約束〜変わらずキミを愛してる〜

母親の支配下で「完璧な息子」を演じてきた結希斗(ゆきと)。
 ある春の日、誘われるように足を踏み入れた境界線の向こう側で、蒼空(そら)と出会う。
 住む世界も、価値観も、抱える孤独の形も違う二人。
 異質同士の交流はいつしか「たった一つの救い」へと変わっていく。



🌸登場人物🌸

⚫︎加納 結希斗 かのう ゆきと 
高校三年

大企業の跡取りとして育てられた、敏感で繊細な少年。
母親の強い支配のもと従順に生き、無垢で素直なまま育った。
学校では、その美しさゆえに人は憧れながらも距離を取る。
だが蒼空だけが、その見えない壁を軽々と越えてきた。


⚫︎五十川 蒼空 いそがわ そら 
高校三年

母子家庭に育つが、金銭的な不自由はない。
恵まれた容姿と高い身体能力、そして場の空気を一瞬で掌握する圧倒的な存在感を持つ。
だが本人はどこか冷めている。
恋多き母への屈託から他人に深く踏み込まず、女は退屈を埋める存在だと割り切っている。
夢はないが、何でも器用にこなし、欲さずとも多くを手にしてきた。
そんな彼が初めて強く引き寄せられたのが、結希斗だった。
24h.ポイント 654pt
1,380
小説 2,100 位 / 223,636件 BL 361 位 / 31,066件

あなたにおすすめの小説

邪魔者と呼ばれても、王子が離してくれない

しお
BL
魔力ゼロと判定され城から追い出された転移者・天城司。しかし全属性魔法という規格外の力が眠っていた。冷たく消えろと言った王子ライゼルが、なぜか司から離れられなくなっていく。

捨てられたと思っていたのに、元婚約者が私と秘密の子を迎えにきました

ゆぷしろん
恋愛
 かつて黒騎士公爵である婚約者レアンドルに捨てられたと思い、身重のまま王都を逃れた侯爵令嬢ジゼルは、辺境の礼拝堂で息子リュカを密かに育てていた。  だが五年後、黒竜の力を受け継ぐリュカの噂を追って、レアンドルが現れる。彼は別れの手紙を書いておらず、ジゼルをずっと探していたと告げる。  陰謀によって引き裂かれていた真実を知った二人は、リュカを狙う王弟派の手から息子を守るため力を合わせる。誤解と傷を乗り越え、親子三人は公爵家で新たな家族として歩み始める。

トイレで記憶を失った俺は、優しい笑顔の精神科医に拾われる

逆立ちのウォンバット
BL
気がつくと、俺は駅のトイレで泣いていた。 自分の名前も、どうしてここにいるのかも分からない。 財布の学生証に書かれていた名前は、“藤森双葉”。 何も分からないまま駆け込んだ総合病院で、混乱する俺に声をかけてくれたのは、優しい笑顔の精神科医・松村和樹だった。 「大丈夫ですよ」 そう言って、否定せず、急かさず、怖がる俺を受け止めてくれる先生。 けれど、失った記憶の奥には、思い出したくない“何か”があるようで――。 記憶を失った大学生と、穏やかな精神科医の、静かな救済の話。 ※第一部完結済 双葉の“失われた時間”については、まだ何も分かっていない。 続きを書くとしたら、また彼らの日々をかけたらと思っています。 もしこの先も見守りたいと思っていただけたら、とても嬉しいです。

「お前の授業など読み書きだけ」——十年前の生徒が辺境伯となって訪ねた朝

歩人
ファンタジー
子爵令嬢クレアは、十年間、王宮の幼少子女に読み書きと外交文書を教えてきた。生徒の中には、貧しい伯爵家の継嗣マルコスもいた。当時八歳、文字も書けなかった少年に、クレアは三千日かけて読書術と外交を教え込んだ。「お前の授業など読み書きだけ。下働きの娘でも教えられる」――王太子妃の侮辱に、クレアは課題帳を置いて去る。その朝、辺境の若き伯爵マルコス・ファロウェイが、五百キロを夜通し馬で駆けて王都に着いた。十年前の生徒が、二十二歳の名君となって、クレアを迎えに来た。「あなたが教えてくれた一文一文を、私はずっと暗記していました。十年、ずっとあなたに見ていてほしかった」――彼の馬の鞍には、十年分の課題帳が積まれていた。クレアが赤ペンで添削した、彼の幼い文字の束。

私がちゃんと伝えていれば

あんど もあ
ファンタジー
リリアーナの婚約者を狙っている侯爵令嬢のカチュア。舞踏会で、虫を嫌がるカチュアに会ったリリアーナはある助言をするのだが、それがとんでもない事に……。

私は今日逃げると決めた〜え?逃げれない?実は愛されていたなんて知りませんでした。〜

漆原 凜
恋愛
私は今日冷遇されていた家から逃げると決めた。逃げようとした矢先捕まった。この先どうなってしまう?実は愛されてたなんて知りませんでした。 2026.5.28 二話追加

親友の好きな人は俺に似てるっぽい

南ゆらり
BL
茅野湊はある日、親友の相沢渚から好きな人ができたと聞かされる。それから毎日好きな奴についての相談を受けていたが、湊はある事に気づいてしまう。ーこいつの好きな奴、俺に似てねぇか? そんな考えはやがて複雑な感情を生み、二人の関係は変化していく。 現在1章の更新をしております。 今後2章、3章も追加予定です。 ※章ごとに主に描かれる人物が変わりますが、基本的に登場人物は変わりません。

『優しいふりをした幼馴染に壊されかけた僕を、無口な転校生だけが見つけてくれた』

天気
BL
「お前は俺がいないとダメだろ?」 幼馴染の江口渉は、いつだって優しかった。 みんなに笑われる僕を助けてくれる、特別な存在だった。 ……そう思い込んでいた。 気づけば、渉の周りにいる人間たちから雑用を押し付けられ、笑われ、傷つけられていた僕。 それでも離れられなかったのは、渉だけが僕の居場所だったから。 そんな僕に手を差し伸べたのは、クラスへ転校してきた無愛想な男・曽我真琴。 「放っといたら、そのまま消えそうだから」 初めて知る、見返りを求めない優しさ。 けれど、奏多を失いかけた渉の執着は次第に狂い始め――。 モラハラ幼馴染×救済系転校生 逃げ場のない少年が幸せになるまでの、じれ甘救済BL。