「通訳など辞書で足りる」と追放された令嬢——三国会談で、婚約者は一言も話せなくなった
宮廷通訳官エレノーラは五つの言語を操り、婚約者クラウスの外交を陰で支えてきた。
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
だがクラウスは言った。「通訳など辞書で足りる。お前は要らない」
追放されたエレノーラは隣国で新たな道を歩み始める。
一方、クラウスは三国会談の場で辞書片手に立ち往生。
誤訳が外交問題に発展し、窮地に陥ったその場に、隣国の通訳官として現れたのは——。
「その言葉は、もう翻訳できません」
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読み応えがあってとても良かったです。なかなかこういう読み切りはアルファポリスでは少ないので素晴らしいです。
お読みいただき、ありがとうございます!
アルファポリスで読み切りが少ない、というのは私自身も感じていたところで、長編が中心の場でこそ短編一本の手応えを残したくて投稿しています。「読み応えがあった」と置いていただけたのは、書いた身として一番欲しい一言でした。
タイトル見て一言
そうであるなら、この世に『通訳という仕事』は存在しない
婚約者をここまで馬鹿に育て上げたの誰だよ
お読みいただき、ありがとうございます!
タイトルへのご指摘、本当におっしゃる通りで、通訳という職業が成立している時点で「辞書で足りる」は成立しないんですよね。婚約者の傲慢さを象徴する一言として置きましたが、その背景にいる教育者の責任、というのもこの作品で滲ませたかった部分です。鋭くお読みいただいて嬉しいです。
拝見致しました。
一方的な婚約破棄に対して品性を失わず、知識と教養で対処するのが気持ちいい!
また彼女を登用したルーカス様も相当な外交官としての器量をもっていると見ました。勢いで恋愛関係にはならずビジネスライクを貫くのもこの2人らしいです。
更に最初から最後まで辞書を手放さない姿にクラウスの浅はかさが浮立つww
>心のない言葉は、どの言語にも翻訳できないのです
>五つの言語を操る私が、一番伝えたかった言葉は、たった二文字だった。
これらの文章が素晴らしかった!
お読みいただき、ありがとうございます!
品性を失わず知識と教養で返す彼女、勢いで恋愛に倒さないルーカス様、それぞれの軸を読み取っていただけて嬉しいです。「心のない言葉は、どの言語にも翻訳できない」「五つの言語を操る私が、一番伝えたかった言葉は、たった二文字だった」——あの二行を引いてくださって、書き手として救われる思いでした。
通訳者のインタビューで通訳者は決して目立ってはならない❗との言葉があったな~😞。
お読みいただき、ありがとうございます!
率直なお声、ありがたく頂戴しております。短編という枠の中で描きづらい部分もございますが、いただいたご指摘は今後の創作の糧にさせていただきます。