事前にレナ達から知らされていたギンタロウは兵士達に注意を行う。
「お前達、クレナイを連れて逃げるんだ!!決してクレナイの視線の先に存在する者を見てはいかん!!」
『………』
ギンタロウは兵士達に注意を行うが、彼等から返事は戻らず、不審に思ったギンタロウは兵士達の様子を伺うと全員が硬直している事に気付く。やがて兵士達の皮膚も変色を起こし、徐々に本物の岩石のように硬くなっていく。その光景を見たギンタロウは時は既に遅かった事を知る。
クレナイと彼の配下の兵士達が「石像」と化した瞬間、ギンタロウは瞼を閉ざすと鉞を握り締めて周囲の気配を探った。間違いなく、この魔の草原にレナ達が知らせてくれた「メデューサの魔眼」を持つ存在がいる事は間違いなく、ギンタロウは他の者達に注意を行う。
「キラウだ!!キラウがこの場にいるぞっ!!」
「……残念ね、気付くのが少し遅かったわ」
「何っ……!?」
ギンタロウの耳元に聞きなれぬ女性の声が響き、咄嗟にギンタロウは鉞を振り翳すが、手ごたえはない。現在のギンタロウは気配感知のスキルを発動させて周囲を警戒していたが、突如として現れたキラウは何処からかギンタロウに声だけを送り込む
「無駄よ、いくら攻撃してもその位置からでは私には届かない」
「ぐうっ……貴様がキラウか!!」
「その名前は本名ではないわ……でも、今はもうどうでもいい」
キラウが何処から話しかけているのか分からないギンタロウは無我夢中に鉞を振り翳すが、手応えは感じられず、瞼を閉じた状態では敵の位置が掴めない。だが、瞼を開けばキラウが所持している「石化の魔眼」を目にすれば彼もクレナイや兵士達と同じように石化してしまう。
どうにかキラウが魔の草原へ降り立ったことをギンタロウは警告しようとしたが、何故か先ほどまで聞こえていた周囲の人間たちの声が聞こえなくなった事に気付き、不安を覚えたギンタロウは声を張り上げる。
「おい、どうした!!誰か返事をしてくれ!!キラウがここにいるんだぞ!?」
「無駄よ。貴方の声はもう誰にも届かない……だって、もう貴方しか動けないのだから」
「何だとっ……!?」
予想外のキラウの言葉にギンタロウは咄嗟に目を開いてしまい、周囲の光景を確認する。そして彼は今までの人生の中で最も衝撃的な光景を目にしてしまう。
「ぐうっ……!!」
「クレナイ!?何をしている、ここは退くぞっ!!」
「そんなわけにはいかん……奴等は我の配下だ!!ならば、せめて我々の手で楽にさせなければ……!!」
『オォオオオッ……!!』
迫りくるアンデッドと化した兵士達にクレナイは大剣を構え、長年連れ添った配下の変わり果てた姿にクレナイは大剣を握り締める力を強め、怒号を放ちながら駆け出す。
「うおおおおっ!!」
「止めろ、クレナイ!!」
「駄目です将軍!!これ以上動けば本当に死んでしまします!!」
「将軍を止めろっ!!」
クレナイを止めるためにギンタロウや生き残った兵士達が引き留め、無理やりにでも連れて行こうとするが、クレナイは彼等を引き剥がしてでもアンデッドの大群へ向かおうとする。しかし、無理に動いた影響で傷口が開き、さらに出血してしまう。
「がはぁっ!?」
「将軍!?もう無理です、ここは撤退してください!!」
「クレナイ!!」
「ぐううっ……!!うおおおおっ!!」
怪我を負いながらもクレナイは自分を引き留めるギンタロウ達を振り払い、大剣を握り締めた状態でアンデッドの大群の元へ向かう。そんな彼を止めようとしたギンタロウだが、突如としてクレナイの足が止まる。
最初は考え直して立ち止まってくれたのかとギンタロウは考えたが、クレナイの様子がおかしい事に気付いたギンタロウは彼の元へ近寄る。すると、クレナイの皮膚が徐々に茶色に変色していく光景を確認し、ギンタロウは驚愕の声を上げた。
「クレナイ!?おい、どうした!!クレナイ!?」
「が、ああっ……!?」
「将軍!?どうしたというんですか!?」
全身が硬直したかのようにクレナイは動かなくなり、更に皮膚が岩石のように変化し始め、最終的には全身が固まって「石像」と化す。その様子を確認したギンタロウと兵士数名は呆気に取られ、彼の身に何が起きたのか理解できなかった。
「しょ、将軍!?どうされたいうのですか!?将軍!!」
「う、嘘だ……肌の感触が、まるで岩のように硬い!!」
「そんな馬鹿なっ!?」
「……まさか」
兵士達は石像と化したクレナイの姿に激しく混乱を起こし、その一方でギンタロウの方は冷や汗を流す。このクレナイの状態は明らかに「石化」されたとしか考えられず、人を石像へ変化させる存在の事を事前にレナ達から知らされていたギンタロウは兵士達に注意を行う。
「お前達、クレナイを連れて逃げるんだ!!決してクレナイの視線の先に存在する者を見てはいかん!!」
『………』
ギンタロウは兵士達に注意を行うが、彼等から返事は戻らず、不審に思ったギンタロウは兵士達の様子を伺うと全員が硬直している事に気付く。やがて兵士達の皮膚も変色を起こし、徐々に本物の岩石のように硬くなっていく。その光景を見たギンタロウは時は既に遅かった事を知る。
クレナイと彼の配下の兵士達が「石像」と化した瞬間、ギンタロウは瞼を閉ざすと鉞を握り締めて周囲の気配を探った。間違いなく、この魔の草原にレナ達が知らせてくれた「メデューサの魔眼」を持つ存在がいる事は間違いなく、ギンタロウは他の者達に注意を行う。
「キラウだ!!キラウがこの場にいるぞっ!!」
「……残念ね、気付くのが少し遅かったわ」
「何っ……!?」
ギンタロウの耳元に聞きなれぬ女性の声が響き、咄嗟にギンタロウは鉞を振り翳すが、手ごたえはない。現在のギンタロウは気配感知のスキルを発動させて周囲を警戒していたが、突如として現れたキラウは何処からかギンタロウに声だけを送り込む
「無駄よ、いくら攻撃してもその位置からでは私には届かない」
「ぐうっ……貴様がキラウか!!」
「その名前は本名ではないわ……でも、今はもうどうでもいい」
キラウが何処から話しかけているのか分からないギンタロウは無我夢中に鉞を振り翳すが、手応えは感じられず、瞼を閉じた状態では敵の位置が掴めない。だが、瞼を開けばキラウが所持している「石化の魔眼」を目にすれば彼もクレナイや兵士達と同じように石化してしまう。
どうにかキラウが魔の草原へ降り立ったことをギンタロウは警告しようとしたが、何故か先ほどまで聞こえていた周囲の人間たちの声が聞こえなくなった事に気付き、不安を覚えたギンタロウは声を張り上げる。
「おい、どうした!!誰か返事をしてくれ!!キラウがここにいるんだぞ!?」
「無駄よ。貴方の声はもう誰にも届かない……だって、もう貴方しか動けないのだから」
「何だとっ……!?」
予想外のキラウの言葉にギンタロウは咄嗟に目を開いてしまい、周囲の光景を確認する。そして彼は今までの人生の中で最も衝撃的な光景を目にしてしまう。
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