掌編集
一話完結。
「マグネット!」三題噺コン提出作からの転載、「文章力向上委員会」一文字お題より改稿
「マグネット!」三題噺コン提出作からの転載、「文章力向上委員会」一文字お題より改稿
あなたにおすすめの小説
夫と息子に捨てられたので、全部置いて出て行きます。明日から、タオルがなくても知りません。
夢窓(ゆめまど)
恋愛
夫と息子に裏切られ、すべてを奪われた女は、何も言わずに家を出た。
「どうせ戻ってくる」
そう思っていた男たちの生活は、あっけなく崩壊する。
食事も、金も、信用も失い、
やがて男は罪に落ち、息子は孤独の中で知る。
――母がいた日常は、当たり前ではなかった。
後悔しても、もう遅い。
『最後に名前を呼ばれた日、私はもう妻じゃなかった』
まさき
恋愛
「おい」「なあ」
それが、夫が私を呼ぶときの言葉だった。
名前を呼ばれなくなって三年。
私は、誰かの妻ではあっても、もう“私”ではなかった。
気づかないふりをして、耐えて、慣れて、
それでも心は、少しずつ削れていった。
——だから、決めた。
この結婚を、終わらせると。
最後の日、彼は初めて私の名前を呼ぶ。
でも、その声は、もう届かない。
貴方なんて大嫌い
ララ愛
恋愛
婚約をして5年目でそろそろ結婚の準備の予定だったのに貴方は最近どこかの令嬢と
いつも一緒で私の存在はなんだろう・・・2人はむつまじく愛し合っているとみんなが言っている
それなら私はもういいです・・・貴方なんて大嫌い
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
✿ 私は夫のことが好きなのに、彼は私なんかよりずっと若くてきれいでスタイルの良い女が好きらしい
設楽理沙
ライト文芸
累計ポイント120万ポイント超えました。皆さま、ありがとうございます。❀
結婚後、2か月足らずで夫の心変わりを知ることに。
結婚前から他の女性と付き合っていたんだって。
それならそうと、ちゃんと話してくれていれば、結婚なんて
しなかった。
呆れた私はすぐに家を出て自立の道を探すことにした。
それなのに、私と別れたくないなんて信じられない
世迷言を言ってくる夫。
だめだめ、信用できないからね~。
さようなら。
*******.✿..✿.*******
◇|日比野滉星《ひびのこうせい》32才 会社員
◇ 日比野ひまり 32才
◇ 石田唯 29才 滉星の同僚
◇新堂冬也 25才 ひまりの転職先の先輩(鉄道会社)
2025.4.11 完結 25649字
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
最後まで読ませて頂きました。
具体的な感想ではなく、ただの報告です。
読解力が乏しい中、それでも何度も感嘆させられました。
人間は理想や願望を追い求める生き物であり、その距離が縮まっていく過程に、傍観する者はカタルシスを得られるのだと思います。
それらを妨げる要因として、血縁関係であり貧困であり愛憎であり不公平であり心身の罹患だったりします。
映画や小説なんかで「うわぁ、コイツ醜いな」って人物に遭遇することがあります。それって創り手側の思う壺なんですけどね。
自分はこうなりたくない、清く正しく生きていこうって、殆どの人がその時は強く感じる筈です。
でも、実生活にそれが反映されることはまずありません。
名作に涙した人々も、リアルだとドラッグストアの店員に噛みついたり、煽り運転したり、ストレスでDVに走ったりしています。
人間が醜い。ウイルスなんかよりよっぼど怖いです。
にけ様の作品はリアルだけど、何故か登場人物は醜くないです。
確信犯じゃなく、彼らは迷っていることを自覚しつつ、それでも明かりの見える出口を求めて懸命に生きてるんだと思ます。
だからこそ、感銘を受けるのかもしれない。
長文失礼しました。
感想をありがとうございます!
ある期間ぱらぱらと毎月書き散らかした三題噺、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
新しくまたなんらかチャレンジできるといいなあ。
そしてその時はこの時とはまた違うカラーの話になっているといいなあ、なんて思っています。
自分というものを軸に、受けたはずの傷をきちんと感じ自分のものとして引き受けるということが出来ず、迷子になっているような話が多かったかなと思います。
正しく生きていきたいと願う気持ちと同じように、自分の中にある醜さも含めて、どちらも私なんだなあと見つめていけるようになりたいと思うこの頃です。
ウイルスをきっかけに難しい時代を迎え、継続的に様々な変革が必要になって、誰しもの心にきっと自覚無自覚に関わらず不安が募っていますね。
あらゆる人の間で、日頃では想像できない醜いシーンを演じてしまうことが増えてくるかもしれません。
きっとその時当人は本当はとても傷ついていて、でもそれを自覚できず表出してしまった自分の行動を自分で引き受けられないんだろうなあなんて思いました。
いろいろと思い巡らせ、考えさせられました。
ありがとうございました!
もしも奇跡があるのなら
三ヶ月の恋人
両作ともにすれ違いの夫婦にスポットを当てた幻想的な悲劇でしょうか。
もしも~は女目線
三ヶ月~は男目線
結婚の意義って何だろうと考えさせられます。
最初は幸せを願って一緒になった二人なのに……。日常の積み重ねは安心である筈なのに……。
喪失感を引きずりつつ、伴侶を手放した彼らはこれからも生きていかなくてはならないのですね。
愛と憎しみは表裏一体。
ちょっとの軌道修正で全てを微笑ましく受け入れられたら、夫婦生活は比較的簡単に維持できると個人的に思ってます。痘痕も靨。
頼むから××して
偽タニシ(母)と赤い卵(弟たち)……どの作品にも"家族"という括りに、一定の闇が忍ばせてある印象。"私"の人生もまたこれで終わりはしない。
にけ様の魂がこもったナイフは、いつも私の心に深く突き刺してきます。
感想をありがとうございます!
返信が遅くなってしまいました
夫婦の信頼関係の物語。どちらも結末は悲劇かもしれません。
前者の夫婦はかかあ天下。
妻は夫を口では馬鹿にしていても子供の父親として、パートナーとして心の奥底では頼りにしていました。
後者は亭主関白の夫婦。
夫は妻を自分を家庭に縛り付ける鎖であるかのように疎んじ、子供を押しつけ逃げていることにも気がつかないでいました。
前者は伝わっているだろうと言う相手に対する甘えがあり、後者は相手にしてやっていると言う傲りがあって。
自分の気持ちをきちんと伝えること、相手の気持ちを尊重すること心がけたいことだよねって思います。
それがよんさんの言われた「ちょっとの軌道修正」だなって。
「頼むから」
そのように読んでくださってありがとうございます。
文字数制限があるため、主人公の憎しみのエピソードがかなり露骨になってしまいました。
愛されないわたしであることは、語り手自身の価値のなさとしてつきつけられています。
でも本当はそれは彼女の問題ではない、なすりつけられたものに過ぎません。
憎むことによって彼女はなすりつけられたものを母親に突き返してやりたいのですね。
そして愛されないことを十分悲しんで、私には価値がないという刷り込みを書き換えていけたらとおもいます。
また実際はそんな証拠を残すような露骨な扱いはせず、むしろ娘をいかに愛しているか、母はどんなに尽くしてきたか、犠牲になってきたかと言う表現をしてそれなのにお前はと言うふうに縛り翻弄するパターンが多いのかなって思います。
そこで沸き起こる罪悪感あたりもまたテーマとして描いてみたいものだなっておもいます。
家族は私にとって、大きなテーマなのかもしれません。
娘の宝物、私の支え
スッキリした後味とは言い難いお話でありながら、不思議と心に沁みます。
いつも思うのですが、にけ様の短編は切れ味の鋭いナイフみたいですね。おかげで私の心臓ドバドバです。
100求めて100返ってくる……そんなのあり得ない。
相手を諦めることは、大人の対応として間違いなく正しいです。
それを一言で表現するなら妥協。
でも、それは偽りの解決策でしかありません。
正しいことでありながら偽り。そう、矛盾です。
だからこそ、妥協と妥協の連鎖が大人の築く卑怯な社会なのかなと思います。
娘とお父さん……二人は社会ではなく親子として繋がっているため、妥協はしづらいかもしれません。
けれど夕実、いつかは部屋を飛び出し再度社会に挑まないとダメだよ。
試験管ホムンクルスの主張は結局、親にしか響かない。
感想をありがとうございます!
またお会いできて嬉しいです!
そしていただいた感想をきっかけに色々と思い巡らせることができました。
感謝します。
大人と子供は違うってことを大人になると何故か私たちは忘れてしまいます。
子供は新しい人でこの世にまだまだ馴染まない不安定な存在。
親に全てを委ねて親の加護を頼みに成長し歩いたり喋ったりするようになる過程を考えると、やっぱりその関係は通常の他者のようにはいかないんだろうなぁ。
そして親もそんな仕事は初めてで、勝手が分からなくて右往左往。
あの時ほんの小さな不満だったはずの「ちゃんと聞いて!」は夕実自身にも思いもよらぬ膨らみ方をしてしまったようです。
相手の話を拒否することで仕返しをしているようにも見えます。
現実的に考えて夕実の要求はあまりに過分な期待、応え続けられるはずもないものだろうと思います。
当人もきっとわかっている。
父親が気づいて反応してくれたことで満足し、夕実に自分自身を抱える準備ができていくといいなと願っています。
誰のせいにしようとも誰も夕実自身の人生を代わりに生きられるわけじゃないのだから。
ありがとうございました!!