異世界でDP稼いでたら女神って呼ばれちゃった

まったりー

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8章聖戦?

144話 休憩

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中立国の戦争が移動と報告待ちになったので、私たちはダンジョンを見ることに集中しています。


「ほんとこの子たちを見てると和むわぁ~」


アルエドのいるPTの事ね、丁度研究施設にいるのよあの子たち。


《施設の中で》


「フム、やはり魔力伝達効率はミスリルが一番かのう」


「そうだなぁ~やっぱりこれを使うか、オリハルコンなら更に良い物が出来るしな」


どうもシャラです、私たちは今アルエドの家の地下にいます、もうこの家が私たちの拠点と言ってもいいかもですね。

そして今、鉱石を使ってアルエドとデデルトが何やらしているんです、私たちは横で薬草とかの調合ですね。


「また何かアルエドが言ってるわ、テト止めてきて」


「はいなのーアルエドやり過ぎはダメなのー!」


テトがアルエドの背中に飛び乗って言っているわ、あれが一番効果があるのよ。

こうしないとオリハルコンとか、アダマンタイトってすごい素材を使いたがるの、あるのが当たり前みたいにね、まったくどこの研究者よね。


「テトか、わかったよ、じゃあデデルトこっちを使おう」


「フム銅鉱石か、じゃがそれだと耐久が足りんぞ」


「そこはこうだな」


2人がまた話し合っています、まあ無理をしてないみたいだからいいかな、テトも見てるし。


「ネローネそっちはどう?」


「いいネ、十分あまい匂いがしてるネ」


私とネローネは、アルエドが作った味の良いポーションを作っています、これを沢山作って王都でレシピを売ろうと思っているんですよ。


「うん、これだけあれば宣伝には十分ね」


下級と中級と上級が50個ずつでHPとMP、それとスタミナのポーションができました、他にも状態異常回復薬も作ったんです。


「やっぱり11階からの素材はすごいネ」


ネローネも言っているように中級の素材は自分たちで取れるようになりました、でも上級はまだです。

この施設にあった物を使いました、アルエドが使ってくれって引かなかったんですよ。

恐らく、あのダンジョンの隠し部屋にあったのではないかと私は考えています、じゃないと使って良いとか言わないですよあんな高価な素材。


「中級の素材になるモンスターばかりだったものね、でもここに来ていた冒険者たちは作らなかったのかしら?」


店に売るだけでも結構な額を貰えますが、薬にしたらもっと良い値が付くんですよ、もしかして知らないのかしら?


「それを言うならこっちもじゃシャラ」


私とネローネの話にデデルトが入ってきて糸のような物を持ってきました。


「どうしたの?」


「これは今作ったんじゃが、下級の銅鉱石を使っておる、普通の鉱石だとこうはいかんぞい」


デデルトが言うには鉱石にも品質があって何か不純物が多かったりするそうよ。


「それが無いからこんなことも出来るって訳ね、でもそれ何に使うの?」


「うむ、今のままではダメじゃ、じゃが」


デデルトがアルエドを見ています、アルエドが同じ物で色が違う物を持ってるわね。


「これはデデルトの持ってる銅線にミスリルを塗った物だ、メッキって感じだな」


「へぇ~そんなことも出来るのね」


鉱石とかは私の専門外なの、だから簡単に返事をしたんだけど、デデルト達はそうではなかったみたい。


「シャラ分からんのか、これは革命じゃ!」


「そうだぜ!ミスリルをこんなに薄く塗るなんて普通は出来ないんだ」


話を聞いても良く解らなかったわ、ロープより頑丈だとか、魔力の伝達率がすごいとか言ってるわ。


「要は世界初なのね、それでそれを王都で宣伝するの?」


「おうよ、デデルトと一緒に鍛冶ギルドに行ってくるぜ」


2人が喜んでいます、なにに使うか解らないけど、まあ頑張ってね。


「じゃあそれぞれギルドに出す物も出来たし、今日は休みましょ、明日から移動が大変なんだからね」


「あぁ~それなんだがシャラ、ちょっと相談だ」


アルエドがこういった反応をする時は大抵すごい事を言ってきます、いやな予感がするわね。


「一体何を言おうとしてるのかしら?」


「いや俺じゃねぇんだ、その・・・あの人が会っても良いって言ってるんだ」


あの人!?ついにアルエドの言っていた人に会えるのね。


「明日、出発前になるんだがどうする?」


「もちろん会うわ、みんなもそうでしょ」


みんなを見たけどもちろん頷いていたわ、アルエドを支援しているあの人、いったいどんなすごい人なのかしら。


「でもちょっと怖いの」


「そうじゃな、そんな凄そうな者と会うとなると粗相のないようにせんとな」


「無理ネ、ワタシそんな作法出来ないネ」


まあ支援をしてるって事は貴族でしょうからね、私だけにした方がいいのかしら?


「ああ、それは心配ねぇよ、あの人はそこらへんは分かってる」


「そ、そうなの?それならいいけど一体どんな人かしら?」


今なら教えてくれそうだから聞いてみたの、そしたらとんでもない事を言ったわ。


「ああ、守護の女神マコッチ様さ」
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