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136、朝からはやめましょう
しおりを挟む朝の起床時に笑いながらウンコウンコと繰り返す犬助に朝からウンコはやめなさいっ!と叱ったウサギです。
もう……本当に男の子って何なんでしょうね?
布団から出てこない犬助を起こすために声を掛けた私へと「お話をしてあげる!」と言った犬助。
朝の準備もあるから急がなきゃと思っていた私への犬助からの突然のサプライズ。
「まさか保育園での出来事を話してくれるのかな?」
「何か犬助の気持ちを教えてくれるのかな?」
「それとも何か犬助なりに考えた物語を話してくれるのかな?」
……などと、花も恥らう、うら若い乙女のようなトキメキを覚えた私というのは過大表現、冗談です。
しかし、保育園はつまんない!友達いない!なんて言う犬助からの言葉に内心ではドキドキしていました。
そんな私へと犬助からの一言。
「ウンコ!」
てん、てん、てん、チーン!
大昔のアニメで見た一休さんの笑顔が浮かぶ、犬助からの一言を理解するための無言の時間。
犬助の言葉を理解した瞬間に「私の純情を返せっ!」とばかりにコノヤロウ……!と思わなかったと言えば嘘になるでしょう。
そんな私の反応が面白かったのか、その後も「お話をしてあげる!ウンコ!」を布団の上でゴロゴロしながら叫ぶ犬助。
面白がって笑う、可愛いその笑顔はとっても素敵!
でも、朝一番の寝起き一発目からウンコはやめようよです。
面白がって笑い転げる可愛い可愛い犬助には、逆襲のコチョコチョ攻撃が炸裂しました。
犬助の両脇にお腹に足の裏にと満遍なく逆襲のコチョコチョ攻撃が襲い、身を捩って喜んでいました。
眠気なんて吹き飛ぶほどに笑ったので、相変わらず納豆ご飯をもりもり食べてお変わりした犬助でした。
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