夢から覚めるなら殺して〜虐待を受けてきた白狼、天才科学者はなんとか助け出すが、歪んだ性知識と無知な性知識、いつになったら幸せになれるの？

２、別れ

22.警察突入

ピンポーン


「はーい、今開けます」
インターフォンに顔見知りの警察の顔を確認し、アキラは扉を開ける。


玄関の鍵を開け、扉を開くと
すごい勢いで警官達が入ってきた。
その数数十人

「なっなんですか、この数は！迷い人ですよ危険人物ではありません！」

アキラは声を張り上げて警官たちを止めようとするが、次々に入ってくる。

「ちょっと勝手に入らないでください、ジョンが怯える」

「いました！魔獣です」

リビングにの方から警官の声がする。

「なっ！そんなわけあるか、ジョンは人狼だぞ、人狼が亜人に認定されたのも知らないのか？」

警官の言葉に怒りを感じながら、リビングに向かう。
止めようとする警官をうるさいっと払い除けながら。


そこで見た光景にアキラは青ざめた

何人もの警官に刺又で部屋のコーナーにジョンが追い詰められている。

ジョンは明らかに怯えて歯を向いている。

「気をつけろ、歯を向いているぞ
噛まれたら大変だ」

違う、危害などくわれるわけないだろう？
何をしてるんだ

「あらあら、まだ捕獲できていませんの？それにしも殺風景なお部屋ですこと」

ヒラヒラの花柄のロングスカートに胸元の空いたピンクのふわりとしたシャツ、頭には白い大きなツバの、長いリボン付きの帽子をかぶってる。

しかし、かなり大きい、身長は190近いのではないだろうか？しかもかなりのマッチョだ。開いた胸元からは立派な胸筋が見られる。

顔にはバッチリメイク、つけまつ毛はバサバサと音がしそうだ。

なんだ、この人は？
あったことのない人物にアキラは呆気にとられる。