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ウィルフレッドの手紙7
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王都の店で綺麗なアメジストのネックレスを見かけた。今でも脳裏に焼き付いている。君の綺麗な紫色の瞳が今でも鮮明に思い出せる。アメジストにそっくりな君の瞳。その瞳に映るのは俺であって欲しい。俺だけを見つめて欲しいなんて、わがままだろうか?いつかその瞳の視線を独り占めできる日が来れば嬉しい。今、君のアメジストのような瞳は何を見ているのだろう。今日の昼間は晴れていたから、今夜は星が綺麗に見えそうだ。もし同じ空を眺めていたらと思うと、同じ時間を共有しているようで嬉しく思うよ。その瞳で空を見上げていて欲しい。俺も君を想って空を眺めるよ。
I like you just the way you are.
(そのままの君が好き)
ウィルフレッド・アバンス
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【ウィルフレッドside】
アメジストの宝石は本当にレティシア嬢の瞳のようだ。あの紫の瞳に見つめられたい。あの瞳に映るのは他の誰でもなく俺がいい。今夜は星が綺麗に見える。同じ空を眺めてはくれないだろうか?星空のデート。いつしかそんな事もしてみたいものだな。
【レティシアside】
アメジスト・・・そんなに色、似ているかしら?団長様だけを見つめる?私が団長様に恋焦がれているみたいじゃない。星空を眺めるね・・・ふふっ、アバンス団長様って、意外とロマンチストなのね。空を眺めるのは嫌いじゃないわ。まぁ、いいわよ。聞いてあげる。だって、互いにわかるものでもないものね?
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次回
やはり君に勝る者はいないようだ
私の心はすでに君のものだ
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