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最終章 誕生
119話 準備は大変
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お祝いが終わり俺たちはあの国にまだ滞在している、5日経っているんだがマリアンナの話し合いが思っていたよりも時間が掛かっているんだ。
「まったく嫌になっちゃうわよね」
小室さんが椅子に座り重心を後ろに傾かせ揺らしながら愚痴っている、やり過ぎて後ろに倒れなければいいのだが大抵は倒れるんだよなぁ。
「でも戦わないならいいじゃないカオリ、ねぇタケシもそう思うわよね」
五十鈴さんがタケシに振っているが、タケシはあまり良い顔をしていない、きっとこの先の事を考えてるんだな。
「ユーヤ心配事?」
「レンゲ・・・まぁそうだね、タケシも思ってることだけど、これは時間稼ぎだよ」
レンゲが俺の顔を見て聞いてきたのでみんなに正直に話した、俺たちが今話しているのは戦争の話だ、なんでも相手側から休戦条約を結ぼうという話が来たそうなんだ。
こちらも機体の修理をしたいから飲むだろう、だがこれは向こう側に有利だ、あの短時間で魔導巨神を2000機も作ってきたんだ、今のままで時間を与えるとそれだけ敵の戦力が上がる、今のうちに潰しておきたいな。
「主君、また一人で行くでござるか、拙者も」
タケシが察してきた、黒幕はもうわかっている、あの捕虜になった子が話してくれたんだ、もう場所も特定している。
言うまでもないが彼は既にあの村に送った、捕虜の兵士を飛空艇に乗せて待機中なんだ、一人二人くらい移動させても問題ないんだ。
「タケシはみんなを守ってほしいんだ、ここの人たちは少し注意した方が良い」
オーラ的には今の所問題ない、だがここの人たちは揺らぎがあるんだ、向こうとの話し合いがされた後手の平を返すかもしれない、そうなったらここで奇襲を受けるかもしれない、その為の備えはしておきたいんだ。
「わ、分かったでござる、命に代えても」
「タケシ前に言ったでしょ、命を賭けるんじゃなくみんなで力を合わせて切り抜けるんだよ」
俺は心配だ、タケシはまだ気の扱いを完全にマスターしていない、覚えた力が強大で扱いに戸惑っているって感じなんだ、もっと周りと協力しないとダメだ、戦闘が終わった直後に会った時よりは良くなっているが俺の時の様に負の力に飲まれそうだった見たいなんだ、五十鈴と話し少しは良くなっていたがまだ心配だったのでタケシの気を少し安定させたんだ、俺の時の様にさせてたまるか、絶対に防ぐぞ。
「安心してよユーヤさん、あたしたちが見張ってるわ」
小室さんが胸をたたいて言ってきた、だからそれは良いから椅子を傾けるのはやめた方が良いのでは?
「カオリは頼りない、私が」
レンゲも胸を張っている、タケシも五十鈴も頷いているし、まぁこれなら問題ないかな。
「じゃあ念のためにみんなに装備を渡しておくよ、収納から出してっと」
付与をかなり上げた装備で素材はキメラだ、武器はオリハルコンを使っている、付与はステータス3倍とかにしてあるやつだな、これで相手が不意に攻撃して来ても対応が出来るだろう、もちろんあの腕輪も渡したぞ。
「ん、似合う?」
レンゲが装備に着替えて俺に聞いてきた、キメラ装備は肩にヘビの顔が付いていて胸の部分がライオンだ、これでスカートだったら豪華なチャイナドレスみたいになったかもな。
「似合ってるぞ、レンゲ」
「んふふ~」
頭を撫でながらそう言ったんだがすごく嬉しそうだ、そしてみんなも装備を着て準備は万全だ。
「じゃあ俺は行くよ、ファラ行くぞ」
「うんなの!」
ポーションなどをマジックバッグに入れタケシに渡して置いた、こんなことなら魔法銃を扱える練習をしておくべきだったな。
「後はマリアンナに連絡して俺が外出することを話しておくかな」
マリアンナたちには既にネックレスとかを渡してある、なのでステータス的には問題ないだろう、後は会議が終わった際注意するように言っておくくらいか。
「って事ですマリアンナ様、十分注意してください」
「なるほどね、じゃあその時はディラたちの出番ね」
ディラたちがマリアンナに礼をしていた、2人もかなりの装備を渡してあるからな相当自信を持っている、問題は飛空艇などを攻撃され動けなくなることだ、中型の飛空艇は俺も改良してちょっとの攻撃なら弾き飛ばす、だが相手が魔導巨神になる可能性を考えると壊されるかもしれないんだ。
「じゃあ飛空艇の警備は私たちがするわ」
「マリアとセーティア頼んだよ」
飛空艇には捕獲した兵士を運ぶ予定だ、そして会議前に行うのだがあらかじめ作戦を建てられている可能性もある、その時はこちらも応戦する、飛空艇には迎撃用の機銃を付けているからな。
「ユーヤ君がいないと少し心配だけど、まぁ仕方ないわね、そっちも気を付けてね」
「ええ分かっていますよマリアンナ様、でも僕の方が早く済むと思います皆さんに言ったのは念の為です、じゃあ行ってきます」
みんなに挨拶をして俺はカルマの気が感じられる方角に向かって飛んだ、気の感じから街とかではない。
「この感じあの研究施設と同じだ、それもかなりの規模になっている、すごくいやな物を見る覚悟をして行かないとな」
人の気が万単位固まっているんだ、あの施設の数十倍の規模で作っているんだろう、それも気がかなり小さくなっているんだ、恐らく短期で血を集めたせいで命が尽きる寸前なのだろう。
「ポーションは血の補給は出来ない、もしかしたら今回は助けられないかもしれない」
気を送っても血がないとなると難しい、だが助けられるだけ助ける、もうこんなことはさせない。
「まったく嫌になっちゃうわよね」
小室さんが椅子に座り重心を後ろに傾かせ揺らしながら愚痴っている、やり過ぎて後ろに倒れなければいいのだが大抵は倒れるんだよなぁ。
「でも戦わないならいいじゃないカオリ、ねぇタケシもそう思うわよね」
五十鈴さんがタケシに振っているが、タケシはあまり良い顔をしていない、きっとこの先の事を考えてるんだな。
「ユーヤ心配事?」
「レンゲ・・・まぁそうだね、タケシも思ってることだけど、これは時間稼ぎだよ」
レンゲが俺の顔を見て聞いてきたのでみんなに正直に話した、俺たちが今話しているのは戦争の話だ、なんでも相手側から休戦条約を結ぼうという話が来たそうなんだ。
こちらも機体の修理をしたいから飲むだろう、だがこれは向こう側に有利だ、あの短時間で魔導巨神を2000機も作ってきたんだ、今のままで時間を与えるとそれだけ敵の戦力が上がる、今のうちに潰しておきたいな。
「主君、また一人で行くでござるか、拙者も」
タケシが察してきた、黒幕はもうわかっている、あの捕虜になった子が話してくれたんだ、もう場所も特定している。
言うまでもないが彼は既にあの村に送った、捕虜の兵士を飛空艇に乗せて待機中なんだ、一人二人くらい移動させても問題ないんだ。
「タケシはみんなを守ってほしいんだ、ここの人たちは少し注意した方が良い」
オーラ的には今の所問題ない、だがここの人たちは揺らぎがあるんだ、向こうとの話し合いがされた後手の平を返すかもしれない、そうなったらここで奇襲を受けるかもしれない、その為の備えはしておきたいんだ。
「わ、分かったでござる、命に代えても」
「タケシ前に言ったでしょ、命を賭けるんじゃなくみんなで力を合わせて切り抜けるんだよ」
俺は心配だ、タケシはまだ気の扱いを完全にマスターしていない、覚えた力が強大で扱いに戸惑っているって感じなんだ、もっと周りと協力しないとダメだ、戦闘が終わった直後に会った時よりは良くなっているが俺の時の様に負の力に飲まれそうだった見たいなんだ、五十鈴と話し少しは良くなっていたがまだ心配だったのでタケシの気を少し安定させたんだ、俺の時の様にさせてたまるか、絶対に防ぐぞ。
「安心してよユーヤさん、あたしたちが見張ってるわ」
小室さんが胸をたたいて言ってきた、だからそれは良いから椅子を傾けるのはやめた方が良いのでは?
「カオリは頼りない、私が」
レンゲも胸を張っている、タケシも五十鈴も頷いているし、まぁこれなら問題ないかな。
「じゃあ念のためにみんなに装備を渡しておくよ、収納から出してっと」
付与をかなり上げた装備で素材はキメラだ、武器はオリハルコンを使っている、付与はステータス3倍とかにしてあるやつだな、これで相手が不意に攻撃して来ても対応が出来るだろう、もちろんあの腕輪も渡したぞ。
「ん、似合う?」
レンゲが装備に着替えて俺に聞いてきた、キメラ装備は肩にヘビの顔が付いていて胸の部分がライオンだ、これでスカートだったら豪華なチャイナドレスみたいになったかもな。
「似合ってるぞ、レンゲ」
「んふふ~」
頭を撫でながらそう言ったんだがすごく嬉しそうだ、そしてみんなも装備を着て準備は万全だ。
「じゃあ俺は行くよ、ファラ行くぞ」
「うんなの!」
ポーションなどをマジックバッグに入れタケシに渡して置いた、こんなことなら魔法銃を扱える練習をしておくべきだったな。
「後はマリアンナに連絡して俺が外出することを話しておくかな」
マリアンナたちには既にネックレスとかを渡してある、なのでステータス的には問題ないだろう、後は会議が終わった際注意するように言っておくくらいか。
「って事ですマリアンナ様、十分注意してください」
「なるほどね、じゃあその時はディラたちの出番ね」
ディラたちがマリアンナに礼をしていた、2人もかなりの装備を渡してあるからな相当自信を持っている、問題は飛空艇などを攻撃され動けなくなることだ、中型の飛空艇は俺も改良してちょっとの攻撃なら弾き飛ばす、だが相手が魔導巨神になる可能性を考えると壊されるかもしれないんだ。
「じゃあ飛空艇の警備は私たちがするわ」
「マリアとセーティア頼んだよ」
飛空艇には捕獲した兵士を運ぶ予定だ、そして会議前に行うのだがあらかじめ作戦を建てられている可能性もある、その時はこちらも応戦する、飛空艇には迎撃用の機銃を付けているからな。
「ユーヤ君がいないと少し心配だけど、まぁ仕方ないわね、そっちも気を付けてね」
「ええ分かっていますよマリアンナ様、でも僕の方が早く済むと思います皆さんに言ったのは念の為です、じゃあ行ってきます」
みんなに挨拶をして俺はカルマの気が感じられる方角に向かって飛んだ、気の感じから街とかではない。
「この感じあの研究施設と同じだ、それもかなりの規模になっている、すごくいやな物を見る覚悟をして行かないとな」
人の気が万単位固まっているんだ、あの施設の数十倍の規模で作っているんだろう、それも気がかなり小さくなっているんだ、恐らく短期で血を集めたせいで命が尽きる寸前なのだろう。
「ポーションは血の補給は出来ない、もしかしたら今回は助けられないかもしれない」
気を送っても血がないとなると難しい、だが助けられるだけ助ける、もうこんなことはさせない。
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