異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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5章戦

86話 待ちです

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「会議が始まってもう3日何だけど、まだ連絡が来ないわね」


『いいじゃんマコッチ、ダンジョンの事が出来るんだからさ』


スイちゃんがすぐに言ってくれました、でもね待ってるのは暇なのよ。


「まあね、でも最近はダンジョンも安定してきたから、マリンとキュリーだけで充分なんだよね」


『そうだけどさ、じゃあ3村にあるあの変わった建物を外に出して、実験でもして見たら?』


スイちゃんが言っている変わった建物とは、水車小屋の事です、ダンジョン村は風が吹かないので、水の流れを利用する物を作れないかと考え、使い始めました。

おかげで製粉がはかどってます。


「それはもうしたわよ」


『え!?何処で?』


「アレンの領地じゃないわ、温厚な魔王のとこでよ、まあ教えたのは風車だけどね」


もう結構前ね、戦争が始まる前くらいかな?


『そうなんだ、それって何が違うの?』


「動力が違うだけで用途は同じなのよ、まあ水を引くのにも使えるけどね」


温厚な魔王には伝書ハトを送った際、お近づきのしるしに食料とか加工物を渡しました、そうしたらすごく喜んでくれたのよ、だから少し教えたの。


「アレンの領地でも風車が使えるのよねぇ、今度教えようかしら」


『それがいいんじゃないかな、まあアレンの領地はもうかなり栄えてるけどね、マコッチのおかげで』


「まあね、後はダンジョンの冒険者たちがもっと下に進んでくれることを願うわ」


今リサたちが一番先を行っています、私が装備をあげたからなんだけど、フィールドフロアを抜け46階まで来てるのよ、とても頑張ってるわ。


『じゃあ後は他のダンジョンマスターのとこかな』


「そうね一度話したけど、私と同じ感じで突然ここに来たって言ってたわ、ゲームをやらない子だったのは少しがっかりだけど、手探りで作ってるって言ってたのよ」


一番ダンジョンを深くしていた子がそうなの、黒髪を腰まで伸ばしていたかわいい女の子、名前はシオンちゃんって言って、なんと!60階まで作っていたのよ、そして使っているモンスターは大きくて、強い系だったわ。



「まあ手探りで気長に作ってるって感じね、近くに街や村が無いからDP回収に苦労してるみたい」


『だから奴隷の人で冒険者をしたいって人を向かわせて、中で探索させてるんだね』


結構前の話ね、最初は実験で私の冒険者モンスターに獣人や人族と他種族になれる指輪や首輪を渡してDPになるのかを試していたの。

そこのダンジョンマスターに通信で聞いたら、ちゃんとDPになってるそうよ。

それからは冒険者をしたい人達を入れたのよ、せっかく同僚が頑張ってるんだもん、手伝いたいじゃない。


「当然ね、優秀な子には支援をするわ、何もわからないで60階まで作ったのよ、すごくない!」


出来る子にはご褒美をあげないとね、他にも情報をあげてるわ。


『おまけに筋トレでDPを稼いでいたんだよね』


「うぅ、そうなのよね、きっと運営側もあの子を大切にしてるのよ、だからこの前のも筋トレなのよ」


10日前にイベントがまた開催されたのですが、筋トレなのですよまったく。

他のダンジョンマスターにも聞いたんだけど、その方が良いって言われました、ゲームよりもよ。


私的にはとてもがっかりなのよ、でも頑張ってる仲間がいると思うと助けたくなるじゃない。


『じゃあこれからその子のダンジョンを支援するの?』


「これ以上はしないわ、噂になると今のあの子じゃ対処できないもの」


シオンちゃんのダンジョンって魔族の領地なのよ、私と仲良くなった温厚な魔王のね。

魔族は強いからすごく心配なの、だから私は今のうち手を打っておくわ。


『そうなの?もっとがんがん行くのかと思ったのに』


驚いてスイちゃんが言ってきたわ、出来る子でも範囲がありますからね、大切にしますよ。


「スイちゃん、ものには順序ってのがあるのよ」


『へぇ~マコッチでもそう言う時があるんだ、へぇ~』


何よ私でもって、私はいつも効率を考えてるのよ安全にね。


『まあいいや、じゃあ今は何をするの?』


「そうね、取り敢えずさっき言ってた風車と水車を広めましょ」


『マーコト商会でやれば早いもんね』


今や私のマーコト商会は有名になったんですよ、就職希望者も殺到していて大変ですけどね。

就職希望者の多さのおかげで、他の街や村にも店を作りエントロス国の外に広まりつつあるわ。

ジェミルゴス王国からは撤退しました、これは無言の圧力なのよ。


「ふふ、そうねみんなにはボーナスをあげないとね」


これだけ早く出来たのは、みんなの頑張りと大量なガチャと輸送が簡単なおかげよ。

輸送のほとんどを私のダンジョンで行っているのは当然なんだけど、輸送で使ってるあのメタルタートルはなんと!自分たちでダンジョン内の転移が出来るんですよ。


私が作った戦争の量産兵士たちが食料生産設備とかで商品を作ってマジックバッグに収納、それをタートルたちが私を介さず転移で運ぶ、もう完璧よ。

もちろんお休みはあげてるわ、働き過ぎはいけないし、数がいるからローテーションを組んで効率良く出来てて全然支障がないのよ。

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