文月黒

文月黒

ひよっこ物書き。好きな時に好きなものを書く。小説家になろうにも棲息している。
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恋愛 連載中 長編
その日、王都より遠く離れたベルガー子爵領は、俄かに浮き足立っていた。 何せ、ついに領民一同が待ち望んでいたベルガー子爵の結婚相手がやって来るのだ。 ちょっとだけ(当領比)特殊な領地の強面領主に嫁いで来たのは、王都の男爵家の末娘・マリア。 だが、花嫁は領主であるベルンハルトの顔を見るなり泣き出してしまった。 最悪な顔合わせをしてしまったベルンハルトとマリア。 慌てるベルンハルトの腹心の部下ヴォルフとマリアの侍女ローザ。 果たしてベルガー子爵領で彼らは幸せを掴めるのか。 ハピエン確定のサクッと読めるギャグ寄り恋愛ものです。
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文字数 66,696 最終更新日 2025.12.22 登録日 2024.09.23
恋愛 完結 短編
「王子殿下。わたくし、今後もお茶はご一緒しますけれど、お菓子は頂かないのでご用意頂かなくて結構ですわ」 真昼の薔薇庭園。 名前の通り多種多様の薔薇が美しく咲き誇る庭園の一角にある東屋でマリフローラ・アウロラ伯爵令嬢はそう宣言した。 伯爵家に生まれ、蝶よ花よと育てられた彼女であるが、長年かけて何よりも自身の身体を甘やかしてしまっていたのだ。 王子の婚約者に選ばれた際、幸せのあまり興奮して熱を出して寝込んだマリフローラは不思議な夢で『ダイエット』なる知識を得る。 ──このままでは(成人病的な意味で)死ぬ。 知識を得たマリフローラは自身の(健康の)危機的状況に恐れ慄きダイエットを決意。 しかし王子はそんなマリフローラに難色を示す。 「だって君が痩せるってことは世界に対する君の割合が減るってことだろう。私の世界から君を奪わないでくれ……」 「何を仰せなのかわかりかねますわ」 甘やかして育て過ぎた自分のワガママギガマシュマロボディから脱却すべく健康を目指して痩せたいマリフローラと、それを阻止したい婚約者の王子アルテュール。 果たしてダイエットの行方は──? マリフローラとアルテュール、二人のヘルシーラブストーリー。 ※容姿・体型に対する誹謗中傷の意図は一切ございません。
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文字数 10,640 最終更新日 2025.08.22 登録日 2025.08.22
恋愛 完結 短編
──私、ルチルアンナ・ローエンシュタインが一夜にして家族を失ったのは、冷たい雨が降る冬の日の事だった。 両親を失い、両親の友人であるユヴェーレン伯爵家に預けられることになったルチルアンナ(通称ルチア)は、ユヴェーレン家の男女の双子・姉ラピスラズリと弟ラズライトの話し相手兼世話係となる。 双子に懐かれ、ラピスラズリの家庭教師としても頑張るルチア。 しかしラズライトがルチアが担当する姉の授業にも度々顔を出すことを不思議に思っていた。 数年が経ち、ラズライトが貴族子息の通う寄宿学校に入学する前夜のこと。 中庭に連れ出されたルチアはラズライトからプロポーズを受ける。 五歳も歳が離れているラズライトからの突然の求婚に驚くルチアだったが、これは全ての始まりに過ぎなかった。 一途で健気でちょっぴり不穏なラズライトと聡明でありつつもどこか鈍いルチルアンナ。 長年に渡るひとつの初恋の物語。 ※婚約破棄、ザマァ要素皆無の穏やかなお話です。
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文字数 18,751 最終更新日 2025.08.07 登録日 2025.08.07
ファンタジー 完結 短編
ジレ子爵家の嫡子エルヴェは非常に困惑していた。 学園への編入初日にして有力貴族の子息達に目をつけられてしまったのか、寮へと戻る途中に体格の良い上級生達に囲まれて、あれよあれよという間に見知らぬ部屋に押し込まれてしまったからだ。 そしてそこで待ち受けていた先輩にエルヴェは問い掛けられる。 「君は──婚約破棄ビジネスというものを知っているか」 憂える貴族子息達のほんの一幕の短いお話。
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文字数 7,863 最終更新日 2024.09.15 登録日 2024.09.15
日々徒然を書く日記的なもの。※不定期更新
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小説 213,619 位 / 213,619件 エッセイ・ノンフィクション 8,454 位 / 8,454件
文字数 3,402 最終更新日 2024.08.26 登録日 2024.03.23
ファンタジー 完結 短編
アレクサンドラ・ジェッテ・ブランシェス侯爵令嬢、通称レディ・アレクサンドラは、今日も侯爵家の有する美しく広大な庭園の一角にある、家族しか入る事を許されないプライベートエリアでお茶の時間を楽しんでいた。 ほんの二ヶ月ほど前に自身が巻き込まれた婚約破棄騒動において、事前に入手していた情報をもとに相手側をコテンパンにやっつけて、その憐れな様をご覧なさいと高笑いしてスッキリしたまでは良かったのだが、その時に情け容赦無くコテンパンにし過ぎて社交界でほんのりと孤立してしまったのだ。 そんな彼女のお茶の相手は、ひょんな事からアレクサンドラが封印を解いてしまった自称・上級悪魔。 「そう言えばさァ、何とかって名前の貴族の息子が恋人の後追い自殺したんだって?」 悪魔がもたらした世間話に頷いていたアレクサンドラはふと疑問を抱く。 遺された日記、遺書、恋人からの贈り物。 死せる令嬢の遺したメッセージは何を意味していたのか。 悪魔と共に、アレクサンドラは抱いた疑問を解く為に立ち上がる。
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小説 213,619 位 / 213,619件 ファンタジー 49,741 位 / 49,741件
文字数 18,382 最終更新日 2024.05.14 登録日 2024.05.14
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