馭者ゆき~白い立葵の花~

 明治4年、旧会津藩士に仕える馬丁の娘であった少女が、貧困のため身売り覚悟で上京。
 そこで若く美しい華族の青年と運命的に出会い、その馭者(ぎょしゃ:馬車の運転手)となる。
 怒涛のような勢いで世が変わりゆく明治初頭。その中で一歩ずつ大人の女性へと成長していく少女「ゆき」
 そして美貌の青年華族との身分違いの恋に揺れる乙女心を描いた明治浪漫恋愛ファンタジー。

登場人物

◎ゆき
  15歳 女性
  茶色い髪 茶色い瞳
  旧会津藩家老佐川官兵衛に仕えていた馬
 丁の一人娘
  馬と心を通わせることが出来る

◎銀鏡 晴近 (しろみ はるちか)
  22歳男性 
  長身 細身に見えるが筋肉質
  黒髪の長髪 黒い瞳 驚く程の美青年
  華族 従三位中納言

◎粂吉 (くめきち)
  歿年50歳 男性
  会津藩士 佐川官兵衛の馬丁
  ゆきの父
  会津戦争の折、官軍の銃撃により戦死

◎みつ
  女性 ゆきの母
  ゆきを出産した後、まもなく死去
  元は佐川家の給仕女

◎佐川官兵衛(直清)
  39歳 男性
  旧会津藩家老
  粂吉、ゆき父子の主君
  戊辰戦争で活躍 鬼官兵衛の異名を持つ
  熱い心を持った人情家

◎たけ
  17歳 女性
  ゆきが仕えた佐川家の向かいの西川家に下働
 きの女中として仕えていた
  二歳年下のゆきと仲が良かった
  八戸の遊女斡旋屋「多志南美屋」にて遊女と
 して稼働している(源氏名:竹鶴)

◎せつ
  29歳 女性
  八戸の遊女斡旋屋「多志南美屋」において稼
 働している遊女(源氏名:藤松)
  かつて江戸(東京)吉原の大見世遊郭「扇松屋」
 において「格子」の位にあった元上級遊女
  自分が果たせなかった花魁になる夢をゆきに
 託し、ゆきを江戸(東京)に向かわせる
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