モノガタリはアイドルにお任せ!
「遥か古代、かつてこの星には今よりも栄えた文明があった。人々は魂で繋がる事が出来、言葉を使う以外にも思念で会話が出来ていた。やがて草木やモノに魂を与える事も可能になり、更に文明は発達した。しかし、欲深き人間の手によって文明はいつしか滅び、魂で繋がる事も退化し、現代においてその能力は限られた者にしか現れないようになる。もはや伝承と化したその能力者は、こう呼ばれる。モノガタリと……」
高校卒業後、ユーチューバーをしながらアルバイトの日々を送っていた伊吹美優、十九歳。
ある日、行き倒れの青い鳥を助けた事から〝モノガタリ〟として覚醒し、人生の転機が訪れる。
その青い鳥は古代アトランティス時代から生き永らえているという、人語を解する不思議な鳥で、過去の事象の間違った選択を己が望んだ結果に書き換える事が出来るという能力を有していた。
美優は恩返しにと、挫折して諦めていたアイドルになる夢を叶えてもらおうとして、見事に望んだ過去の書き換えに成功する。大手芸能プロダクションに所属し、晴れてアイドルデビューを果たすことになった。
しかし、デビューからこのまま順調にアイドル界を駆け上がって行くかと思いきや、様々なトラブルやアクシデントに見舞われる。
持ち前の直感力の高さと〝モノガタリ〟の能力を活用し、何とか危機を乗り越えていくが、次から次へと問題は降り掛かってくる。
前世から宿命付けられた運命に翻弄されながらも、伊吹美優はアイドルとしても〝モノガタリ〟としても……人間として成長していくのであった。
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