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1章始まり

7話 初の侵入者

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私は取り敢えず、二人で出来るリバーシを作って見ました。



「ほんとに作れるのねー、失敗してばかりだから出来ないんじゃないかと思ったわ」


『考えた物が出てくるから、便利でしょマコッチ、それに製作で使うのはDPじゃなくて魔力なの、それも少量だよー』


なるほど、初回は魔力で次からはDPで交換できるのね。



「これで暇が潰せるわね、マリンやりましょう」

「はい主人さま」


マリンの後はキュリーも参加して、3人で交代で楽しみました。

もちろん他のゲームも作ったよ、トランプとか将棋やチェス何かをね。

でも肝心の家庭用ゲーム機がまだ作れないです、あと少しですね、基盤からは作れましたから、その先で少しずつ作っていきます。



そんなことをしている内に何日か経って、ステータス画面が急に出てきました。



「え!?何で?念じてないのに・・・なんか観察の文字が点滅してるけど、ねえスイちゃんこれなにかな?」


『ああ、ダンジョンに侵入者が来たんだねー』


な、何ですとー!?



「た、大変!早く確認しないと」


私は観察を念じて選択しました、するともう一つ画面が出てきて5人の人が映っていました。







「ちょっとリサほんとに洞窟じゃないよ!」


「ええティア、やっぱりここダンジョンね、リン先頭に行ってくれる?」


「ホーイ、あ!罠発見、ヴェルちゃん道具出して」


「ん、アンナ後方、敵」


「あ!ほんとだ、リサ行くぞ」


リサと呼ばれた片手剣の人と、アンナと呼ばれたナックルガードの人が、一角ラビットに攻撃して倒しました。





「なんか、振った剣が消えたんだけどスイちゃん」


『私は見えたけど、この人たち相当強いんじゃないかな?』


この人たち強いのね、ふむふむ。



「20階まで来ないよねスイちゃん」


『どうかな?初見だから平気だと思うけど、それにマリンとキュリーがいるから平気だよ、気になるならスキルの索敵を使って見れば?』


私はそう言われたのでスキルを使って見ました。


・冒険者

【名前】
リサ

【年齢】
21歳

【種族】
人族

【職業】
剣士

【レベル】
27

【HP】
20500

【MP】
6600

【ATK】
20500

【DEF】
20500

【INT】
6600

【AGL】
20500

【称号】
無し

【スキル】
身体強化
レベル2

剣術
レベル3

エリアサーチ


・冒険者

【名前】
アンナ

【年齢】
20歳

【種族】
人族

【職業】
格闘士


【レベル】
25

【HP】
16500

【MP】
5600

【ATK】
16500

【DEF】
16500

【INT】
5600

【AGL】
16500

【称号】
無し

【スキル】
筋力強化
レベル1

格闘術
レベル3

闘気術
レベル1

鑑定




・冒険者

【名前】
リン

【年齢】
19歳

【種族】
人族

【職業】
シーフ

【レベル】
25

【HP】
16000

【MP】
6000

【ATK】
16000

【DEF】
16000

【INT】
6000

【AGL】
16000

【称号】
無し

【スキル】
素早さアップ
レベル1

短剣術
レベル3

投擲
レベル2

罠解除
レベル2

シーフの勘

マップ作成





・冒険者

【名前】
ヴェル

【年齢】
331歳

【種族】
精霊種
(エルフ)

【職業】
魔法士


【レベル】
20

【HP】
3500

【MP】
14000

【ATK】
3100

【DEF】
3100

【INT】
14000

【AGL】
3100

【称号】
無し

【スキル】
MPアップ
レベル1

両手昆スキル
レベル2


魔法
火レベル3
水レベル2
風レベル2
氷レベル2
土レベル2
雷レベル3

鑑定



・冒険者

【名前】
ティア

【年齢】
21歳

【種族】
人族

【職業】
回復魔法士


【レベル】
24

【HP】
5500

【MP】
28500

【ATK】
5100

【DEF】
5100

【INT】
28500

【AGL】
5100


【称号】
無し

【スキル】
MPアップ
レベル1

両手昆
レベル2

光魔法 
レベル3

鑑定








「ふむふむ、冒険者のステータスは分かったわ、索敵スキル便利ね」


『でしょでしょ』


スイちゃんが嬉しそうです、これであの幼女たちが強い事が分かりました、桁が全然違いますもんね。


私はステータスを見た後画面を見始めました、冒険者の1人リンって人が罠を解除しています。




「はい、解除っと・・・なんかさーここの罠しょぼいよぉー」


「良いじゃねえかリン、死ぬよりましさ、それよりここの採取物だろう、なあヴェル」


アンナって人が言っていますね、採取物はただ設置しただけなんだけど、何か違いがあるのかな?


「うん、ここすごい、外であんなに生えてたの、頷ける」


冒険者たちが何か言っています、外で何か変わったことでもあったのかな?後でバンヨウに聞いてみましょ。



「後は固定型か成長型かね、あ!宝箱よリンお願い」


「ホイホーイ、任せてリッちゃん」


固定型と成長型?ダンジョンの種類かな。



「でも今のところモンスターも魔石と素材は必ず落とすし、固定型でも十分利益になりそうだよリサ」


「まあそうだけど、報告に必要なのよティア」


固定型と成長型、どうやらダンジョンの種類で確定ね、てことは成長型は日々変化しているダンジョン、ってことかな。

後はモンスターが落とす物か・・・そう言えばそう言った配分ってどうなってるのかな?



「ねえスイちゃん、ドロップ率って何が影響してるの?」


『何処も反映されてないよ、ドロップ品の良し悪しはポイント割り振りの運が影響してるけど、必ず出るのは、マコッチが作ったダンジョンだからだねー』


スイちゃんが答えてくれました、どうやらダンジョンマスターが影響してるのね。


「私が作ったからなのね・・・まあいいわ」


私はまた先を見ました、侵入者たちは10階のボス前に来ています。






「ねぇリッちゃんこの扉ってさー」


「リン気をつけて、おそらく階層主の部屋よ、そのまま中を見て確認して」


「ホーイ・・・んとね、大きなオークがいるね」


「ジェネラルじゃねえか?どうするよリサ」


「アンナもちろん戦うわ、幸い回復の泉が置いてあるわ、回復して作戦を決めましょう」


冒険者たちが回復しながら話し合っています、さあどう戦うのかしらね。


「じゃあ連携はいつも通りでいいのねリサ」


「ええティア、最初は戦闘に参加して、いつものタイミングで回復にさがってちょうだい、じゃあ行くわよ」


「ん、詠唱、始める」


その後の戦闘はすごかったです。

ヴェルってエルフの人が魔法を詠唱している間に、他の4人がオークジェネラルを巧みに攻撃していました。

とどめはもちろん、エルフっ子の水だか氷の矢です。

10本くらいが飛んで行って、オークジェネラルがまともに食らって消滅していました、ドロップ品は肉と魔石小と宝箱でしたね。



「やったねヴェルちゃん、あ!宝箱だ⁉︎確認するねリッちゃん」


「お願いリン、私たちはドロップ品を拾ってるわね」


冒険者たちが休憩をしないでドロップ品を拾い始めました、それだけ余裕だったのかな?


「ほんとにここのドロップ品はいい物ばかりね」


「ん、ティアに賛成、このドロップしたオークの肉は、きっと美味しい(じゅるり)」


「全くヴェルは食いしん坊だな、まあ途中のイチゴとキノコは美味かったけどよ」


そうなのよね、クリスが拾ってきてくれた物も相当に美味しかったです、もっと大量に取れたら加工もしてもいいかもね。


「ふふそうねアンナ、さあリンの所に行きましょ」

「だな、どんなもんが入ってるのか楽しみだぜ」

冒険者たちが宝箱に集まってきました、さあ何が入ってるのかな?



「リッちゃん罠なかったよー」


「ありがとうリン、じゃあ開けましょ・・・何かしらこの石と紙、ヴェル『鑑定』をお願い」


「ん『鑑定』・・・石は移動石、10階ボス部屋の、次の部屋に移動できる、紙はスクロール、中身は危機感知」


「危機感知!?すごいじゃないヴェル」


「リサ、そんなにすごいの、この紙」


「ええティア、確かスクロール屋で銀貨8枚で売っていたわ、売れば銀貨1枚は確実ね」


「ぎ、銀貨1枚!(ゴクリ)」


ティアって人が驚いているわ、なるほど銀貨1枚で大金なのね、覚えときましょう。



「これは早く街に帰ってギルドマスターに報告ね」


「ああそれがいいな、固定型だったとしても、ここは異常が付くだろうしな」



その後は次の部屋で転移して戻って行きました。



「ねえスイちゃん、あの石って標準装備なの?」


ボスから出た物は私の知らない物ばかりで、あの人たちが驚くほど高価なものでした、これはスイちゃんに聞いておかないとね。


『ん!そうだね、ボス階層を作ると自然にドロップするようになってるよ、しかも持ってるPTには出ないという優れモノで、何度も使えるんだよー』


なるほど、ボス階層を作ったからなのね、じゃああの紙も特別に出たのかしら?まあいいわ。



「これでますます情報が行くかしらスイちゃん」


『そうだと思うよ、良かったねマコッチ、ガンガン来てもらえるかもよ』



【所持DP】
15億6287万465P

【DP収入】
冒険者
60500P

吸収率2倍効果
60500⇒12万1000P

【残りDP】
15億6299万1465P
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